【第26回旅釣り】暖かい夜風に吹かれて夜カサゴ五目/東京湾(神奈川県横浜市出船)

(しなかわ たまき)初めて瀬戸内で船釣りをした日から13年。仕事柄、東京と広島を行き来しています。生餌の宝庫で常に疑似餌を追求する瀬戸内の釣人のスピリットに感動。サビキ、チョグリ、鯛ラバ、ダマシetc。島の民宿の2階で海見て珈琲飲みながらレポ打つのが好きです。モデルになってくださいね。東京・品川/広島・呉 しなかわ環

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法事で上京。しっかり供養してから、暖かくなった夜、東京湾ではすっかり定番の釣り物になった夜カサゴ釣りに出ました。

日中のカサゴ釣りができるカサゴ船は無かったわけではなく、多摩川河口に沖堤防周りでカサゴや季節によってはメバルを併用して狙う船は何軒かあり。食味と釣趣に魅せられたベテラン、セミプロ級の釣り人も随分いたとか。

江戸時代には端午の節句の縁起ものとして使われた食材のカサゴ。頭が戦国時代からの兜の様にも見えますし、全体が鎧武者の様で勇ましいと言えば勇ましいですよね、カサゴって。

くせのない旨味のある白身はどんな料理にも応用が利くし、潮の流れや天候に左右されず釣果が期待できる点は人気を不動のものとしている第一の決め手でもある。その反面、個体の成長は根魚ゆえに早くはないと聞きます。1つの所で釣り切ってしまうと、釣り場が戻るのに時間がかかる?

あのごっついけどユーモラスな顔以外に色々な「顔」があるサカナでもあるみたいですねえ。

さて3月14日、京浜急行鶴見市場駅の「隠居屋」さんにお邪魔して夜カサゴの良型を狙いました。

16時45分の出船には6人が集まり、わたくしは6番目で左の胴の間を頂く。左の片舷流しで横浜港沖の堤防、シーバースとかをやるんで、この様な変則的な席になるのでしょう。

鶴見の隠居屋さん船 当日のマイ道具と渋い船札

そよそよの南風に向かい南下。「何とはなしに日没が早いなぁ」と思ったけど、そぉかここは東京。瀬戸内の広島、岡山より30分以上日暮れが早いのだ。その分、夕暮れの背中富士と横浜ランドマークタワーがこの上もなく綺麗なシルェツトを見せてくれて、「麦酒のひとつも持って来ればよかった」と至極後悔した次第。

背中富士と横浜ランドマーク夕景

さてポイントについて1投目。

シーバース周りと言っても水深は20m近くある。でもやけにすんなり底が取れたので最初から弛ませ釣法に入ったのだが、弛まない。PE1号が水面で蜷局(とぐろ)を巻いてしまう? この時、はじめて潮流れがトロい、潮が流れていない事に気づく。

黄金のヨコハマの夜景

「うわっ」と思ったが、「根魚は潮流れはそれ程関係なく釣れる?」 という変な先入観から、「心配ない心配ない」と自分に言い聞かせて釣ったはいいが、上がるのが15cm前後と昨年同時期に釣ったやつの一回り位小さいカサゴばかり。

その都度放流しても1流し1匹位で、食いは活発ではない。船長も食いが今ひとつと見て、違うバースへ走ったが其処でもボツ、ボツ、ボツとパッとしない。どうしたものか……。

続いての3つ目のポイントで元気のいいアタリが出て……、「おおっ鰺だぁ!」。焼いた鰺が久々に食える。

この鰺様のおかげか、はずみがついて初めての20cm超のカサゴが上がった。よし、よし、よし、弛ませも幾分糸が広がるようになってきて、3匹に1匹は20cm超が混じる迄に釣果回復! やっと潮が動き出したのだ。

いつしか横浜ベイブリッジの袂までフネは移動。20cm級の5匹目が上がる頃には、完全に春の速い潮に戻って活発に当たる様になった。わたくしも今夜の食材に充分なカサゴを「仕入れた」時点の20時50分で納竿させてもらった。

21時10分、沖上がりで鶴見川河口の桟橋へ向かった。この日の筆者の釣果は、カサゴ13匹、鰺1匹、アナゴ1本。大きなカサゴ5匹と鰺1匹だけ締めて、他はリリースしました。黄金の夜景と共に、「また来春に楽しませて欲しい」と願いを込めて。

今夜のカサゴはやや小振り?でも後半20cm級と鰺でした
カサゴの伯方塩焼とカサゴの里芋煮。東京品川ビストロ環にて

旅釣り

さて今回の旅釣り。東京の在来線駅の立ち食い蕎麦屋はどこも美味だが今回は秋原駅の総武線、山手線・京浜東北線の連絡通路にある「新田毎(しんたごと)」。

コロッケ蕎麦を注文。コロッケが粉っぽくなくてシッカリながらほくほくしていて極めて日本蕎麦と良く合う。美味。ぜひ続いて欲しいお店の1つです。

秋葉原駅「新田毎」のコロッケ蕎麦 東京人の昼の必須アイテム

そして、京浜急行立会川駅から徒歩5分、東京モノレール大井競馬場駅から徒歩6分の中華そば「先勝」の半チャンラーメン。

「先勝」京浜急行立会川駅より徒歩6分です
半チャンラーメン美味 現在東京では貴重品です

半チャンラーメンは1968年創業の東京神田神保町の中華そば店「さぶちゃん」が初めて売り出したメニューと言われ、全国に伝播した超人気メニュー。右肩上がり高度成長まっしぐらの昭和ニッポンのサラリーマンの昼食の定番のひとつとして歴史的料理だと思います。

サブちゃんなき現代も都内ではまだまだ生息がみられるとは言え、生息が減っているメニューともいわれる。当日はセロリサラダも頼んでいただいたが、歯ごたえ宜しく超美味い。お昼にコレ食べて品川水族館見て夕方ツインクルレースで一杯やって、昭和のオトナの健全なBグルメデートコース。

機会作ってぜひどうぞ。

《釣行メモ》

釣行日/2026年3月14日
遊漁船/隠居屋
・出船場所:京浜急行「鶴見市場」駅下車徒歩7分の鶴見川に専用桟橋あり
潮汐/若潮
・満潮/13時04分
・干潮/20時37分(横浜)

釣りに最適な全国の潮見表・潮汐(シンプルで見やすい 釣りぽ潮見表)

《使用タックル》

・ロッド/船きす かれい 2.1m(エイテック)
・リール/アンバサダー4007LP(Abu)
・ライン/ディープワン 1号(サンライン
・仕掛け/タイガー針 隠居屋オリジナル メバル胴突きにホゴオモリ10号

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