【第22回旅釣り】金比羅丸でラバ&民宿よしだで満足食事/岡山県日生町

(しなかわ たまき)初めて瀬戸内で船釣りをした日から13年。仕事柄、東京と広島を行き来しています。生餌の宝庫で常に疑似餌を追求する瀬戸内の釣人のスピリットに感動。サビキ、チョグリ、鯛ラバ、ダマシetc。島の民宿の2階で海見て珈琲飲みながらレポ打つのが好きです。モデルになってくださいね。東京・品川/広島・呉 しなかわ環

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赤穂線を岡山から東へ、上りの終着は播州赤穂だが小豆島へ渡るフェリーが出ている港がある日生(ひなせ)。ここの港から出ている「金毘羅丸(こんぴら丸)」さんに乗せてもらってもう何年になるだろうか。

そういえば話は戻るが、今年の初釣りで横浜市金沢八景から鯛ラバ船に乗船。前年に就航した大型乗合船に20人が乗船して正月の海へ。前後のキャビンには暖房、電子レンジ付、ウォシュレット付きトイレ、ポットにお湯でいつでもお茶から珈琲まで飲めて座って釣り座が構えられる豪華船。

三代目の若船長さんは都度都度水深を告げて、釣れる人には釣れる条件が完備された乗合船。が、朝から午後2時までベイトリールを巻いてもアタリは皆無。船中20人で500ℊ~1kgの真鯛が5枚、個人では0~2枚だった。わたくしももちろん坊主、綺麗になって味気なくて……。

さて、話は金毘羅丸さんに戻ります。冬の雨が土砂降りの中、日生港の駅前桟橋にはわたくし含めて11人が集まった。

日生駅前桟橋
小豆島フェリーの出る日生港 赤穂線日生駅より徒歩1分 近いです 

若船長が持つ空き缶から「3」の棒をぬいて希望の左舷胴の間をいただく。ポイントについて強い北東風と波に閉口しながら、それぞれが第一投。

わたくしは「最干潮6:15の潮替わり前後が好期」と予測して、まずは画撮り開始。ではあったのですが、風波強く、後部の苫席から前方に行けない苦戦のスタートとなりました。皆さん一生懸命釣っているのに申し訳ないの想い一杯……。

おおっ、すぐお隣の左胴間さんにヒット。⒈2kg、42cmの幅広真鯛。この方、実はベテランさんで多分この日の竿頭! 大中小とバンバン上げてネクタイのカラーローテーションも見事でありました。トモの皆さん、このお若いさんに都度都度聞いてやっていました。

鯛ラバヒット
ファーストヒット、でも良く降っていました
鯛ラバヒット
ドシャ降りでのスタートとなりましたが 最初から活発
金比羅丸 マダイ
竿頭氏 カラーローテ等見事でした

続けて左胴の間もヒット。このベテランさんも恐らく竿頭さんと同数程度の大中小と上げておられたのですが、ドシャ降りの雨が上がらずフォトに登場いただけませんでした。ネクタイカラー等教えていただいたのに御免なさい。

そして右大ドモのベテランさん。周囲で上がっている1kg、40cm級と比べ物にならない位のパワフルなハタキで時間をかけて上がったのは⒉2kg、52cmの太った真鯛。

こんぴら丸 良型マダイ
右大ドモ氏船中最初の50cmupに笑顔です

「50cmオーバーが上がりました!」とアナウンスも流れて、益々激しくなる雨の中、誰一人として上がる人はいません。

中小の真鯛に300g以下の放流サイズが釣れ続く中、「風の様子を見ながらですが少しずつ沖のポイントへ移動してみます」というアナウンスで、流しながらポイントを攻略していく様になったのは昼前。

当たれば45〜50cm、2kg級と言うやや深場でもやはり誰かが竿を曲げると言った状況。風雨で相当釣り辛いコンデイションにしては良好な釣れっぷりであろう。

昼過ぎ、弱くなった雨風は一旦上がるかに見えたがやはりだめで、最後、元の島周りのポイントへ戻ってノーヒット、終了となりました。

途中から竿を出させていただいたわたくしは300gの放流サイズ真鯛が1枚、30cmのアコウが一本、45cmのイネゴチが一本という貧果。

船中お持ち帰りサイズ30〜55cm・⒉5kgの真鯛27枚に300g以下の放流サイズ34枚の盛り上がりと比べればオハナシにもならない内容。東京での初釣り鯛ラバ船と似たようなもんだ。

釣れたマダイ
右ミヨシの方 後半の浅場での1枚 雨にめげず続けて下さった御蔭です
マダイ持ち
右胴の方 黒金ネクタイの有効性を発見してくれました

マダイを釣る
止まない雨の中 胴の間からミヨシの御客さんも大健闘 良型です
金比羅丸マダイ釣果
持ち帰り27枚他リリース34枚アコウ、イネゴチ混じりです 

でも中村の親父さんの時代のこんぴら丸、これ程の釣果披露はなかったかもしれないが、初心者も含めて乗船者にまんべんなく釣らせるという心遣いがあったような、下船時「日生のこの船にまた来たいな」と思わせる暖かさがあった様な、何かがあったよなぁ……。時代の流れなのでしょう。

【旅釣り】民宿よしだ

さてさて今回の旅つり。民宿よしださん、夕食、朝食が極めて美味い、そして豪華。釣行前夜の宿泊で魚が好きなわたくしにはこたえられない内容! 太刀魚(タチウオ)、環八(カンパチ)、鯒(コチ)、ハモの御造り、赤ムツ塩焼き、ガシラ煮つけ、海老と太刀魚のフライ、カワハギの御吸物、ご飯、魚卵煮つけ、名物煮蝦蛄(シャコ)。

宿泊料込でこの豪華料理、美味いだけではなく季節感と瀬戸内海をすべて持って来た様な多様性、そして干し柿と珈琲プリン。持ち込みビールで豪華料理をいただいた後はインスタント珈琲でこの 甘すぎないオトナのスイーツの御口直し。素晴らしい。これぞ「旅釣り」なのだ。

民宿よしだ料理
民宿よしだの夕食 豪華でリズナブルにつきます
デザートがまた凄くイイ甘さ控えめがビールの後に丁度いい

釣りはしなくとも民宿よしださんのお泊りだけでも是非おすすめです。

追伸、今回のイカフライ、無い事が解っている岡山駅での話。下り新幹線プラットホームの中央の売店で砂田食品の岡山海苔天を発見。イカフライの分布範囲、発祥の調査とは何ら関係なく切っ掛けにも結びつかない様な内容だが「鯛ラバ海苔パターン」の地域研究には大いに役立った製品。サクサク感と海苔の風味がビールによく合いました。

岡山海苔天と普通のいかフライ でも海苔天はイカ天と違うよね……

《釣行メモ》

釣行日 2025年11月9日
潮汐 中潮
 満潮  14時09分
 干潮  06時52分
(宇野/玉野市)

釣りに最適な全国の潮見表・潮汐(シンプルで見やすい 釣りぽ潮見表)

《使用タックル》

ロッド/小継金剛 1.86m(櫻井釣漁具
・リール/23アドミラ 100XH(ダイワ
・ライン/ディープワン 0.8号(サンライン
・タイラバ/2stepTG 80gSTART
・ネクタイ/ブラックゴールド他

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