シマノ ジャパンカップ クロダイ(チヌ)釣り選手権大会 第11回 全国大会《予選リーグ》
2023年9月30日〜10月1日に高知県宿毛湾一帯で開催された『シマノ ジャパンカップ クロダイ(チヌ)釣り選手権大会 第11回 全国大会』の予選リーグ3試合をダイジェストで紹介。
予選リーグは全国から集まった20名の選手が2名ごとに分かれてマンツーマンで対戦。勝敗により与えられる勝ポイントと対戦相手との重量差によって2名の決勝戦進出選手が決まる。
◯予選リーグ第1試合
早朝、大会会場となった高知県宿毛市 藻津漁港に選手が集合。ルール説明などを受けたあと、選手たちは抽選により決まった対戦相手と磯に渡った。いよいよ第11回全国大会のスタート。
この日は大潮で試合開始頃が満潮。そのため試合中に潮の流れが大きく変化する場所もあり、釣座選択(前半、後半で交代)が大きなポイントにもなる。
そんな予選リーグ第1試合で5,353gの好釣果をあげたのが第8回大会優勝者・矢吹 壮選手。その他に下西ノ園 大地選手が3,592g、高橋 武選手が2,247gと好釣果をあげて順調に勝ポイント3を得た。
一方で0匹同士の引き分けの磯も4ヶ所あった。引き分けは勝ポイント1(負けは勝ポイント0)なので、まだまだ決勝進出の可能性は十分にある。
◯予選リーグ第2試合
この日の2試合目となった第2試合は、選手が渡った10ポイント全てで釣果があがり、宿毛湾の魚影の濃さをみせつけた。
注目を集めたのが早くも勝ポイント3同士の対戦となった矢吹選手と高橋選手の対戦。好ポイントとして知られる「ブドウ園」での対戦は、前半から高橋選手がリードし4匹で3,697gを釣り上げ、第8回優勝者 矢吹選手に勝利した。
その他の磯でも濱川選手の5,781gや山田選手の4,237gなど好釣果が上がっていた。
第2試合を終えて2勝して勝ポイント6となったのは下西ノ園選手、高橋選手、石井宏明選手の3名。第3試合ではこの中の下西ノ園選手と石井選手が対戦。2勝をあげている選手の結果によってはここまで1勝1分(勝ポイント4)の選手も決勝進出の可能性がある。
◯予選リーグ第3試合
翌日の第3試合。注目されたのは下西ノ園選手と石井選手の2勝同士の対戦。勝てば決勝進出が決定するこの試合は、下西ノ園選手が勝利し勝ポイント3(合計勝ポイント9)と決勝進出を決めた。
2勝をあげているもうひとりの高橋選手は畠中選手と対戦した。勝てば決勝進出が決まったが、この試合は両者釣果0での引き分け。高橋選手は勝ポイント1で合計勝ポイント7となった。
第3試合の検量が全て終わった段階で全勝ポイント7を獲得した選手が4名となり、予選3試合での合計重量差で決勝進出者が決まる。全選手が注目する中、合計重量差6,871gで決勝進出を決めたのは濱川選手だった。