最大20キロオーバーもヒット! 千葉県外房・勝浦沖のイシナギ釣行で良型入れ食い/川津漁港沖(千葉県勝浦市)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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2020年6月30日、千葉県、外房、勝浦の川津漁港から出港する「基吉丸」さんにお世話になりイシナギ釣りに行きました。

参照)前回のイシナギ釣行記事

この日は他にお客さんがいないということで、一人だけの釣行で、貸し切り状態という贅沢な釣行となりました。

 

今回もエサとなるスルメイカを釣り、それからイシナギを狙う流れでした。

スルメのポイントに到着後、仕掛けを下ろすとすぐにスルメがスッテに乗ってきました。

2投目までは乗りが良かったものの、それからは日が昇って来たためか、イカの反応が散り、なかなか乗らなくなり、結果的には5ハイを確保でき、一応イシナギを狙う準備はできました。

船長もイカを釣ってくれたため、エサは十分ということで少し早めにイシナギを狙いに移動しました。

 

ポイントに到着後、底を取って流しているとすぐに竿先にアタリが来て、一気に竿先が引き込まれました。しばらくやり取りをして上げてみると、良型のイシナギでした。(帰港後の計測で13キロ)

最初に釣れたイシナギ

 

それからまた投入して、棚を取って待っていると次は先ほどよりも強い引きが来ました。

大きく竿先が引き込まれてからアワセると、先ほどのイシナギよりも大きなイシナギでした。(帰港後の計測で15キロ)

15キロのイシナギ

 

さすがにこれ以上の連発はないだろうと思っていると、またしても竿先が引き込まれました。先に釣った2本よりも引きが強く、しばらく底付近から引きはがせず、負荷を魚にかけ続けていると、ゆっくりと巻き取りができ、上がってきました。

釣れたのは先の2本よりも大きなイシナギでした。(帰港後の計測で18キロ)

18キロのイシナギ

 

3本釣って仕掛けがダメになったので、少し違う仕掛けを試したところ、またすぐにアタリが来ました。

しかし、先ほどとは船の流れる方向が変わっており、アタリの出方も少し変な感じでした。エサのイカが暴れ、竿先が引き込まれるものの、エサだけ取られてしまいました。

 

エサを付け替えて、再投入するとまた引き込まれ今度はフッキングしました。ところが、しばらくやり取りすると、鈎が外れてバレてしまいました。

原因を考えると、孫針の部分に少し硬めの保護チューブを入れていたためか、イシナギの顔の周りに絡みつくようにフッキングしていなかったのではと思いました。

 

ここまで3本釣った仕掛けは、柔らかい保護チューブを入れていたので、絡みつくようフッキングしていました。

船長が作った仕掛けでは、この部分はケプラーを使っており、鈎自体が動けるような作りになっています。(親鈎は石鯛鈎20号をチューブにナイロンラインで固定し、遊動式に)

イシナギ 仕掛け
イシナギの仕掛け

3本釣っていたので、このままやってみようと思い、死んだイカでも本当に食うのかという疑問もあり、死んだイカをエサにして流してみました。

 

すると、前アタリがあり、船長が潮に船を完全に同調させた瞬間に竿先が引き込まれました。確実にフッキングさせるために、すこし待って何度もアワセを入れてファイトを開始しました。

 

今まで釣ってきた魚よりも遥かに引きが強く、竿を起こしてリフトするのが非常に困難でした。そのため、魚が疲れるまで耐えるという方法を取りました。

しかしながら、一向にこの魚の引きが弱くならないので、無理やりリフトをしてラインを回収しました。

中層付近でさらに抵抗をし、また走り糸を出されました。(ドラグはほぼフルロック状態)潮の影響も受けていたためか、非常に魚が重たかったです。

船長に船を上手く操船してもらいつつ、魚が船の下に入らないようにしてもらったものの、やっと浮上した時に船の真下に入ってきたため、無理やり引っ張りだしました。

船に上げてみると、明らかに1匹だけ大きかったです。(帰港後の計測で20キロ)

20キロのイシナギ 良型イシナギ

 

4匹釣ったところで、あまり釣りすぎても問題があるので、仕掛けを入れればまだ数は伸びるような状況でしたが、かなり早目の沖上がりをしました。

 

一番小さい魚をキープして、残りは船長に進呈しました。(流石に1人で出してもらったので油代の足しにしてもらいたかったというのもあります。)

 

今回はよく釣れましたが、イシナギはまずエサのスルメイカを釣ることが一番重要でこれが釣れないでボウズになったり、エサが釣れてもイシナギが食わなかったりというかなり運任せの要素が強いです。(毎回釣れるわけではありません。)

しかしながら、船長も言うように、イカを釣れない人は、やはり技量的なことも関係してイシナギも釣れないそうです。

 

また、仕掛けが非常に重要で、市販の仕掛けではダメなものもあるので、こちらの地域に釣行する際は、初めてなら船長の自作の仕掛けを購入した方が安上がりで、かつ間違いはありません。

 

なお、自作をする人向けに下記の個人サイトで作り方を紹介しています。

  日本の釣りにしらしんけん

  

今回釣れた群れは新しい群れのようで、そろそろ超大型のイシナギも入ってくるのかなと期待が持てます。7月いっぱいまではするそうなので、博打の要素はありますが、釣れる時に当たると非常に面白い釣りです。興味のある方は準備を万端にしてから臨まれて下さい。

一応、船には貸し道具はあるものの、大物釣りは全く初めてという人は、青物のヒラマサやブリなどで経験を積んでから臨まれた方が良いです。(サイズが選べないので、危ないです。)

《釣行メモ》

釣行日 2020年6月30日
潮汐 長潮
 満潮  12時40分
 干潮  06時18分
(勝浦)

《使用タックル》

竿 スタンディングディープ195S(イシナギ用)/スクイッドロゴス190M(エサのスルメ用) 剛樹
リール 19ビーストマスター6000(イシナギ用) シマノ
19シーボーグ500MJ(スルメ用) ダイワ
道糸 イシナギ用:PE 10号、スルメ用:PE 4号  
ハリス フロロ 60号(イシナギ用)  
ハリ 泳がせ 30号、石鯛鈎 20号  

《エサ》

サシエ スルメイカ  
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