今回は約2か月ぶりのタイラバに行きました。当初はサクラマスをやる予定でしたが、先行した船の釣果があまりにも悪かったため当初からソイ狙いに変更になりました。
最初はスピニングタックルでやっていましたが、潮の流れが速く、船の下にラインが入っていき、キャストしても回収の頻度が高く、かつオマツリの可能性もあったので、タックルを
中深海のタイラバ・インチク用で使っているタックルにし、ヘッドの重さをそれに伴い150gから200gに変更しました。
当日のポイントは水深が50~80m程の所で、手巻きでも全く問題ありませんでした。
最初に30cmぐらいの黒ソイがヒットし、続いて2キロ程のマダラ。その後46cmの黒ソイや良型のマゾイがヒットと渋い状況ながらも数を着実に伸ばすことができ、納竿までに24匹を釣ることができました。
今回はマダラのヒットが多く、他の方もマダラをキャッチしていました。この時期は産卵が終了して、産卵後の荒食いでマダラが岸寄りするため、水深が20mぐらいの所でもヒットする場合があります。
また、聞いた話によると陸からの投げ釣りでもマダラが釣れるところがあるそうです。
今回、セブンの宮崎船長からいただいたセブンの針外しを使ってみたところ、今まで魚を釣ってオーシャングリップでつかんでプライヤーで外すという一連の動作の時間を短縮することができました。
九州で泳がせの小アジを釣る時に同様の針外しを使っていましたが、セブンの針外しはサイズと太さがちょうどタイラバの針にマッチしていて使いやすいので、お店で見かけたら購入をお勧めします。
この日は昼からは人が少ないということで、船長のお誘いもあり通しで乗りました。当初は、いくらか釣れていましたが、午前よりも徐々に渋くなり、夕方には完全にヒットしないような状況になり少し早めに納竿しました。
それでも人にあげたのを合わせると17匹程釣ることができ、かつ40cmオーバーの黒ソイも釣れたので、非常に満足する釣行でした。
サクラマスも楽しいですが、やはりタイラバが最高です。
《釣行メモ》
釣行日 | 2018年3月24日 |
潮汐 | 小潮 |
満潮 | 06時32分 |
干潮 | 14時05分 |
(苫小牧東) |
《使用タックル》
竿 | ライトゲームリミテッドTYPE82 190H、炎月プレミアムS610MH | シマノ |
リール | オシアコンクエスト301HG、14ステラ4000PG | シマノ |
ライン | PE1.5号、1.2号 | |
リーダー | フロロ6号、5号 | |
タイラバ | セブンスライド 150〜200g | セブン |
ハリ | マイスターフック | ハヤブサ |
今回使用したタックルについて
今回使用したタックルについて紹介します。
竿は九州のマハタのインチクやタイラバでも使っているもので、シマノ社の『ライトゲームリミテッド TYPE82 H190』です。
リールは『オシアコンクエストの301HG』で、ハンドルを『ビーストマスター3000XS』のハンドルを使用し、ロングハンドル化しています。糸はPE1.5号で、タイラバ・インチクどちらも使える許容限界ぐらいでやっています。
竿のスペックは錘負荷40~200号(魚をかけてやり取りがまともにできる錘負荷は大体100号ぐらいまで、最大の負荷でやると釣りにならないことを確認済み)で、主に用途としてオニカサゴやビシアジ釣り、テンヤ太刀魚用となっており、青物がヒットしても問題のない設計になっています。
この竿が現段階でパワーもあって、先端がグラス穂先のため非常に食い込みが良いこともあり、最高の深場のインチク・タイラバロッドと思っています。
この竿の特性は、400gまでのタイラバのヘッドに対応でき、最適な負荷の範囲は200~400gまでだと思います(400gまで北海道各地及び九州で検証済み)。
しかしながら、ヘッドのサイズが大きくなるほど表面積が大きくなるため潮の影響を受けやすく、特に300g以上のタイラバのヘッドは潮が速い時は、潮の影響をもろにヘッドが受け、その波動が穂先に出て巻き取り等に支障をきたします。この点、インチクの場合は、タイラバのヘッドに比べ、潮を受ける表面積が少ないため、ストレスなく使用できます。
そのため、私は200gまではタイラバ(セブン製品が200gのヘッドまでしかないため)、それよりも重たい時は遊動式インチクの『海士』を使っています。
個人的にはドテラ等でやる特殊な環境を除き、深場で細い仕掛けでやるタイラバはあまり合理性がないと考えています。
昔は、150mでも200mでも通常のタイラバタックルで無理にやっていたこともあり、ある程度のサイズの魚が掛かった時に大変な目に何度もあっています(特に、深場でブリがかかると最悪です)。
一般的に深い所には大きな魚も多く、かつ基本的に小さい魚を釣るためのタイラバを使う必要性がなく、もし万が一大型がかかっても同船者に迷惑をかけないためには、インチクを使ったしっかりとしたタックルの方が無難な気がします。
真鯛は以前250mの所でも釣れたのを見たことがあり、ヒラメやブリは150m以深でも釣れることも確認していて、特にこれらの魚が大型の場合が多いことを考えると、大型を効率的に釣れるインチクの方が良いと思ってます。
北海道も含め、一般的には細いタックルで魚をかけたら同船者に迷惑がかかるため無理に止める必要もあり、通常のタイラバロッドではヘッドの重さ+魚の重さが加わるとかなり厳しいと思います。
このタックルで5キロオーバーのマダラや6キロオーバーのヒラメ、ブリなども釣っていますが、これなら無理にでも止めてリフトも可能です。
今回の釣行のように仕掛けが船の下に入り込み、通常のタイラバロッドではバットパワーが負けるような状況でも使いやすいです。
また、このようなライトゲーム用のタックルは汎用性が高く、北海道ではこの釣り方の他に、カレイ釣りなどにも汎用的に使えるので非常に使いやすいと感じています。
タイラバの専門竿で探すのではなく、いろいろなジャンルの竿の中から自分の釣り方にあった竿を探したり、作ったりするのはお勧めです。
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