今回の釣りも白老沖の水深100m前後のポイントをパラシュートで流すやり方でした。
最初の1匹は、到着後の1流し目でバケ尻の針にヒット!2キロ近い 良型で、帰って捌いてみると10cmぐらいのスケソウダラの稚魚が胃から出てきました。
続く2匹目はフォールでのヒットでしたが尻尾に掛かっていてかなり引きました。この日はアタリは散発的でしたが、途中でダブルヒットもあり定数の10匹にいけるかなと思いましたが、なぜか他の人とのオマツリが近年稀に見るぐらい多く、その対処で時合を逃してしまったような気がしました。潮は特に問題ありませんでしたが。
私はバケの形状と自分のバケの振り幅や竿をおろす方向など、バケはフロント重心のジグとほぼ同じような扱いなので一応コントロールしていますが、今日は意外とバケと振り幅等を気にしないでやってる人も多いのだなぁと感じました。
しかも、仕掛けを海中に入れたまま、自分の釣り座を立つことをしており、当然その後オマツリでした。(水深100m程のポイントのため、他の人のバケが動いているので置いたら間違いなくオマツリです。)
この日は私以外の同船者5人が全員まとめてオマツリということもあり、その原因もその御仁でした。その時は1人だけ釣り続けるのも何か妙なプレッシャーがあったので、レスキューに行きました。
そのような状況の中で、アタリは散発的ながらもサクラマスは誰かにぽつぽつとヒットしていきました。
スケソウダラも今日は少なく、釣り上げてリリースした数は10匹もいませんでした、マダラも4匹程でサイズも小さかったです。
最近気が付いたのが、前回も使った赤いバケを使うとなぜかフォールでのヒットがアワビ張りなどに比べると増えます。やはりシルエットがはっきりしているのが大きいのかなと思いました(本日のフォールでのキャッチ数3匹)。
バケの色の考え方は、むしろジグよりもタイラバのヘッドと同じように考えた方が良いのかもしれません。
フォールでのヒットがさらに増えれば、より短時間で定数をキャッチできる可能性があるので、フォールでいかに食わせるかを考えて実践してみたいと思います。
なお、スローでやる人もいますが、スケソウダラや宗八ガレイなどの外道がいるとどうにもなりません。(バケはそれらの外道の回避は可能です。)
本日はサクラマス9匹(船中6人で24本)で惜しくも定数に届きませんでしたが、解決すべき課題が出てきたことと、前から感じていた疑問がいくつか解消されたので有意義な釣行でした。
次回は定数の10匹を狙って達成したいと思います。
なお、サクラマスの生食は注意が必要です。アニサキスが多い魚と聞いてましたが、やはりサクラマスにも寄生していていました。スケソウダラなどは肝臓周りに気持ちが悪いぐらいいますが、サクラマスのそれは気をつけないとわからないぐらいでした。
北海道の魚はほとんどの魚にアニサキスがいるので、生食には注意が必要です。
《釣行メモ》
釣行日 | 2018年12月11日 |
潮汐 | 若潮 |
満潮 | 11時01分 |
干潮 | 05時17分 |
(白老) |
《使用タックル》
竿 | 剣崎V2 マスSP 240 | ダイワ |
リール | 16シーボーグ300MJ(リブレのハンドル仕様) | ダイワ |
道糸 | PE3号 | |
ハリス | 幹糸12号、ハリス10号 | |
毛鉤 | 黒、緑(がまかつやオーナーのフカセ針:15〜16号ベース) | |
バケ | バケ尻:紫ピンク |
オススメ《ミニギャフ》
青物にも使えてサクラマス釣りでも非常にお勧めの物を紹介します。畠山研究所(http://extreme1969.com)の『ミニギャフロング』です。
オーシャングリップではサクラマスの口周りは柔らかいこともあり、下あご周辺の皮膚が破れたりとなかなかつかめないこともありますが、こちらのギャフ(写真真ん中)では、長さもあり、角度も計算されていて非常に魚をひっかけて持ちやすい作りになっています。
しかも、錆びにくく、特注も対応してくれ、自分の欲しい道具を作ってくれます。8年ぐらい前からこちらの締め具を愛用していて、最近バケツで血抜き後に、刺されると大変痛いとげをもつソイ達をいかにして楽にクーラーに入れられるかを考えたところ、こちらのミニギャフロングに行き着きました。
このギャフは、短いのもありますが、ロングサイズでも30cm程のため『バケットマウス』(明邦化学)の7000以上の中蓋のトレイに置くこともでき、かつ適度な長さで魚を引っ掛けやすいです。
値段はそれなりにしますが、錆びたり魚に壊されたりもない非常に値段に見合ったいい物なので、一度購入して使ってみるのをお勧めします。
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