○釣行日/2023年6月23日
お休みとなったこの日、「ノベ竿を思い切り曲げたい」と考えて、ノベ竿フカセでチヌを狙ってみることにしました。
メバル用のノベ竿は30cm未満のチヌでも大きく曲がってスリリングな引きが楽しめます。
釣り場に選んだのは、能美島の西側に位置する鹿川湾の中にある岸壁。干潮でも岸壁際の水深が5m近くあるノベ竿フカセにはもってこいの場所です。足場もよく釣りもしやすいです。
釣り場に到着したのは潮が満ち上がりはじめたところですが、この日のタイドグラフを見ると潮位があまり変動しません。
潮の動きが鈍いかもと思いながらマキエをノベ竿が届く範囲に10杯撒いて仕掛け作り。
ノベ竿はメバル用を使用。硬中硬タイプで長さは6.2m。道糸は1.75号を3.5mとって、B浮力の小型棒ウキ『e−テクノ』をゴム管で固定。
2.5mとった0.8号のハリスをサルカンでつなぎ、ハリはチヌバリの2号を使います。ガン玉は、サルカンの上にG2、ハリスの中央にG4を1個ずつ打ちました。
マキエは『かめやオリジナルマキエ』の「赤」にヒロキューのスライスオキアミ『キザミッコ』1.5kgを混ぜたもの。『キザミッコ』はスライスしてあるのですぐに使える便利なオキアミです。
『かめやオリジナルマキエ』という配合エサは、「かめや釣具」さんでフカセ用のエサを買っている人にはおなじみの人気マキエです。5kg入ってお値段はとってもリーズナブル(店舗ごとで価格は違うかもしれないので、最寄りの「かめや釣具」さんでご確認ください)です。
サシエはヒロキュー『生イキくん ツインパック レギュラー』のM。ハリを2号より大きくするつもりがなかったのでMサイズにしました。
釣り開始。ひとまずウキ下を5mにして仕掛け投入。といってもノベ竿で狙える距離は限られているので、仕掛けをほぼ垂直に沈めていく格好です。
マキエをウキの横に3杯撒き、2分待ってみる。これを1ストロークにして様子を見てみることにしました。
7投目、仕掛け投入から2分後にウキが「スッ」と沈みました。アワせると小気味よい引き。小型のメバルが釣れました。そしてこれが7連続ヒット。入れ食いは楽しいですが、狙いはチヌ。ちょっと工夫が必要のようです。
まずはウキ下を6mとギリギリにしてみました。固定ウキなので、竿先近くにウキがあります。いわゆるヘラブナ釣りでの「チョーチン」状態。道糸に余裕がほぼないので仕掛けをなじませて待っている間は下手に竿を動かせません。
投入から2分後、ウキが2回小さく沈んだあと、一気に沈んで竿先まで引き込みます! アワせるとメバルとは比較にならない強い引き!
竿を曲げて、魚の引きに合わせて左右へ振りながら浮かせたのは20cmほどのチヌでした。もっと大きいかと思った……。
いや、でも、これぞノベ竿の醍醐味です。
続けて18cmのチヌをヒットさせたのですが、そこからはまたメバルが釣れるように。
そこで釣り座を10mほど左へズラして釣り再開。ここでもメバルがよく釣れます。6月も終わりなのに…。このメバルここにずっといるのでしょうか?
メバルが釣れ続くので、今度はハリスに打ったG4をハリ近くにズラしてサシエを少し速く沈めてみました。するとまた竿先まで引っ張り込むアタリで20cmのチヌ!
次に25cmのチヌがヒット。
これで満足、納竿としました。
すべてリリースしましたが、結果はチヌが4匹、メバルを多数手にすることができました。
ノベ竿フカセは狙える範囲が限られますが、その中でいかに釣るかということに専念できる釣りです。なによりチヌとのやり取りがスリリング。今度はもうちょっと軟らかいノベ竿でやってみようと思います。
《使用タックル・エサ、潮汐などは次ページで紹介》