7月20日、チヌ釣りの名手・大知昭さんが広島湾に釣行した。釣り仲間の大前さんと一緒に上がったのは、宮島の西側に浮かぶ可部島の砂浜。足場の良い砂浜からの渚釣りでチヌを狙った。
良型のマダイがヒットすることもあるため、竿は『鱗海アートレータ 1号 5.3m』(シマノ)でリールは『BB-Xハイパーフォース 2500DXXG SR』(シマノ)。道糸はシマノの新しいPEライン『BASIS G5 PEサスペンド』の1号(※9月発売予定)、ハリスは『LIMITED PRO トーナメントモデル フロロ』(シマノ)1.5号でハリは『勝負チヌ 喰い渋りレッド』(金龍鉤)の2〜3号。
ウキは大知ウキの遠投モデル『大知ナブラⅡ』(工房大知A&Y)の00号にナビ『ふかせアタリウキ』(工房大知A&Y)-G6の組み合わせ。

仕掛けをセットして釣りスタート。早めのヒットを期待したが、チヌのアタリが出ない状況が続いた。ハリの塗装にあまり傷が付かないのでフグなどのやっかいなエサ取りが邪魔をしている感じでもなさそう。
このところ夏になると気温が上がりすぎて、チヌが浅い場所にあまり寄ってこないこともがあると考えた大知さんは超遠投で沖のチヌを狙ってみることに。狙う50m以上沖に、自重約20gのウキ『大知ナブラⅡ』を使って練りエサを投入し、そこに次々とマキエを投入していく。
この日のマキエは『チヌパワームギスペシャル』『ニューチヌパワーダッシュ』『チヌパワーV10 白チヌ』に『M.S.P(S)レッド』と『ムギコーンスペシャル』(すべてマルキユー)を混ぜたもの。ここまで釣った感じからチヌが浮く気配がないので、マキエはかたまりで打って底まで沈める。
付けエサもウキ止めを付けない全層仕掛け(スルスル)で海底まで沈める。大知さんが開発した大知ウキはパイプに道糸の滑りの良いガラス管を採用しているため、スムーズに早く付けエサを沈めることができる。早く沈めることで海底でマキエと付けエサが早く同調し、その状態を長く続けることができるそうだ。
今回はこの遠投の釣りが正解だったようで良型のチヌがヒットしてきた。





数は出なかったが、沖でヒットするのは良型揃い。重量感のある強い引きを見せてあがってきたのは50cm、48cm、46cmの良型チヌだった。




この日も気温が上がり暑い中での釣りとなった。大知さんたちは飲料水を多めにクーラーに入れて持参し、こまめに水分補給しながら夏の釣りを楽しんだ。
また途中でカミナリが鳴りはじめた時は、すぐに竿をしまって洞窟(可部島のこの渚には洞窟が作られている)の中で鳴り止むのを待ったそうだ。
これから秋にむけて広島湾のチヌの活性は上がってきて好釣果が期待できる。渚は、足場もよく安全にチヌフカセ釣りを楽しむことができるオススメポイントだ。


大知さんの釣りに欠かせないアイテム。マキエを正確に遠投する『大知杓 昭撃』(※これはスペシャルモデル/工房大知A&Y)、バッカンの中でマキエをこまめに混ぜたり調整する『大知マゼスコ ショートタイプ』(工房大知A&Y)、練りエサでも遠投が可能なウキ『大知ナブラⅡ』(工房大知)
《釣行メモ》
釣行日 | 2025年8月20日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 06時56分 |
干潮 | 13時35分 |
(広島) |
◯利用渡船/大知渡船
《使用タックル》
・ロッド/鱗海アートレータ 1-530(シマノ)
・リール/BB-Xハイパーフォース 2500DXXG SR(シマノ)
・道糸/BASIS G5 PEサスペンド 1号(シマノ)※9月発売予定
・ウキ/大知ナブラⅡ 00号(工房大知A&Y)
・ナビ/ふかせアタリウキ -G6(工房大知A&Y)
・ハリス/LIMITED PRO トーナメントモデル フロロ 1.5号(シマノ)
・ハリ/勝負ちぬ 喰い渋りレッド 2〜3号(金龍鉤)
《エサ》
・サシエ/高集魚レッド、アピールホワイト、食い渋りイエロー(マルキユー)
・マキエ/チヌパワームギスペシャル、チヌパワーV10白チヌ、ニューチヌパワーダッシュ、M.S.P(S)レッド、ムギコーンスペシャル(マルキユー)