釣りで使われる単位 フィート、インチ、ポンド、オンス、号数とは

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釣りで使われる長さや重さの単位は、日本で使われるメートル法(センチメートルやグラム)以外に長さでは「フィート(ft)」や「インチ(inc)」、重さでは「ポンド(ib)」や「オンス(oz)」もよく使われる。日本ではセンチやキログラムでの表記が一般的だが、欧米では現在でもフィートやインチ、ポンドなど表記が使用されているためだ。

日本でもバスフィッシングを筆頭に主にルアーフィッシングでは、長さはフィートやインチ、重さではポンドやオンスが使われることが多い。

ここではそんなフィートやインチ、ポンドやオンスをセンチメートル(cm)やグラム(g)への換算方法と簡単な換算表を紹介しよう。

長さの単位 フィートやインチの換算

in=インチ……1インチ=2.54cm
ft=フィート……1フィート=30.48cm
※12インチ=1フィート

フィート インチセンチメートル
6’0″(6フィート)約183cm
6’6”(6フィート6インチ)約198cm
7’0″(7フィート)約213cm
8’6″(8フィート6インチ)約259cm
9’0″(9フィート)約274cm

重さの単位 ポンドやオンスの換算

ルアーやシンカーの重さの表記によく使われるのがオンス(oz)。またラインの表記に使われるポンド(lbもしくはLB)も重さの表記。グラム(キログラム)に換算するとこうなります。

oz=オンス……1オンス=28.35g
lb=ポンド……1ポンド=約0.45kg
※1ポンド=16オンス

ラインの強さを示す「ポンドテスト」とは、例えば1lbだと重さ1lbまでの物を吊るす強さ(引っ張り強力)があるということ(欧米式のラインの強さ表示)。単位記号はポンドと同様のlbもしくはLBを使う。

オンス(oz)グラム
1/8oz約3.5g
3/8oz約10g
1/2oz約14g
3/4oz約21g
1oz約28g

ライン(ナイロン/フロロ)の号数・ポンド換算表

ナイロンやフロロカーボンラインの号数は日本釣用品工業会が定めた標準直径によって決められている(詳細は後述)。号数とポンド、強度(kg)の換算の目安は

1号=4ポンド=1.8kg

号数×4=ポンドとなる。

代表的なナイロンとフロロカーボンの号数とポンドを強力(kg)の換算はこちら。

号数ポンド(lb)強度(kg)標準直径(mm)
0.4号1lb0.45kg0.104mm
0.6号2lb0.9kg0.128mm
0.8号3lb1.35kg0.148mm
1号4lb1.8kg0.165mm
1.2号5lb2.25kg0.185mm
1.5号6lb2.7kg0.205mm
2号8lb3.6kg0.235mm
2.5号10lb4.5kg0.260mm
3号12lb5.4kg0.285mm
4号16lb7.2kg0.330mm
5号20lb9kg0.370mm
7号30lb13.5kg0.435mm

※ナイロンラインの強度(lb、kg)はメーカーや製品によって大きく異なります。表の数値は参考値で、詳細は各製品のパッケージやメーカーサイトで確認してください。

ナイロン、フロロカーボンの標準直径 号数について

日本釣用品工業会の規定するナイロン、フロロカーボン、ポリエステル糸(PEではない)の太さの標準規格は下記のようになっている(よく使われる号数を抜粋。詳しくは日本釣用品工業会のHP参照)。号数は太さで決まるが例えば2号は1号の倍の太さではない点に注意が必要。

号柄(号)標準直径(mm)号数(号)標準直径(mm)
0.1号0.053mm16号0.660mm
0.2号0.074mm20号0.740mm
0.8号0.148mm30号0.910mm
1号0.165mm50号1.170mm
1.5号0.205mm80号1.480mm
2号0.235mm100号1.660mm
5号0.370mm120号1.810mm
7号0.435mm150号2.030mm
10号0.520mm200号2.340mm

PEラインの号数表示 デニールについて

PEラインの号数については、編糸の性質上ラインがつぶれて直径が測れないため、日本釣用品工業会によって別途デニール(d=denier。長さ9000m当たりの質量をグラム単位をもって表したもの。200d=200g)によって決められている。

1号=200d(デニール)

号数(号)標準値(d)
0.1号20d
0.6号120d
0.8号160d
1号200d
1.5号300d
3号600d
5号1000d
10号2000d
20号4000d

デニールはコーティングや顔料などを含めたトータルデニールとなるため、製品によって強力は大きく異なる。PEラインの号数あたりの強力(ポンド)は以前は「号数×10」と言われていたが、PEラインの強力が増した現在は「号数×15〜20」となっている。

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