渋いながらも本命キンキやマダラをキャッチ
かねてから行きたいと思っていたキンキ(キチジ)狙いで浦河(北海道の襟裳の近く)に行きました。自宅からは1時間程度の距離なのに、今までなかなか行く機会がありませんでした。
今回は第37芳陽丸さんにお世話になりました。大変渋い状況の中、本命のキンキやタラ、外道のカラスハモなど中深海の釣りを満喫でき面白かったです。
この釣りの特徴が写真にある一文字天秤(両天秤)。これを使った釣りは全くやったことがなく、どのように釣るのかが事前に調べてみたものの、なかなか馴染めませんでした。
また、今回はみなさん使われていなかったのですが、十文字天秤という十字型の巨大な天秤もあります。北海道ではこれらを使ってキンキを狙うので、関東の平潟沖のキンキ釣りとは全く異なります。
今回のポイントは水深270~320mぐらいで比較的浅い場所のようです。通常は400mぐらいのところで釣るそうです。
エサはサンマが良いらしく、これを短冊にして8本針(天秤に4つ付けるところがあり、針がそれぞれダブルになっていて4箇所×2本ずつ)に付け、艫(とも)から順に投入していきました。
キンキは口が柔らかく速く巻き上げるとばれてしまいます。今回のように水面にいる海鳥にキンキを盗られるおそれもあり、なかなかキャッチが難しい魚となっています。またサメのいる時期はサメに持っていかれます。
外道はマダラやアブラガレイ(ヒラメ(座布団)ぐらい大きくなります)、カラスハモ、ドンコなど多彩。このうちカラスハモの粘液は非常に困るぐらいヌルヌルになります。
北海道のキンキは6月から7月末頃がシーズンらしく、それ以降はひと段落するそうです。サイズも比較的大きく、数も出るときはたくさん釣れるそうで、こちらもボートロックと同じぐらいお勧めです。
浦河へのアクセスですが、千歳空港から約3時間ちょっとの距離で少し遠いですが、場荒れは少ない地域です。
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《釣行メモ》
釣行日 | 2017年7月20日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 14時11分 |
干潮 | 06時38分 |
(浦河) |
《使用タックル》
竿 | マッドバイパー深海H195 | ダイワ |
リール | ビーストマスター9000(CCMハンドルカスタム仕様) | シマノ |
道糸 | PE6号(1100m) | |
リーダー | 30号 1m程度(PEのサルカンへの直結による摩耗防止のため) | |
ハリス | 8号 | |
ハリ | ムツ針18~20号 |
竿はコウジンメヌケ用に買ったものを使いましたが、こちらの竿はややキンキには硬くあまりむきません。使うならMHクラスの竿の方がむいていると思います。
基本的に置き竿でやるので竿の重さはあまり関係ありません。
また、外道で来るタラは大きいのは1mぐらいのもいるので、ある程度強度のある竿でないと少しきついと思います。
リールは平戸のクエ釣りに使っていたものに、PE6号を1100m巻いて、ややライトタックルのコウジンメヌケ用にしているのを使いました。ハンドルは平戸のクエ釣りを本格的にやっている人に御用達のCCMのハンドルにしています。
このハンドルは、純正に比べシャフトの長さが長く、大物とのやり取りの際、手巻きアシストに使う時に非常に役に立ちます。値段はしますが、カラーのオーダーメイドも可能なためお勧めです。ちなみに、私のカラーはグリーンアルマイトの特注カラーです(価格は合計で2万円ちょっとです)。
この釣りをしていると深海性のヒトデがくっついてきます。意外とこれらがキンキのエサのひとつなのかなとちょっと思いました。
《エサ》
サシエ | サンマ短冊、イカの短冊 |
《利用渡船》
第37芳陽丸 | https://ameblo.jp/918-1208/ |