ひとつテンヤ&タイラバでアイナメ、ソイ他/苫小牧沖堤防(苫小牧市)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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ひとつテンヤで大型アイナメ

2018年10月13日(土)は昼からのボートロックオンリーで行きました。今回も離岸堤周辺を狙うということで、ひとつテンヤとタイラバの準備をしていきました。

最初は近傍の港を狙います。1投目で大好きなトウベツカジカを釣るも、この魚が釣れるとは思っておらず、魚は他の人にあげるつもりでクーラーを持っていなかったので、泣く泣く船長に寄贈しました。

サイズも非常にナイスなサイズで、美味しい卵もたくさん入っていそうなトウベツカジカでした。

トウベツカジカ

 

その後、離岸堤へ。再びひとつテンヤで狙ってみると、幸先が良かったのかいきなりアイナメの50cmオーバーをキャッチできました。

その後も連発し、同様のサイズを次々とキャッチすることができました。

今回はいつものベテランの常連さんがいたため、ミヨシではカツオの一本釣りのようにアイナメが次々と宙を舞っていました。サイズは私の釣っていたものより小型でしたが、数はミヨシが出ていました。

さすがロックフィッシュの名手たちと感心しました。

今回、大型のアイナメはテトラの基部の深い所にいて、ひとつテンヤで底を叩いていると、少し落ち込んだところでいずれもヒットしました。

離岸堤の魚は体高があるので、やはり引きましたが、現行のひとつテンヤの中での最強タックルであったため、50cmオーバーでも、ドラグフルロックでパワーファイトを楽しめました。

アイナメは非常に歯が鋭く、食いちぎる習性があるためか、愛用の『キジハタグラブ』が次々と壊されていきました。

キジハタグラブ スイミングテンヤ

キジハタグラグ+スイミングテンヤ

日没頃にはソイが入れ食い

その後、日没頃になり、いつものソイのポイントに移動して釣り始めると、この前と同様にソイが入れ食い状態になりました。

いつも常連さんたちがいる時は、話しながらのんびりとやっていますが、今日は少し本気モードで行き、スピニングタックルとベイトタックルの組み合わせで、着実に数を伸ばしました。

当初は、バーティカルのスピニングタックルで様子を見て釣っていき、食い込みが悪いと感じたら、セブントレーラの付いたベイトに持ち変えて、魚に見切られないような釣り方をして結果を出せました。

今回の釣果は、スピニング8割、ベイト2割ぐらいでしたが、レバーブレーキ搭載のスピニングタックルであれば、釣果は1.3~1.5倍ぐらい増加しただろうなと感じました。

上げでしっかりと追いかけて来て、サミングのテンションフォールをかけた時によく釣れたこともあり、レバーブレーキでのテンションフォールなら確実にソイを拾えたと思います。修理に出しているレバーブレーキ搭載のスピニングリールにはそろそろ戻ってきてもらいたいと思いました。

1時間半ほどのソイ釣りでしたが、エゾメバルも混じり、時には30cm程のサバが邪魔したりと、ゲストが多かったです。釣れたソイの中には小サバを吐き出すものもいて、ベイトがサバということに確信を持てました。

もっとも、動いてればなんでも食いそうな状態だったので、特にタイラバでいいやと思い、魚ワームを使用しませんでした。

前回よりもよく釣れてとても楽しかったです。

北海道式ひとつテンヤの改良タックル等もだいぶ見えてきたのですが、まだ18トーナメントが届かないので、なかなかもどかしいです。

次回もボートロック予定です。そろそろソイの大きいのを釣りたいですが、今回の群れのサイズを鑑みると微妙なところです。





《釣行メモ》

釣行日 2018年10月13日
潮汐 中潮
 満潮  16時50分
 干潮  11時03分
(苫小牧東)

《使用タックル》

竿 竿炎月プレミアムS610MH、B72M、炎月一つテンヤマダイSPECIAL235H シマノ
リール 18ステラ4000、オシアコンクエスト200PG シマノ
12トーナメント磯3000H-LBD ダイワ
ライン PE1.2号、0.8号
リーダー フロロ3号、4号
ハリ マイスターフック ハヤブサ
ひとつテンヤ スイミングテンヤ50g+キジハタグラグ4.5″ エコギア
タイラバ セブンスライド 60〜80g セブン
ワーム
セブンストレーラー セブン
紅牙フレアリーフ ダイワ

 

北海道式ひとつテンヤについて

千葉の外房のひとつテンヤに行ってた頃に使っていたカブラやテンヤが余っていたので、北海道でもやってみようと思ったのがスタートでした。

まず、北海道の釣具屋にはエビが売っておらず、ワームしかないかと思い、タイラバ用のワームを使い始めました。これでも食うには食うのですが、耐久性が非常に低く、すぐにボロボロになってしまいました。

また、カブラタイプは特に根掛かりが多く、すぐに底をついてしまいました。

タックルは、ひとつテンヤ専用の竿に余っていたレバーブレーキを合わせたところ、マッチしており、今日に至ります。

最近はレバーブレーキの恩恵が非常にあるので、レバーは必須で、かつローギアの方が汎用性があると思うようになり、『18トーナメント』が最適と判断して注文しました。

カブラの代わりに、エコギアの『スイミングテンヤ』を使い、重さも40gでは底取がきついことが多かったので、現在は50gで落ち着いています。

ワームはエコギアの『キジハタグラブ4.5″』が最適で、スイミングテンヤで中層を狙う時はエコギアの『バルト』など魚型のワームが最適です。

 

タイラバとの使い分けとしては、日中根の際にいるソイやアイナメを、底付近を重点的に攻めて食わせるようにしたのが、ひとつテンヤで、縦を自在に攻めるのがタイラバというふうに分けています。

中層に大型ベイトを追っている個体がいる場合は、ジグや魚型のワームでだだ巻きで攻めます。

底付近の釣り方は、こまめに底を叩くように誘い、根掛かりを回避するのが前提です。関東のひとつテンヤなどと違い、堤防の捨て石の際など根掛かりしやすいポイントを攻めるので、根掛かりの回避が最優先です。

ワームの釣りとの違いは、ひとつテンヤのタックルは繊細な穂先と強靭なバットを持っているので根魚とのパワーファイトに向くこと。また底取りの感度がワームの釣りのタックルの比ではないということです。

使う錘も50gとワームの釣りの2倍近い重さになります。

また、竿が長いことにより、根掛かりの回避、大きな誘い幅の獲得などいろいろとメリットがあります。

底取にはレバーブレーキの操作が非常にやりやすく、普通のスピニングよりははるかに効率的な釣りができます。

まだまだ突き詰めることが多くある釣りですが、個人的には非常にパワーファイトが楽しいのでお勧めな釣り方です。日中の底付近の釣り方としては、ボートロックにおいては非常に効果があると感じています。

大型のソイやアイナメが多数釣れた実績もあり、ロックフィッシュをやっている人には、かなり始めやすいと感じています。

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