サメの猛攻をかわして10キロオーバーのイシナギをゲット/外房 川津港沖・基吉丸(千葉県勝浦市)

釣歴30年、得意なジャンルはキスの投げ釣りと船釣り全般です。特に、最近は全国各地でタイラバで遊んでます。メインフィールドは北部九州及び北海道です。海、淡水問わずいろいろな釣りにチャレンジし、特に、海釣りにおいては北海道のタイラバの普及、レバーブレーキを使用したスピニングタイラバの普及等に力を入れてます。

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今回もイシナギ釣行で、昨年たくさんイシナギを釣らせていただいた千葉県、外房の川津漁港からイシナギ釣りで出港する「基吉丸」さんにお世話になりました。

こちらの船は毎年5月末頃から8月初旬頃まで、深海魚であるイシナギの産卵に伴う接岸の際に、イシナギ乗り合いを出しています。

船長はイシナギの生態や釣り方を熟知しており、非常に操船も上手く、多くの実績を挙げられています。過去には100キロオーバーの大型も釣れており、近年ではそのような大型の数は減ったそうですが、20キロオーバーのものであればかなりの確率で上がっています。

 

1日の釣りの流れは、まずエサのスルメイカを釣って、それからイシナギを釣るというものです。イシナギ釣りの制限が10時30分までとなっているので、朝の短時間(5時ぐらいから7時前頃まで)でエサのスルメイカを確保しなければならないので大変です。

特に、最近はこのエサとなるスルメイカの確保が大変で、全く釣れないこともあるので、そのため保険として事前にスーパーでイカを買ってくるというふうになっています。

 

今回も朝4時に出港し、5時にスルメイカのポイントに到着し、第1投となりました。

サバは少なくなったものの、スルメイカも少なくなっており、いてもなかなか乗らないという激渋の状況でした。

なんとか1つフォールで乗せて、2ハイ目をとやっていると、底で乗ってしばらくして、ぐいっと何かに引っ張られました。バレたかと思い上げてみると、何と貴重なスルメイカが胴体を食べられ、足のみカンナに引っかかって上がってきました。

足は新鮮だったので、とりあえずキープしておこうと思い、その後もやってみるものの、全くイカが釣れず、6時30分ごろに終了してイシナギのポイントに向かいました。

結局、スルメイカは私が1ハイ釣ったのみで、他の人はサバしか釣れませんでした。(当日は8人乗船)

 

イシナギのポイントに到着後、まずは状況を見るためにデッドベイトのスルメイカを投入すると、すぐに竿先をつつくアタリがでました。

メダイのアタリとわかったので、期待をもって竿先を見ているとアタリが止んだので、エサがないと思い上げてみると、エサがすべてなくなっていました。

イシナギ タックル

 

魚の活性が高いことがわかり、先ほど足だけになったスルメイカの足を3分の1に切ったものをデッドベイトのスルメイカと合わせて付けて流してみると、イシナギのようなアタリが来ました。

前回、このアタリに喜んで上げると結果としてサメが連発していたこともあり、水面までは慎重にかつ、すっぽ抜けがないようにしっかりとアワセを入れて上げてくると、意外なことにイシナギでした。

サイズとしては12.4キロだったので、食べ頃のサイズでしたが、ひとまず釣れたので一安心でした。

外房 イシナギ

ライブベイトのスルメイカでなく、デッドベイトのスルメイカにヒットしたので、非常に運が良かったです。

 

この1匹は、やはりスルメイカの足が良かったのかと思いながら、もう1匹と思い、ライブベイトのスルメイカを投入すると、すぐにアタリが来ました。

しかし、何度もアタリはあるものの食い込まず、流し直しのため、上げてみるとスルメがボロボロになっていました。

当日のスルメイカなら死んでいても通常のスーパーのイカよりも食うので、もう1度投入すると、今度もまた煮え切らないアタリが続き、アタリが止むと軽くなっていたので上げてみるとエサがなくなっていました。

やはり当日のイカはすごいと思いながら、気を取り直してまたデッドベイトのスルメイカを投入すると、今度はフォールでヒットしました。

バレないようにしっかりとアワセて、妙に軽いなと思いながら水面まで浮かせてくると、案の定、最近多い外道のサメでした。

10キロちょっとあるので、イシナギと紛らわしく、水面でその姿を確認すると、みんながっかりします。

 

その後は、潮が全く流れず、時折他の人にメダイが当たるも、結局取り込めたのは、私のイシナギ1匹の他、メダイが4匹でした(良型のメダイなので羨ましかったです。)

今回はサメの活性がそこまで高くなかったものの、潮が動かない中で、何とか本命をキャッチできたので良かったです。

なお、サメがたくさん釣れる日は、お客さんのエサで、腐りかけのスルメイカ(冷凍焼けして白くなっているもの)を使っている場合が多く、そのような日はイシナギの期待が持てません。

結構、この釣りはエサの鮮度により、釣果が変わってくるので特にエサの調達が大変です。

 

今回の釣行で今年度はトータル2匹、昨年度は13匹だったので、それと同じぐらいに到達できるよう引き続き通いたいです。

イカ釣りとイシナギ釣りを一緒に楽しめるので、この釣りは面白いです。(イカが釣れないとかなりストレスですが・・・)

イシナギを検量

釣行日 2021年6月12日
潮汐 中潮
 満潮  04時32分
 干潮  11時38分
(勝浦)

《使用タックル》

竿 イシナギ用:スタンディングディープ 195S
スルメイカ用:スクイッドロゴス155H
剛樹
リール イシナギ用:19ビーストマスター6000
スルメイカ用:16シーボーグ300MJ
シマノ
ダイワ
ライン イシナギ用:PE10号
スルメイカ用:PE 3号
 
ハリス イシナギ用:フロロ 60号  
ハリ 泳がせ30号、石鯛鈎20号  

《エサ》

サシエ スルメイカ  

 

イシナギ釣りの参照サイト

イシナギの釣り方等(釣りぽ)

日本の釣りにしらしんけん】(筆者のサイト)

https://tyokinbako9901.jp/archives/1070 →細部仕掛け等の説明を載せています。

https://tyokinbako9901.jp/archives/1091 →本文中で仕掛け等の説明を入れています。

https://tyokinbako9901.jp/archives/1106 →昨年50キロ超を釣った時のレポートです。

 

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