今年(2019年)の北海道のタイラバの釣り納めもしましたので、最新の北海道のタイラバについて、沖五目、ボートロックの順に紹介します。
なお、この記事は、2017年版の更新版になります(一部内容は重複します)。2017年版 北海道のタイラバ総括(沖五目編)/北海道
北海道のタイラバについて
まず、前提としての北海道のタイラバ(概要)について説明します。
北海道のタイラバのターゲットは、主にソイ類、アイナメ、エゾメバルなどになります。これは北海道には真鯛がおらず、いても奥尻島の緯度までしか生息していないためです。
稀に苫小牧付近で見つかることもありますが、死滅回遊してきた稚魚が火力発電所の温水の地域で越冬し、大きくなったものです。
そのため、1mクラスの大鯛はいませんが、40センチぐらいの3年魚は釣れることが稀にあります。
北海道のタイラバは、狙う水深によって「沖五目のタイラバ」と「ボートロックタイラバ」の2つに大きく区分されます。
北海道の2種類のタイラバ
沖五目のタイラバは主に40m~80m程の所を狙うタイラバで、ボートロックタイラバは水深が10m程(浅い所は3m)の沖堤防周りで魚を狙うものです。
どちらのタイラバも大型が潜んでいる所を狙うため、ヒットしたら根に入られないようにドラグを締めて、真っ向勝負しなければなりません。
北海道のタイラバは根魚がメインなので、本州や九州のようにドラグを駆使してという理論は使えません。
ある程度の太さのラインを使い、かつ魚を根から強引に引きはがせるタックルが必須です。
そのため「タイラバ」と言っても、かなり変わった釣りになります。
ちなみにタイラバのシーズンですが、大体1月の半ばから4月の末ごろまではオフシーズンですが、それ以外は年間を通じてできます。
オフシーズンの時は水温が1桁前半になるため、活性が低く全く釣れないです。そのため、オフシーズンはサクラマスやカレイを楽しみます。
北海道のタイラバではこんな魚も釣れます。