次に上がったのは、大藤島の「扇バエ」。ウネリはあるもののなんとか釣りはできる状況で、10時過ぎから釣りを再開することに。
左側にできているサラシではアタリが無いため、右側にあるシモリをかわすように流してその際を丁寧に攻めていく。
しばらくすると狙い通りにシモリの際でヒット! アワセを入れた塩田さんのロッド『リンカイアートレータ 1.5号』(シマノ)がこの日一番のしなりを見せた。
強烈な引きを竿全体でしっかりと受け止め、慎重にチヌを誘導していく。
緊張感あふれるやり取りの末に、大きな魚体をした本命が玉網に収まった! 磯替わりしての1匹目はこの日の最長寸となる57.3cmのビッグワンだった。
その後も左のサラシは不発で、右のシモリ周りを集中して狙い、47cm、46cmの良型など3匹のちぬを追加。乗っ込み後の渋い時期ながら、塩田さんは見事な釣技で本命を引きずり出し、宿毛湾のチヌの引きを存分に堪能した。
宿毛湾では、5月〜6月上旬にかけては乗っ込みから回復した個体が釣れる見込み。
さらに、7月後半から8月上旬にかけては、甲殻類を捕食する大型チヌが狙えるようになるそうで、塩田さんも楽しみにしているという。
みなさんもパワフルな引きが特徴の大型チヌが狙える宿毛湾に釣行してはいかがだろう。
《釣行メモ》
釣行日 | 2023年4月30日 |
潮汐 | 若潮 |
満潮 | 03時39分 |
干潮 | 09時41分 |
(片島) |
《使用タックル》
《使用したエサ》