深場のタイラバで50cmオーバーの黒ソイもヒット/苫小牧沖(北海道苫小牧市)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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大型 クロソイ

50cmオーバーの黒ソイもヒット

2018年1月5日、この日は船長から「大物を狙いに行く」と言われ、2日連続で乗りました。前日の通しと次の日の朝からはかなり体力的にきついです。

この日のポイントは前日より少し深く、水深80m程の所でした。深いといっても私のメインフィールドの大分の方が深いので、今回もスピニングの手巻きで頑張りました。ベイトタックルとレバーブレーキ付きスピニングリールも予備で持って行ったもののほぼ使いませんでした。水深が深く回収速度がキーとなるので大分で使った深い場所用のタイラバタックルが使えそうに感じました。

使用したヘッドは前回よりも重く、特に後半は潮が速くなったので久しぶりに200gを北海道で投入しました。

今回もエサの方と同船。エサの釣りの方は胴突き仕掛けで、今日の隣の人はワカサギをエサにしており、このエサに魚とエサ取りのカモメがよく反応していました。

釣り場に到着して1投目から中型サイズの黒ソイがヒット。しばらく中型サイズが連発し、サイズアップを狙ってタナを変えて巻いてみると、40cmオーバーがヒット。パターンが読めたので、そのパターンを試してみると40cmオーバーのソイが連続してぽつぽつとヒットしました。

途中から潮が止まってきてタイラバにはあまり反応しなくなり、斜め引き、リアクションバイトの誘発などをやってみると中型サイズのソイがぽつぽつと釣れました。

最後の方に、潮が速くなったのと大型に狙いを定めて200gのヘッドに交換したところ、この日最大の52cmの黒ソイがヒットしました。かかった瞬間に50オーバーとわかっていたので、ゆっくりと上げて取り込みました。

こちらの場所は、これから春先にかけて大型の黒ソイが集まってきて、胴突き仕掛けに50cmオーバーが何本も付いたりするそうです。さすが北海道です!

今回のような状況の場合、潮があるうちはタイラバ、なくなってきたら胴突き仕掛けに変えた方が効率的に数を伸ばすことができるかなと思いました。

この日は数は前回ほどではないにせよ40cmクラスが7本、50cmクラスが1本、トータル20本程と非常に恵まれた釣果になりました。

次回はエサも持っていき、エサ釣りも楽しみたいところです。

深場のタイラバについて

今回のように北海道の深い場所(70~100mぐらい)でのタイラバは150g以上が無難だと思います。状況により軽くできるならしても良いのですが、今回のように潮が速いとやはり200g以上の重たいものを使う必要があります。

私の今回のスピニングタックルでは200gまでは問題なく、巻き上げ速度が安定することができます。これ以上の重さを使うのであればベイトの方がメリットが多いです。

ある程度のタラが混じるところであれば、迷わずインチクなのですが、今回の場所はタラも小型が多く、あくまでメインがソイなので最大でも200gちょっとのヘッドサイズが無難です。
電動タイラバもこの水深ならおおいにありかなと思います。

竿に関しては通常のタイラバの竿は使えるものが少ないので、柔らかいジギングロッドなどで代用することがほとんどです。こちらのメイン魚種は根魚なので、少しぐらい強いぐらいがいいです。弱いと逆にやられてしまうので。

浅い場所でも深い所でも150gのヘッドが背負える竿であれば大体オールマイティに行けます。ただ、北海道ではタイラバがまだ浸透していないこともあり、本州や九州のタイラバのタックル強度と同じ選定をする人が多いです。狙うものと釣り方が異なるのでそれに合わせる必要があるのですが、中々そこまでする人が少ないようです。

スピニングタックルと200gのタイラバで深場を攻略

《釣行メモ》

釣行日 2018年1月5日
潮汐 中潮
 満潮  06時29分
 干潮  10時54分
(苫小牧東)

《使用タックル》

竿 炎月プレミアムS610MH シマノ
リール 14ステラ4000(PG) シマノ
ライン PE1.2号
リーダー 4号
フック マイスターフック ハヤブサ
ルアー セブンスライド150~200g セブン

北海道の釣りエサ事情について

北海道の釣りエサ事情は本州や九州とは異なります。九州などでポピュラーなサバの切り身などはあまり見かけません。こちらではオオナゴやソウダガツオ、ウグイ、フクラギ(ブリの幼魚)など主にサケなどで使うようなエサが多いです。

サンマはこちらにも当たり前のように売っていてキンキなどには最適です。こちらに来て不思議に思ったのは、本州や九州の釣具屋でよく見かけるゴカイの水槽が無いこと。北海道ではまだ一度も見たことがありません。あるという話は聞くものの、こちらでの主なイソメの販売方法は、パック入りのものが冷蔵庫に入っています。

ワカサギやチカなどの北海道独特のエサは、よくスーパーで売っているものを買ってきてエサにするそうです。九州のキビナゴの感覚です。

オオナゴはイカナゴの大きなもので、このサイズは食用に適さないからエサになるという話を教えてもらいました。九州や本州ではなじみが薄いですが、北海道では恐らく一番使われている万能エサです。

北海道に来たら釣具店巡りをする際に九州や本州の人が見ていただけると新しい発見もあり、楽しいと思います。

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