はからずもまた呉市に。ちょっと仕事がありました。海の仕事、天気に左右されるねぇ。
梅雨の走りの様な真っすぐ降る雨。一雨ごとに山の色は濃緑色と明るい緑に変わっていくのですが、海もおんなじ。段々夏の色に変わって濁りがずっと続いたりする。梅雨入りはいつだろうか?
呉市・広にある「うどんの天」さんで朝食。朝6時からやってくれてます。ここは東京と違って朝8時から会社をやっているところ多いんで、この時間にぱぱっと朝ごはん食べてからお客さんの所へ行くのには立地条件、ボリューム、お値段含めて丁度いいのです。
このうどん、呉細うどんといいまして、その昔、呉海軍工廠で軍艦の建造をする職工さんが忙しいのでお昼も待たずに食べられてたそう。細い麺なんですぐに茹ってのど越し柔らかくで、おむすびと付け合わせてぱぱっとやったらしいのです。
対岸40㎞の讃岐、松山と言った饂飩に比べると麺の堅さといい汁の甘味と言い、妙に物足りない? 様な気がしますが、どうしてどうして、朝ごはんという状況に置くと大変合理的で「美味い」存在なのです。これで640円、注文から60秒冷たいのも夏はありますがわたくしは1年通じてこの「かけ」と「むすび」がいいですね。
さてこの「うどんの天」さんから車で12分、呉市小坪新波止から出ている武洋丸さんでまたアコウ狙って来ました。アコラバですね。
しとしと降る雨の中16時30分出船。日没前のマズメと潮止まりが重なるタイミング! 45mまで鉛の80gを落とした瞬間、ゴォーンと何かにひったくられる様なアタリ。
しかし、「あれっ、根に持ってかれちゃったかなぁ…」
大前船長はブリッジで操船に専念しているし、「しょうがねぇなぁ」と幾度か竿を煽ってみたら……、さすがそこはサクラ高級釣竿のカワハギ竿、強靭です。根から強引に引きずり出すことに成功。
しかし、物凄い勢いで首を振るんですよねぇ。ヒラメか? ショゴか? マゴチか? でかいホゴ? ドラグ効かせてヤリトリの末、だんだん見えて来た朱色がボコッと浮いて、大前さんのタモに入ったのは50.5cmの良型アコウ(キジハタ)。
夏場に生けで数万円の逸品との事。でもね関東人のわたくしには実感が湧きません、ごめんなさい。
さあ日没迄残り90分。「真鯛の引きをどぉしても味わいたい」という想いが竜宮城に通じたか、この後3回アタって40cmに欠ける真鯛を1枚取らせて頂きました。
18時45分残影僅かに残る中、日没と強雨で沖上がり。僅か2時間にしてはいい釣りなのかなぁ……。良型アコウは遠い北国の御婦人に送り、ビジホでひと風呂浴びてビール付けて予約の夕食。
さぁ明日で出張終わりだけど朝は「うどんの天」さんにまた行っちゃおうかな。武洋丸のアコラバもまた来たいなあ。武洋丸、アコウの良型釣らせます。あんまり小さいのは混じらないね。
読んでいただいた貴方も是非旅釣り「広島県・呉市・広」で、どうぞ。
《釣行メモ》
釣行日 | 2024年5月6日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 08時11分 |
干潮 | 14時26分 |
(呉) | |
◯利用渡船/武洋丸 090-7898-4191(小坪新波止より出船 呉線新広駅下車 車で10分) https://takeyoumaru.sakura.ne.jp/ |