リンカイ アートレータ 号数別の特徴
NEWリンカイ アートレータの各号数の特徴を大知昭さんに紹介してもらった。
04号 530
操作性重視のモデル。競技においてもっとも繊細さと手返しを重視する場面で活躍するモデルだね。風があるなかでの釣り、繊細な仕掛けの操作が求められる状況でその強さを発揮してくれるよ。近距離から中距離、遠投までこなし、40cmクラスのチヌが数釣れるような場面での手返しでは無類の強さを誇る。0号感覚で攻めの釣りができるけど、掛けた魚はスムーズに取り込める1本。
06号 530
06号は前モデルでも多くのユーザーが大会でも使う1本になってるんだけど、それは喰わせの柔軟さと操作性、パワーがいずれもほどよいバランスに設定されているからだね。いわばアートレータの基本モデルだよ。自分が競技に挑むならこの号数をメインに考えるね。Lサイズの20gのウキでもしっかり飛ばせるから、チヌ釣りに慣れた人には場所を選ばずオールマイティーに使える1本だね。
1号 530
チヌのアベレージが大きい、55cmを超えるような大型のチヌも喰ってくるエリア、周囲に取り込みの障害になるものが多い条件下で使う1本。ジャパンカップクロダイの会場だった高知県宿毛や現会場の長崎県九十九島などにはとてもマッチしている。やり取りに不慣れな人もしっかり曲げ込むことで大型のチヌと問題なく渡り合える。そういった意味では使い手を選ばないスタンダードといえるね。
1号 500
トーナメントでは操作性を重視することから5mを支持する人も多い。知らない人からは「わずか30cmあのに?」と言われることもあるんだけど、操作性はやはり500が上。ハリスが短くなっても操作性を重視するならこの1本で決まり。前モデルにはなかった設定なのでファンには待望だよね。
同じ1号でも530と500でトータルバランスが違うので、長短で判断せず、別な竿と考えよう。
1.2号 530
競技ではリーサルウエポンといえる1本。60cmクラスのチヌとの勝負もこなせるパワーを持っている。取り込みが限定された狭い釣り場や状況下でも大型チヌを取り込むことが可能。また外洋エリアではエサ盗りに良型グレやブダイなど引きの強い魚が喰ってくることがあるんだけど、そういった魚への対抗策にもなる。正直いえば、瀬戸内のチヌ釣りで使うにはオーバースペックかな。
1.5号 530
競技の釣りも含めて「最強の鱗海」と考えているよ。「マスターチューン」にも1.5号がラインナップされているけど、あちらが粘りを重視するとすれば、こちらは強さを重視しているので大型の魚をいとも簡単に止めて浮かせてくれる。それは御荘湾でも何度も実感した。ロクマルチヌが期待できる場所で堂々とロクマルと対決できる。もちろん大型他魚への対抗もできるので、シマノ最強チヌフカセロッドといってもいい。
NEWリンカイ アートレータ 06号530と1号530を使った山口県上関沖横島での実釣インプレッションはコチラ