釣行日/2023年5月27日
令和5年5月27日、今回もイシナギ釣行ということでで、千葉県、外房の川津漁港からイシナギ釣りで出港する「基吉丸」さんにお世話になりました。
こちらの船は毎年5月末頃から8月初旬頃まで、深海魚であるイシナギの産卵に伴う接岸の際に、イシナギ乗り合いを出しています。船長はイシナギの生態や釣り方を熟知しており、非常に操船も上手く、多くの実績を上げられています。
過去には100キロオーバーの大型も釣れており、近年ではそのような大型の数は減ったそうですが、20キロオーバーのものであれば数多く上がっています。
例年、エサのスルメイカを釣って、それからイシナギを釣るという流れですが、今年はエサのヤリイカが5月になっても未だ釣れ続けているためか、当日もヤリイカを釣ってからイシナギを狙う流れになりました。こちらの海域では、イシナギ釣りの制限が10時30分までとなっているので、朝の短時間でエサのスルメイカやヤリイカを確保しなければならないのでかなり忙しく、非常にシビアなイカ釣りとなっています。
特に、最近はこのエサとなるヤリイカやスルメイカの確保が大変で、ダメな時は全く釣れないこともあるので、そのため保険として事前に皆イカを買ってくるというようになっています。(デッドベイトのイカは、概ね7ハイあれば釣りとして成立します。(サイズは、胴が約15センチ以下の小型のスルメイカは不可))
なお、この海域のイカ釣りは、サバが多く、ベテランでも1ハイ釣れるか釣れないかという状況もあるので、初心者の方はイカを購入して来ないと、釣りができない可能性もあります。(基本的に船宿での準備はありません。)
今回は、朝4時頃に出港し、50分程走ってから第1投となりました。今回のポイントも前回と同じポイントでした。
ポイントの水深は170m前後で、この日はサバの猛攻がありませんでした。事前の情報で非常に渋く、サバが少ないということがわかっていたので、例外的に11センチのツノを使い、ブランコの3本仕掛けで狙いました。
サバの当たりが少ないのは良いのですが、イカも全く触らない状況でもあり、結局エサ釣りでは辛うじて後半にパターンをつかみ、何とかヤリイカを1ハイ釣りました。
隣でやっていた若船長は、ヤリイカを3ハイ程釣っていたので、やはりヤリイカ狙いは直結が良いなと感じました。
7時前までヤリイカを狙い、それからまたイシナギのポイントに移動し、8時頃からイシナギを狙い始めました。
最初のヒットは左舷で釣っていた大船長で、17キロのイシナギが上がってきました。このイシナギが呼び水になったのか、私にもヒットしました。
生きたヤリイカを外道に取られてしまったため、死んだヤリイカでのヒットでした。上がってきたのは21.5キロのイシナギで、当日の最大魚でした。
そこからポツポツとヒットし、10.3キロのイシナギと9.5キロのイシナギの計3匹をキャッチしました。
これ以上釣ると大型クーラーにも入らないため、4匹目のイシナギは狙わず、わざと棚を上げて食べて美味しいメダイを狙うことにしました。結局、メダイは釣れず10時30分頃に納竿となりました。
今回の釣行でも死んだヤリイカを使いましたが、食い込み方がスルメに比べ、非常にスムーズなためか、アタリが来てすぐに竿先が舞い込みます。
今回も20キロオーバーをゲットし、3連続でイシナギをキャッチできたので非常に満足の行く釣行でした。
今回の釣行にはユーチューバーの方が2名来られていて、艫の2人はカメラで動画を撮影しているので、不思議な雰囲気でした。(イシナギの釣果は、右舷艫の人は1匹、左舷艫の人は2匹でした。)
当日の流れ方として、朝から左舷艫の方から仕掛けが入っていく状況で、カメラの撮り方を気にせず、釣りに専念していれば、もっと釣れたのにもったいないなぁと感じました。
今回は前回よりも潮が緩かったので、錘は250号で通せましたが、潮が速い時は300号まで持っていた方がどんな状況にも対応できると改めて実感しました。
《釣行メモ》
釣行日 | 2023年5月27日 |
潮汐 | 小潮 |
満潮 | 07時58分 |
干潮 | 03時18分 |
(勝浦) |
《使用タックル》
竿 | イシナギ用:スタンディングディープ 195S、190M、195SS(剛樹)、ヤリイカ用:スクイッドロゴス 195H、155H(剛樹) | |
リール | イシナギ用:19ビーストマスター6000(シマノ)、20シーボーグ800MJS(ダイワ)、ヤリイカ用:ビーストマスター3000EJ、2000EJ(シマノ) | |
道糸 | イシナギ用:PE8号、ヤリイカ用:PE3号 | |
ハリス | イシナギ用:フロロ60号 | |
ハリ | 泳がせ30号、石鯛鈎20号 |
《エサ》
サシエ | 生きたヤリイカ、冷凍ヤリイカ |