チャンスタイムに釣果を伸ばすのがポイント
新緑の眩しい季節がやってきました。この頃になると砂浜では夏の代表魚「キス」が釣れるようになってきます。今回、編集部からいただいたお題は「牛窓海水浴場でキスをお願いします。もちろん、ちょい投げでね」とのこと。
5月10日、満ち上げを狙って出かけましたが、現地に着くと東からの強風で海がザバザバといって濁りが出ています。とりあえず波止のコーナーから2時間ほど狙いましたが4匹で終了。風に負けました。予報では夕方には風が落ちるということで、干底からの満ち始めを狙うことにしていったん納竿。
満ちの潮が動き出す時間に合わせて16時30分頃、再び海水浴場へ。今度は波止近くの駐車場からすぐの砂浜でチャレンジです。
早速、6号のオモリをセットして50mラインへ投入。ラインの色を見ながらゆっくり引くとラインの色がオレンジに変わって2mほど引いた所でプルプル、1投目からキスがヒットします。続く2投目、オレンジ色に変わった所でまたまたヒット。これはチャンス!
ちょうど時合に当たったようです。ラインの色を頼りにヒットゾーンを集中して探ります。おもしろいようにオレンジ色に変わった辺りで次々とヒットします。
釣果を伸ばすには、ヒットが連続するチャンスタイムに、どれだけ手返しを早めて釣ることができるかにかかっています。エサのアオムシもすぐにハリへ付けられるよう5〜6匹ずつをそれぞれ3㎝ぐらいに切って準備しておきます。
エサ付け、投入、仕掛けを引く、アワセ、回収、ハリを外す。このリズムで効率よく釣っていきます。
キスのサイズは牛窓のアベレージサイズでしたが、1時間半ほどで写真の釣果となり大満足。 海水浴場の海開きまで、心地よいキスのアタリを楽しんではいかがでしょう。
釣果アップのコツ
時合に手返しを早くして釣ることができれば釣果アップにつながる。
①10mピッチで色が変わるPEラインを使用する。
アタリが出たときのラインの色を見て、その色のエリアを集中して探ろう。
②すぐにエサ付けができるよう、必要な大きさにハサミでカットする。
私は細めのアオムシ5〜6匹ずつをカットして使っている。
③仕掛けは多めに用意する。
ハリが盗られたら仕掛けを変えてすぐに次の投入を行おう。
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《釣行メモ》
釣行日 | 2017年5月10日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 10時24分 |
干潮 | 16時49分 |
(牛窓) |
《使用タックル》
竿 | コンパクトロッド | |
リール | スピニングリール2500番 | |
道糸 | PE 0.8号(カラーが10mピッチで変わるもの) | |
リーダー | フロロカーボン 1.5号 | |
オモリ | 小型天秤+ナス型オモリ6号 | |
仕掛け | 市販のキス仕掛け(ハリ:5〜6号) |
《エサ》
サシエ | アオムシ |