激渋の中ヒラメ2枚をゲット 【2021年 カモシ釣り釣行 その1】/外房 川津漁港「基吉丸」(千葉県勝浦市)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

めじろん号をフォローする

今回はカモシ釣り釣行。イシナギ釣行でお世話になっていた、千葉県外房の川津漁港から出港する「基吉丸」さんにまたお世話になりました。

 

こちらの船は毎年5月末頃から8月初旬頃まで、深海魚であるイシナギの産卵に伴う接岸の際に、イシナギ乗り合いを出しています。イシナギ釣りが8月初旬に終わるので、それ以降から10月下旬頃ぐらいまで、外房のご当地釣法のカモシ釣りで狙うヒラマサや真鯛にターゲットが変化します。

船長はイシナギのみでなく、カモシ釣りでのヒラマサのポイントや釣り方を熟知しており、多くの実績を挙げられています。

過去には20キロオーバーの大型も釣れており、近年ではそのような大型の数は減ったそうですが、今でもそのようなサイズがカモシ釣りで釣れる可能性があるとのことです。

昨年度は、初めてのカモシ釣りで7キロオーバーのヒラマサを釣ることができました。

 

1日の釣りの流れは、まずヒラマサがカモシ釣りでダメな時に備えて、エサの小鯵を30分程釣り、それからヒラマサのポイントに向かいます。

5時頃出港し、11時頃に沖上がりとなります。

 

今回も5時に出港し、港から5分程のポイントでサビキ仕掛けで小鯵を狙いました。

1投目からアジが鈴なりに釣れて、エサの確保が容易かなと思い、次の投入では、なるべく数を付けておこうと思い、アジが付いてしばらく針数の10本分付けようとやっていると、妙にアジにしては重いなと感じました。

水深が10m程だったので、すぐに上がってきて、水面で魚を見てみると茶色の魚が上から2番目に付いているのが確認できました。

すぐにヒラメとわかったので、タモを取りに向かって急いで取り込みました。

サイズは1キロ超の食べ頃のヒラメ!

 

朝から運がいいと思い、その後もアジを狙い続けました。アジが40匹を超えた頃に、今度は先ほどのヒラメよりも大きなアタリ!

「まさか」と思っていたら、先ほどのヒラメよりも大きな2キロのヒラメでした。すぐにタモで掬い、船に上げてみると、すぐにアジを吐き出しました。よく見てみると、アジを咥えていただけで、針がかかっていたわけではなく、偶然が重なって取れた魚だったのでとても嬉しかったです。

ヒラメ 千葉県 勝浦
良型のヒラメが2枚ヒット

 

30分程釣ってエサが十分確保できたので、6時前にヒラマサの釣り場である3本松という有名なポイントに移動しました。

到着して1投目を投入するも、潮がほとんど動いていない状況でした。

そのような中、竿を振ってコマセであるミンチを出していると、付け餌にウマヅラハギがヒットしました。エサ取りの正体は、大体わかっていたのですが、良いサイズのウマヅラハギだったので良いお土産だと思いキープしました。

その後も潮が動かない状況が続き、結局、イサキとアカイサキ、ウマヅラハギと何とも寂しい釣果となりました。

ヒットしたアカイサキ

 

カモシ釣りの特徴として、竿を大きく振った後に、一旦上で止めることにより、カモシ袋が反転し、中のミンチが放出されるという感じです。オキアミを使うコマセ釣りの感覚でやると、上手くミンチが放出されないので、オキアミコマセとは違うと船長に教えてもらいました。

子供の頃からやってみたいと思っていた釣りなだけにとても学ぶことが多く、面白い釣りです。しかも、ここのヒラマサはこの栄養満点のミンチをエサにしていることもあり、非常に脂が乗って美味しく、釣った後の食べる楽しみもあるので、次回は是非とも釣りたいところです。

 

昨年度の記事(釣りぽ版) 

本文

《マップ》

※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。

《釣行メモ》

釣行日 2021年9月11日
潮汐 中潮
 満潮  07時07分
 干潮  12時56分
(勝浦)

《使用タックル》

竿 ヒラマサ 220SP 剛樹
リール ビーストマスター MD3000 シマノ
道糸 PE 4号  
ハリス フロロ 6号  
ハリ ヒラマサ鈎 10号  

《エサ》

サシエ サンマのぶつ切り  
マキエ イワシとサンマのミンチ