時化の中、クロムツの入れ食いを堪能したクロムツ~ひとつテンヤのリレー釣行/千葉県鴨川市江見漁港沖【渡辺丸】

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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10月8日、今回は、南房総の「渡辺丸」さんでクロムツ~アカハタ・カサゴのリレー釣行に行きました。

当日は2時30分に出港し、6時過ぎ頃までクロムツを狙い、それから浅場でひとつテンヤでアカハタやカサゴ等を狙う予定でした。

港を出て30分程走り、それから投入となりました。今回は左舷艫で、潮の流れは終始右舷ミヨシからポイントに入っていく流れでした。

いつもの5本針の仕掛けでエサを付けて落としてみると、すぐにクロムツの当たりが出ました。釣り上げたのは30センチ程のクロムツでまずは良いスタートを切れたと思いました。

そこからは仕掛けを入れると毎回ヒットするような状況になりました。

5時を過ぎた頃には、3点掛け、4点掛けと続き、最高5点掛けも達成できました。当日は私のみエサを付けたいつもの仕掛けでやっていて、他の人はフラッシャーサビキでやっており、ほとんどクロムツの当たりがないような状況でした。

代わりにフラッシャーサビキでやっていた人達にはアジやサバが多くヒットしていました。

回収途中、水深20m程の所でサメにやられたこと以外、特にサメ被害はありませんでした。

また、当日はクロシビカマスもほとんどヒットせず、1匹のみ釣れました。

結局、入れ食い状態が続き、クロムツがトータル34匹、アジは2匹、その他外道。釣り開始前は10匹釣れたら良いと思っていただけに嬉しい誤算でした。

フラッシャーサビキでやっていた人は、釣っている人でも14匹程で、不利な釣り座に関わらず、明らかに仕掛けで釣果に差が出たような感じでした。

当日は、フラッシャーサビキにあまり反応が良くなかったため、船長の配慮で早めにクロムツを切り上げて港近くの浅場に移動し、当初は水深30mのところからひとつテンヤを始めました。

15号の鉛製品のテンヤを使って始めましたが、底潮がほとんど止まっており、時折カサゴがヒットするぐらいの渋い状況でした。

最初にポイントに仕掛けが入るミヨシの方では、時折塩焼きサイズの小さな真鯛やアカハタが釣れていました。

私の方にも時折アカハタがヒットするものの、風と潮が逆の状態で糸ふけでなかなか当たりが取れないような状況になってきたので、タングステン製品に変えたり、タイラバで狙ったりしました。

塩焼きサイズの真鯛の当たりは頻繁に来るものの、タイラバでも乗せるのがきつかったり、テンヤの方には真鯛の当たりのあとすぐにカワハギのようなエサ取りの当たりが来て、エサのエビが1分も経たないうちになくなってしまいました。

後半のひとつテンヤは、最後の流しでウマヅラハギをヒットさせ、そのまま9時に納竿となりました。
当日、驚いたのは釣れたアカハタの吐き出したベイトがキタマクラだったことです。

フグをベイトにする魚は知っていましたが、まさかアカハタがキタマクラを食べているとは意外でした。

今回は、前半のクロムツでトータル34匹釣ることができ、とても満足の行く釣行でした。また久しぶりにやったひとつテンヤでも、渋い状況ながらも当たりがあったら掛けていく楽しさを味わうことができたので面白かったです。

今回の釣行でもタックルの改善点等いろいろな研究が必要な事項が見つかったので、非常に有意義な釣行でした。

アカハタが吐き出したキタマクラ

《次ページは鴨川沖のクロムツの仕掛け、釣り方を紹介》