〇はじめに
猪名川水系・一庫大路次川でアマゴ・ニジマスの釣りが解禁され、釣友を誘って訪れてみました。当日の早朝は気温-2℃と例年になく冷え込む激寒のフィールドコンディションです。
はたして、アマゴやニジマスは、解禁を待ちわびた釣り人の期待に応えてくれるでしょうか。
〇水生生物供養祭・釣り安全祈願。
午前8時より開催された「水生生物供養祭・釣り安全祈願」が厳粛なムードの中、櫻桃山 東林寺住職によって取り行われたのち、好釣果を願ってアマゴとニジマスの放流がなされ、渓流解禁の儀を終えていよいよ釣りスタートとなりました。


〇一投目からヒット!
「川の案内所」裏で釣りポイントを構えた釣り人さんに第1投目からさっそくニジマスがヒット。どうやら、渕尻の近くのポイントにはニジマスハーレムがあるようです。
さらに、上流部では流れに立ち込んで対岸筋を狙ってキャストを繰り返す釣り人も見受けられます。

〇下流部の淵の点在するポイントでは
好ポイントを引き当てた釣友のサピちゃんとダーリンは、釣りスタート直後は水温低下のためちょっと苦戦模様だったよう。しかし、釣りスタートから30分程経過するとやや濁りを見せていた水質も透明度を回復し、狙い通りのポイントを流すと鮮明なアタリが出始め、魚たちの活性が上昇し始めたようです。

次々とヒットするアマゴを手際良く釣り上げるダーリンは、細仕掛けのゼロ釣法でナチュラルに流し、食わせて、ハリ掛かりにこだわるベテラン渓流釣り師。
手返しもすこぶるスムーズなうえ、釣りリズムを崩すこともなく、数を稼ぎます。「さすが!ダーリン」です。

それに対して、相次ぐトラブルにもめげずフロンティア精神旺盛なチャレンジレデイーのサピちゃんは、キャストポイントが定まりにくいようでしたが、
どうやら対岸の淀みにポイントを絞り、連続ヒットを繰り返す釣りリズムが出始めました。時折、笑顔がこぼれますが、すっかりエサを飲み込まれることが多く、ハリ外しに四苦八苦の様子です。
そして、サプライズ! 良型のオスアマゴをハラハラ・ドキドキで取り込み、「やったね!サピちゃん」どうやら、このグッドサイズを狙っていたようで、笑顔でピースサインを返してくれました。

〇幅広のアマゴがビクに
ビクに納まるアマゴは、幅広の美形アマゴばかり。十分な釣果です。
しかし、ダーリンがサオを出すポイントでは、流心から少し外れるとニジマスがヒットし出します。
ダーリンは、「今日は、アマゴ狙い!」と、口掛かりしたハリを外し、飲み込まれた時にはフィッシュペンチで優しくハリを外してリリースを繰り返します。
時計の針は、もう午前11時過ぎ。指先も体もすっかり冷え切ってしまいそうになる前に……と、午後からの日程を気にして、午前中の釣りを終え納竿とすることにしました。

十分に楽しめました。キープした魚は、鮮度を保つためにキンキンに冷えた塩氷水にジッパー袋に入れて持ち帰ることとしました。
楽しませてくれたフィールドと一庫大路次川スタッフのみなさんに感謝して、また、思い出をひとつ増やして家路へと車を走らせました。
〇おわりに
当日は、早朝の寒気もあって午前10時前辺りから釣果が出始めました。綺麗なアマゴやポイントによってはニジマスも良く釣れていました。
この釣り場では、次回釣行時のため&他の釣り人さんにも楽しんでいただくために、叶うならリリースをスムーズにするために、フィッシュペンチ(ペアン等)の携帯を心がけるか、魚にダメージの少ない半スレ、スレバリを使用されることをお勧めします。
綺麗なアマゴをはじめ、パワフルな引きのニジマス釣りのできる一庫大路次川は、ビギナーをはじめ、ファミリーにも優しいフィールドでした。もちろん、デートスポットにも最適ですね。
今後のイベントも「渓谷に家族が集う釣り教室」・「ピクニック気分でお弁当を広げて楽しめる釣り大会」・「一庫ダムの流木アート教室」etcと、猪名川漁協・鈴木組合長の『人と川との共存共栄』の楽しい企画がいっぱい!
またこのフィールドへの釣行が楽しみです。
《釣行メモ》
| 釣行日 | 2025年12月6日 |
| 釣行場所 | 猪名川水系・一庫大路次川 |
| 管理受付場所 | 川の案内所 |
| 天候 | 曇り時々晴れ |
| 気温 | -2℃ 〜 8℃ |
| 水温 | 6℃ 〜 7℃ |
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《参考タックル》
・ロッド/渓流竿 5.2〜6m
・天上糸/ザイト・渓流フロロ 0.6号(オーナーばり)
・道糸/ザイト・渓流フロロ 0.4号(オーナーばり)
・ハリス/ザイト・渓流フロロ 0.3号(オーナーばり)
・オモリ/ガン玉 5号〜2号
・ハリ/アマゴ半スレ 6号(オーナーばり)
《エサ》
・サシエ/生いくら、バイオブドウ虫

