
レジャーフィッシング編集部スタッフが、釣りにまつわる疑問を「実験(ジッケン)&検証(ケンショウ)」する『ジッケンショー』。
今回のテーマは、
【水路などで手軽に採れるアメリカザリガニ(以下ザリガニ)でイシダイを釣ることができるのか?】
◇検証したのは編集部の「りょーた」と「テツ」の2人。イシダイは磯釣りの好ターゲットですが、2人ともイシダイ釣りの経験があまりなく難易度が高いため、今回は高知県室戸のカセ・イカダから狙いました。
アメリカザリガニは2023年6月より条件付特定外来生物に指定され、屋外への放出や販売は禁止されました。捕獲して他の場所で釣りエサとして使用する場合も、一度冷凍するなどして活きエサとして使わないほうが良いと思われます。環境省HP
今回の釣り場/きらがわ漁場(吉良川町漁協)
高知県室戸市吉良川町。イカダとカセからイシダイ、グレ、イサキなど色々な魚が狙えます。

イシダイ釣りのエサについて
イシダイ釣りでよく使われるエサといえば、赤貝やトコブシ、サザエやセト貝などの貝類をはじめ、ガンガゼやバフンウニなどのウニ類、その他にヤドカリやイセエビなど。
これらを時期やエサ取りの種類や数によって使い分けるのが一般的。けっこう値段のするものが多く、さらにイシダイ用のエサを置いていない釣具店もあるので入手が難しいことも。
今回検証するザリガニなら簡単に手に入れられるので、釣れるならエサのバリエーショのひとつとして使えます!
イシダイ釣りのエサにザリガニは使われると聞いたことはあるのですが、人気がある感じではなさそう。食いがよくないのか? そんな不安を抱えながらジッケンショースタート!
カセ(筏)からのイシダイ釣りタックル
検証(実釣)したのは2021年4月22日。
当日は室戸岬一帯にウネリが入っていて、海岸線には濁りがある厳しい状況でしたが、釣りはできるとのことで一安心。
りょーたとテツの2人は、船長さんのすすめで午前5時過ぎに「2号カセ」に上がりました。
使用したタックルはこちら。
今回のタックル(カセからのイシダイ釣り用)

エサはもちろんザリガニです。
今回のエサ《ザリガニ》

エサにするザリガニは、りょーたが用水路にて、大・中・小の3サイズを捕獲。
※捕まえたザリガニは他の場所に放流しないでください。

ザリガニはツメをはずして、尻尾側からハリを刺して写真のようにセット。ウニ通しを使って、仕掛けを通すのが一般的かも?
準備が整ったところで釣りスタート!