安芸灘とびしま海道で【ブラックトリガー】実釣
中西さんは、遠投特化モデル【がま磯ブラックトリガー】を手に安芸灘とびしま海道の渚へ釣行した。
釣り場に入ると満潮前で潮位が上がっており、渚の手前はかなり浅い。30m沖でようやく釣りが成立する水深になっている、まさに遠投の釣り場だ。
潮はあまり動いていないが、下げになれば潮が動くとのこと。そうすればこの時期でも釣果が期待できるそうだ。
7時から釣り開始。中西さんは30m沖から狙っていく。しかし、サシエにオキアミを使っても練りエサを使ってもエサ盗りの猛攻。チヌだけ活性が低い。そんな状態の立ち上がりだった。
「もっと沖ですね」
そう言いながら、中西さんは狙う位置を沖へ沖へと変更。しかしエサ盗りの猛攻は続く。さらに潮位が下がりはじめても潮がなかなか動かない。
そんな状態が1時間ほど続いたが、中西さんの読み通り、潮が動くとエサ盗りの猛攻が少しやんだ。しかし、オキアミだけではなじみきるまでもたない様子。ここで中西さんは「オキアミ」と「コーン」を一緒にハリに刺した。
「おっ、アタりましたね」
ウキが沈んだが、硬いコーンがサシエなので中西さんはしばらく待ってからゆっくり誘いをかける。すると穂先が引き込まれた。
アワせると竿が大きく曲がる。渚なのでチヌは横走りを見せるが【ブラックトリガー】のパワーにねじ伏せられて、すんなりと玉網に収まった。
その後は潮が下がると入れる渚へ移動して、ここでも遠投でチヌを追加。
逆光でウキが見えにくい状態で、アワセがワンテンポ遅れたこともあったが、ロッドの張りがカバーしてくれた。
冬期の渚で良型チヌを手にして納竿となった。
遠投が必要なシチュエーションは年間を通して多い。ときには遠投でないと釣れないこともある。そんなときに、この1本が強力にサポートをしてくれるだろう。