スピニングタイラバのハンドルについて

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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前回リポートした釣行で使用したレバーブレーキのタックルについて紹介します。

使用したリールは『17モアザン2510-PE LBD』(ダイワ)のリブレのハンドル仕様です。従来からの変更点はシングルハンドルからダブルハンドル『WING100』に変更、ハンドルノブは『EP37』から『EF30』へと変更し若干小型化しました。

リブレHP参照

シングルハンドルよりもダブルハンドルの方がメリットがあると思ってはいたものの、従来品ではノブの形状が大型のみを対象とする場合にむいておらず、この釣りに使用を控えていました。

今回使用したハンドルは先行販売の限定品ですが、ダブルハンドルに新型のノブ(さくらリミテッドのクランク120に付いているので最適なのは理解していました)が付いていて、
大型をかけてもファイトが楽にこなせるので、これならと思い購入しました。

効果は予想通り、フォール中に不意のヒットがあっても迅速に対応でき、またバランサー付のシングルハンドルよりも自重があるので、このタイラバ等にも非常に使い勝手が良いと思いました。

なお、以前の記事でも書きましたがレバーブレーキを使う釣りは、使用するルアーの重さによりハンドル(ハンドルの重さ)を変える必要があります。

これはハンドルが抵抗になるためです。何度も書いていますが、シングルハンドルのバランサーがないものは、タイラバやジギングなどある程度重たい鉛を使う釣りには向きません。

単純に落として釣れたではなく、意図的にフォールを演出して食わせの間を作るには、ハンドルの自重を抵抗にして回転を緩やかにし、細かい調整をレバーでするというやり方が本来のレバーブレーキを使用したオフショアでの釣りになると考えています。

あくまでレバーブレーキはアシスト程度で考えてもらえれば良いかと思います。

なお、回転速度が落とせないまま、うっかり着底させるとバックラッシュしますので、この点にも注意が必要です。

この釣り方はやっている人が少ないせいか、ハンドルの役割が軽視されるように感じられます。

何度も書いていますが、ただ単に「フォールで釣れた」を求めるのなら、ベイトでも事足りるし、普通のスピニングリールのフリーフォールでも魚は食ってきます。

私はバーティカルのスピニングスタイルで、レバーブレーキではない普通のスピニングリールを使って何百匹も魚を釣ったこともあり、ブリも根魚も真鯛も普通に食うことを確認しています。

よく陥りがちなのは「スピニングリールのフリーフォールは速すぎるから魚が追えない」と考えることですが、ずっとスピニングタックルを追求してやっていると、それは間違いだとわかりました。

ジギングでもそうですが、タイラバもただ巻くだけで食うではなく、如何に食わせる状況をイメージして、その日の海の状況に適合させて食わせるかということが重要です。

個人的にはレバーブレーキを使用した釣り方は、ある程度やり込んでいる人にはその効果が理解できると思いますが、そうでない人には不要だと思います。むしろ、差額で上のグレードのリールを買った方が無難です。

現時点では、レバーブレーキでタイラバをするにはリブレのダブルハンドル(EF30仕様)が最適かなと思いますが、これも使うリールの癖に合わせて選ぶ必要があり、他のレバーブレーキのリールに付けてもしっくりこないことも多々あるので、購入の際には注意が必要です。

なお、どうしても純正のシングルハンドル(バランサーなし)を使いたい人は、ハンドルノブのサイズと重さ(材質)を調整すると大丈夫ですが、むしろそちらの方が手間とお金などがかかりますのでご注意を。

 



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