カレイ五目&ボートロック(タイラバ)/浜厚真沖(苫小牧市)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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午前はカレイ五目でババカレイキャッチ!

7月9日は、午前はカレイ五目、午後からはボートロック(タイラバ)に行きました。

午前中は前回に引き続きババガレイ(ナメタガレイ)をメインとしながら、マガレイなどの魚を狙うという釣り方でした。

当初は前回同様に非常に潮が速く、根掛かりの続出でウンザリしましたが、後半でパターンをつかむことができ念願のババガレイ(43cm)を釣ることができました。

途中、ババガレイのヒットパターンが全くイメージできず、一人だけ釣れない状況になり、年に1回あるかないかの最悪の日(日記に書いてある過去のこの状態で釣ることができた確率は2割ほど)と思って諦めていました。

しかし、マガレイが連続してヒットしたため、とりあえずこのパターンでやってみようと思っていたら釣れました。

1匹目がヒットした後、すぐにまた投入したところ連続ヒットし、わずか10分ほどで3枚釣ることができました。

年に1回ある最悪の日でも釣ることができたのは、非常にラッキーでしたが、常連の方や船長から教えていただいたことをその日の状況に結び付けてパターン解析できたのが釣れた要因でした。

サクラマスと同様に非常に難しいと思っていましたが、少し理解できるとその奥の深さに北海道の人がハマる理由が少しわかったような気がしました(楽しくてまた道具を増やしてしまいそうと感じました)。

今回の釣行では、事前にリスト化していた検証項目43項目のデータも取れ、どのようなパターンでヒットするのかのイメージも少し持つことができたので大きな収穫でした。
次回の釣行では、今回の釣行の不備事項の是正を図り、もっと腕を上げてまたババガレイを釣りたいと思いました。もう釣れるか釣れないかの綱渡り状態は精神衛生上こりごりなので、早く上達したいところです。

午後はボートロックタイラバ

午後のボートロックは、意外に濁りは入っていないので、魚さえ食い気があれば食うのかなと思い、午前中に念願のババガレイを釣ることができのんびりしていました。

当初の場所では、小さなマゾイやエゾメバルがヒットしてきて、なかなかキープサイズが出ませんでした。次の場所では、「いかにも出そうだ」と思っていた所、いきなりタイラバの巻き抵抗が変わり、アイナメがヒットしました。

えらい引くなと思いあげてみると、一目で50cmオーバーとわかる体形でした。この魚は52cmあり、ベイトはイカ飯サイズのイカでした。イカばかり食べているクエと同様に、身が少しイカ墨で黒くなっていました。

この時期にもうイカが入ってきてるのだと思い、早くまたスルメイカ釣りたいと思いました。この魚以外が食べていたベイトは小魚ベイトで、胃の内容物やフンの状態などからわかりました。

しばらくすると40cmぐらいのアイナメがヒットする中、居つきらしきソイがヒットしました。40cm前半の魚で、産卵後の個体とは異なり、なぜか腹の中に脂の塊がありました。

それから場所を外洋寄りに移動し、またやっていると今度は45cmのソイがヒットしました。今回は産卵後回復したソイが少しずつではあるが増えてきており、夏の到来を少し感じました。

その後はアイナメや普通サイズのエゾメバル、ソイなどが釣れ、サイズは小さい物の非常に楽しめました。

昼からのタイラバでは、船中最大のアイナメとソイを釣ることができ、改めて『セブンストレーラー』は大型には効果があると実感しました。今回は新しいセッティングでやってみたところ非常にバランスが取れており、ボートロックの最適セッティングと感じました。

いろいろとデータを取ることもでき、昼からの釣行も雨の中大変でしたが、とても楽しかったです。

北海道のボートロックについて

北海道のボートロックのタイラバについて、結構勘違いしている人が多いのですが、まず「浅いから=キャスティングタイラバ」ではありません。

常識的に考えればわかりますが、堤防と平行に船を流している状態で、下はテトラや捨て石がデコボコして連なったりしている中で、タイラバを投げたところで、テトラの中に入ったり、よしんばテトラの向こうで魚を掛けても、すぐにラインがテトラに触れてブレイクという状態になります。

そのため、私は基本的には投げますが、船の前方5m程までしか投げません。北海道の根魚は、青物や真鯛と違って、船のプレッシャーがあまりないような感じです。ですので、真下にタイラバを落としても普通に釣れます。

浅い所ではアイナメが昆布の上でのんびりしているのも見えることがあります(目の前にタイラバ通すとヒットすることも多いです)。

よほど潮がない場合は、キャストしてカーブフォールはやりますが、スピニングで慣れていない人にはまず無理なため、このボートロックに関してはタイラバのキャストはお勧めできません。

北海道のタイラバは、九州などと違い、根本的に釣れる魚が違うのがありますが、九州などのタイラバのセオリーはあまり通用しない気がします。

特に、ドラグをゆるゆるなどと考えている人にはまず50cmオーバーの魚は取れません。ワームを使う人でもエキスパートの人ならまだしも、底付近でヒットすることが多い日中のタイラバでは、ゆるいドラグではヒットと同時にラインを出されてブレイクという状態になります。

ワームを使う人でも初心者や中級者の方はよくこのような状態でラインブレイクしています。
所変われば釣り方も変わる、正に北海道に来てそれを感じました。

なんにしても平均サイズがでかいのがすごいです!
平均サイズが大きいので、ボートロックタイラバにおいてもPE0.8号以下の道糸はラインブレイクの可能性があがるため、あり得ない選択肢です。

ボートロックにおいては個人的にはベイトがお勧めです。使いこなせればスピニングという選択肢もありますが、前述のとおり根が荒すぎる場所を釣るので、タイラバのロストを局限するためにもベイトの方が無難です(船の下に道糸が行くのは重たいタイラバ(80g程)を使えば回避できます)。

 

 

《釣行メモ》

釣行日 2018年7月9日
潮汐 若潮
 満潮  13時06分
 干潮  06時09分
(苫小牧西)

《使用タックル》

竿 ライトゲームリミテッドH82-190、炎月プレミアムB72M シマノ
紅牙EX C-76MHS SMTT ダイワ
リール オシアコンクエスト201PG シマノ
18紅牙TW4.9(L)-RMハイパーカスタム、14モアザン2510R-PE ダイワ
ライン PE1号、PE1.2号
リーダー シーガーグランドMAX FX 3号、4号 シーガー
ハリ チヌ針4号、マイスターフック
タイラバ セブンスライド40~80g セブン

《エサ》

サシエ 青イソメ
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