揖保川・アユ最盛期釣行「来た!海産DNAアユ!」/揖保川(兵庫県)

(もり まさひこ)ホームグラウンドは姫路。エサ釣り、ルアー、船、渓流など、さまざまな釣りを楽しんでいる。オーシャンルーラーマエストロ

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〇はじめに

連日の猛暑で、近畿一円の有名アユ釣り河川も高水温に悩まされる中、今アユの最盛期に入った揖保川へ釣行してみました。

何といっても、ひらかれた川の揖保川。支流河川で7~8mのサオを普段使用する私にとって、本流河川は、ちょっとスケールが違います。9mザオをうまく使いこなせるか?不安ですが頑張ってみました。

〇朝焼けの中

天気予報(雲画像)・インターネットによる河川状況(ライブカメラ映像)・ダム放水量のを確認し、早朝、朝焼けをバックに自宅を出発します。

山崎の「オトリ店・蕾」に立ち寄ると、親切モットーの若オーナーと愛犬ラッキーが出迎えてくれます。いつものことながら愛犬ラッキーは、おやつをおねだりをして、可愛いです。

先日入荷したばかりの元気天然オトリを入手し、オーナーの「頑張って!」のエールを背に、中流域の新宮エリアを目指し車を走らせました。

〇上流は網漁、右岸は、激流!

お目当てのポイントに到着し、駐車場スペースに車を止めて上流部を見ると、投網をする地元の網漁師さんの姿が目に入ります。今晩の食材確保かな?

それともお盆前の帰省する孫たちに食べさせる、ふるさとの夏の味となるジージの「おもてなし」かな?と、想像を巡らせ身支度にかかります。

網漁を横目に身支度も完了。今日は心強い天然オトリ。いざ!河原へと向かいます。昨夜のにわか雨の影響もあってやや薄濁りの引き水状態の20cmの水高のようです。

心配していた水温ですが、幸運にも水温は22℃とオトリの水合わせをする必要もないようでひと安心。

膝まで川に入って見ても水中のアユシューズが確認できます。予想通りにどうやら水質の透明度も回復気味。水位も大石の水際跡が15cm程下がっています。川状況が回復しています。どうやら釣りの出来る条件としては問題なさそうです。

しかし、お目当ての右岸の岩盤エリアは、激流状態になっています。このポイントは避けて時間待ち、上流の瀬落ちの左岸の流れの早瀬のポイントから釣りスタートを切ることにしました。

〇オトリが変わって海産遡上の太アユが!

ちょいオモリを付けて、1番オトリに期待をかけます。しかし、10分経過しても、20分経過してもアユからの反応はまったくありません。

ハリを3本イカリのシワリバリ7.5号から、4本イカリの先端ストレートバリ7.0号にチェンジし、思い切ってオモリを取り去り対岸のチャラ瀬緩の流れに送り込んでみると、待望の野アユがヒット。

さすが天然オトリパワーとラッキーなハリチェンジヒットです。勝負が速い!

慎重に取り込んだ野アユは、ちょっとスリムな放流人工産の20cmサイズですが、こいつに鼻カンを通して早瀬に繰り込むと何と秒殺ヒット。良い感じのスタートです。

「ギュイーン!」と、オトリを上流に引き上げ、なかなか寄って来ません。どうやら良型らしく期待がわきます。

サオを上流へキープして、しっかりとブロックをかため、しばらくアユとの格闘劇を繰り広げながら、背掛かりと確認して足元まで寄せてタモに掬い取ったのは、まぎれもない海産遡上DNAの1番アユ。

ナイスボディーの綺麗な魚体です。4本イカリのハリがガッチリと2本背中に掛かっていました。

見とれる間もなくハリを8.0号にチェンジし、吉と出るか、凶と出るか? 覚悟を決めて一気にデカアユとの勝負に出てみることにしてみます。

〇早瀬では、快引のオス

大石の袋になったヨドミに送り込み、立ち位置を正面に取った瞬間、手元に「ゴン!」の強烈なアタリが出ると同時に一気に下流へと掛かりアユが走ります。「来た・来た・来た〜!」この引きは、たまりません。予想は、大当たりです!

5mほど付いて下り、抜き上げてタモに2匹のアユが「ドスン!」と、収まります。今シーズン初の本流でのアユ釣りの迫力を感じる最高の瞬間・最高の気分です。

掛かりアユはオス、次なるドラマを展開するべくアユに鼻カンを通し、このリズムを崩さないようにと、ハリ先・ハリスの長さを先ほどと同じようにやや長い目に取り「行け!」と、

気合もろともオトリを放つと、グングンと対岸へと泳いでいきます。もうこうなれば何が何だか分からないオトリ任せの興奮状態の釣りとなります。

しかし、ここで不運到来!流入する青藻のかたまりにラインを取られ、ラインブレイクが発生! おまけに上流からひん死のチビアユが数匹流れてきます。

犯人は分かっています。ここでリズムが壊れてしまっては・・・と、少し様子を見ることとし小休止を取ることにしました。

せっかくのオスアユと鼻カン回り・ハリをロストして、出鼻をくじかれた気持ちを落ち着けるためにスタミナドリンクを飲み干します。すると不思議にポジティブ気分になるが私です。

河原で青空を見上げ、辺りの山々の緑の色彩のコントラストに癒されながら、少し早い昼食をゆったりと取ることにしました。

時間の経過とともに、どうやら上流の投網の漁師さんも去り、水位も下がり平水状態になって来ました。

昼食後にさらなる期待を胸に、水中ラインをハイテク・PEラインから複合メタルラインに変えて、水勢のおさまった下流の急瀬でやる気満々の引き釣りスタイルの釣りをスタートすることにしました。

オモリウエイトを上げて、流れ脇からオトリをねじ込み、ピンポイントで止めてアタリを待ちます。荒瀬の岩盤エリアでは、この繰り返しです。「ゴッ・ゴン!」と、手元にハリ掛かりのシグナルが伝わると同時に目印が下流に一気に突き刺さります。

これ・これ・これです! サオは、大きく弧を描きサオが悲鳴を上げているようです。掛かりアユはなかなか水面を割りません。じっとしゃがみ込んで引きに耐えると同時にサオを立って流れの緩やかなポイントへと誘導します。もう必死です。

サオをのされそうになりながらも、やっとの思いで河原際ですくい取り込めました。今日イチサイズの24cm超サイズです。願いは叶いました。

「危なかった!」身切れ寸前の掛かり傷にほっとため息をつき、額の汗を手で拭い大満足の1匹を手にすることができました。

さらに、このデカ掛かりアユに鼻カンを通して、オモリを取り去り、岩盤の瀬落ちの白泡に入れてみると、引き上げて間もなく、「ガッ・ガン!グルッグル!」の鋭いアタリ、どうやら口掛かりのようです。

口掛かりだけにゆっくりとテンションキープをして水面を這わせての取り込みもうまく行きました。

ここから、嬉しい良型の4連発!思った流れ筋のポイントで、オトリを止めてサオを立て、オトリの尾を振らせると、アユが飛びついてきます。もう、最高です。

〇楽しんだ釣果の一部

プチ入れ掛かりの後は、一変したかのようにアタリが散発となり、20cmまでの放流アユしか釣れません。

上流部の瀬へ気分転換して移動してみます。水中ラインをハイテク・PEラインに張り替え、泳がせ釣りで3匹追加しますが、サイズダウンの放流群れアユちょっとがっかり。このポイントは釣り切られているようです。

時折吹いてくる風もやや強くなって来ました。上流から下流に吹く強風はサオを弓なりに大きくしならせ手元に大きな負荷がかかって来出しました。

サオ仕舞い時ですね。「もう1匹!それが釣りのおさめ時!」素直に受け入れて、今日の所は、これにて納竿とすることにしました。

釣果は、貧果でしたが私の家族分には十分な釣果となりました。「また楽しみに来るよ!」と、川に別れを告げして揖保川を後にすることにしました。

〇おわりに

今回の釣行は、流入する川藻と強風に釣りリズムを崩されながらも四苦八苦した時間ありましたが、アユの活性条件とそのタイミングを引き当てた釣行となり、プチ入れ掛かりも十分楽しめました。

自分なりに楽しめた本日の釣りパターンは、①掛かり1番! 4本バリで確実な1匹。②ちょいオモリでオトリのスタミナ確保。③釣れる時はハリス長さをキープ・・・などの引き出しの多さの対策が大切と痛感しました。

私の釣りスタイルとなる釣りは、通称「オレ流の釣り」は、「犬も歩けば棒に当たる!」釣りです。また、「石の上にも3時間!」(笑)色々やって見て、思ったことが叶えられた満足の半日の釣りでした。

〇おねがい

昨今のゲリラ豪雨の多い時期の釣行は、お天気の降雨推移情報をはじめ、念のために現地への問い合わせの河川状況の把握、上流にダムがある場合は、ダムの放水量や堰堤ゲートの開閉に注意を図るなどのアンテナを張った釣行も大切ですね。

また、ゴミの持ち帰り、迷惑駐車の防止はもとより、単独釣行の場合は、私自身も含めて高齢の方は、川幅が広いポイントや急流に立ち込む場合だけでなく、ライフジャケットの装着を忘れないように心がけたいものです。

家族に迷惑と心配をかけないためにも・・・。

「釣って楽しい・食べて美味しい・安全な釣り!」の3拍子でアユ釣りを楽しみたですね。次回の釣行ターゲットは、あまり欲張らないちょっとでかくなったアユ釣行となる予定です。

剛腕タックルにチェンジして揖保川の大アユにチャレンジしてみたいと思います。少しだけご期待ください。

《釣行メモ》

釣行日/2026年8月9日
釣行場所/兵庫県 揖保川 中流域・新宮地区
天候/曇り時々晴れ
気温/31〜35℃
水温/22〜26℃
釣果/18~20cm 6匹、21~24cm 8匹、計 14匹
お問合せ/オトリ店 蕾 (天然アユあり)

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《参考タックル》

・ロッド/時雨 9.0mズーム(シマノ
・天井糸/遊動式自作 フロロ 0.8号
・水中ライン/ザイト メルファ複合メタルMH 0.1号(オーナーばり
・ハリ/颯ライト 7.5号(3本イカリ)、こだま 7.0号(4本イカリ)、大鮎秀尖 8.0号(3本イカリ)(オーナーばり
・オモリ/鮎玉オモリ 1.5、3.0号(オーナーばり

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