〇はじめに
猛暑の続く毎日、納涼を兼ねて、私のソルトゲーム師範の塩野隊長を誘って半夜のイカメタルゲームを楽しみに出かけてみました。
はたして、日本海のシロイカ(ケンサキイカ)は私たちに微笑んでくれるでしょうか。
〇タックル・エギ準備万端!
お世話になるのは、柴浦港発「第二大吉丸」さん。兄弟船は信頼できる兄貴船長が操縦します。
漁場となる香住沖には、ゆったりと出船し約20分で到着しました。
アンカーが打たれ、いよいよスタートです。水深約45mのゾーンは、やや波があるものの優しい風が頬をかすめます。
早速準備に取り掛かり、イカメタル仕掛け・オモリグ仕掛けの2刀流は準備は万端です。
期待の第1投入。オモリグ仕掛けでアタリを取りますが、しばらくたっても船中でのヒットはなし。やはりマズメ前とあって反応は今イチのようです。ちょっと退屈な時間が過ぎて行きます。

〇照明灯がスターター!
約1時間30分程で西の空に太陽は傾き、いよいよ照明灯のスイッチが入り海面を漁火が照らし始めます。
ミヨシの釣り人にファーストヒットの声が掛かります。どうやらイカもスイッチオンしたようです。
塩野隊長が調子よく釣り上げて行きます。スルメイカも時折混じるそんな中、「これは、少しはいいサイズかな?」と、差し出したシロイカは、この時期にしてはまずまずのサイズ。
一方、私は一連の動作でイカメタル仕掛けで攻めるのですが、「乗った!」「バラシた!」の連続。どうしても渓流釣りの早アワセの癖が出てしまいます。おまけにカンナに残るのは足ばかりです。
ちょっとへこんでしまいました。
エギカラーのローテーション作戦をとってみると、久々に引き込んだイカはちょっと不満なサイズ。ハチャメチャなスタートとなりました。

〇キャプテンがお手本!
私の上座でちょいサオ出ししたキャプテンが、オモリグで早速釣り指南。私の仕掛けとサオでは、その細やかなアタリを取るのはなかなか難しいようです。
オモリグ仕掛けに変えて「チョン・チョン・チョン!」とシャクリを入れてステイ待ちすると、「ピクリ!」と、サオ先に反応が出てようやくヒット! 少しわかってきました。
重みをやや感じながら取り込もうとすると「あちゃ!」目の前でシャワー攻撃を受けてしまいました。

〇群れの回遊待ち
中盤の時間帯になると少しアタリが低迷してきました。海面がますますざわついてきました。小サバの群れです。中には80cm程のダツの姿も確認できます。
所々でボイルも起こり始めます。海面下では、小魚のイワシの幼魚が逃げ惑っているようです。
短気な私は、イカメタル仕掛けにタックルを持ち替えてウエイトアップしたメタルスッテでチャレンジしてみます。
ミヨシの常連の釣り人さんは、オモリ仕掛けで良型を次々と取り込んでいます。オモリグ仕掛けの方が良いのでしょうか。いや、やはり足元にも及ばない経験値とセンスの違いのようです。

〇キャプテンがスミ抜きサービス
そうこうするうちに、納竿時間が迫ってきます。あと1匹と願いを込めてアタリを待つとラッキーなヒット。よし! いけるぞ!と、思った瞬間、触腕1本の掛かりを取り込みに大失態。
最後にして船べりにへばりつかれて残念なリリースとなってしまいました。
気が付くと、親切なキャプテンが手際よくスミ抜きをして下さっていて、おかげで納竿支度もはかどりました。今回は、思ったイメージの2刀流のパターを見つけることが出来ず惨敗でした。

〇翌日の夕食は、とれとれのお刺身と酢の物あえ
お刺し身は私、酢の物和えの足は娘が味付けを担当し、美味しく頂きました。

〇おわりに
期待して、チャレンジした3年振りの半夜のイカ釣りでしたが、どうやら釣りスタイルに迷い過ぎてしまった結果、釣果に影響が出てしまいました。
同船のサオ頭は50匹超だったようです。今後ますます期待できそうな半夜のイカ釣りに、次回は適材適所・臨機応変の決断と、集中力を持ってリベンジしたてみたいと思います。
《釣行メモ》
釣行日 | 2025年8月3日 |
釣行場所 | 兵庫県・香住沖 |
利用遊漁船 | 第二大吉丸 |
《使用タックル》
・ロッド/イカメタルM 1.6m
・リール/ベイトリール 300
・ライン/PE 0.8号
・ハリス/フロロ 3号
・エギ/2.5号(3号フロロ 80cm)
・メタルスッテ/60g、80g