早い手返しで巨チヌをキャッチ!
「みっぴ」こと秋丸美帆さんが、2017年5月に広島湾・宮島でチヌ(クロダイ)のフカセ釣りに挑戦した時の実釣部分をリポートします。
あまりフカセ釣り経験のないみっぴですが、この日、渚(砂浜)からなんと56.5cmの巨チヌをキャッチしたのです! チヌの多い広島湾でもめったに見ることができないサイズのチヌを釣り上げてしまうみっぴにただただ驚愕するのみでした。
釣り場は、広島県の代表的な観光地でもある「宮島」の西面にある「須屋の渚」。通年チヌがよく釣れる場所で、今年も釣行日まで2ケタ釣果が堅く、良型も多数キャッチされていました。
この渚がよく釣れる要因はその地形条件。
平坦な砂地ではなく、少し先から急激に落ち込む地形変化に加え、周囲にはカキ(牡蠣)ヒビ(カキの稚貝を育てる構造物)があり、さらに大野瀬戸に面しているので潮通しがよい、と好条件が揃った釣り場なのです。
当日のみっぴは同行してくれた地元のベテランアングラーにアドバイスを受けながら7mのウキ下にセットした半遊動仕掛けで20m沖を狙いました。
最初はフグの猛攻に遭いましたが、仕掛け投入の前後にマキエを4杯ずつの計8杯と多めに撒き、仕掛けがなじんで少ししたら回収して投げ直す手返しよい釣りを心がけるとチヌが釣れるようになりました。
その3投目に巨チヌがヒット。「一気に沖へ走ったので最初はボラかと思ったんですが、チヌと言われて緊張感が高まりました」とみっぴ。
たしかに40cmクラスだと楽にやり取りしていたみっぴが竿をほとんど起こせず、リールからはドラグをうならせながら道糸が出ていました。
幸い障害物の少ない渚なので、チヌを自由に泳がせることができたのが取り込めた要因のひとつ。でも色々な釣りを経験しているみっぴだから、慣れてない磯竿での強烈なやり取りにもすぐに対応できたのでしょう。
このあともサシエはオキアミと練りエサを交互に使うなどして好調に釣り続け、みっぴは10匹のチヌをキャッチ。最後に51cmの大型チヌを釣り上げて、広島湾のチヌ釣りは大満足で納竿となりました。
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《釣行メモ》
釣行日 | 2017年5月17日 |
潮汐 | 小潮 |
満潮 | 13時03分 |
干潮 | 07時25分 |
(広島) |
《使用タックル》
《エサ》
サシエ | オキアミ、練りエサ | |
マキエ | チヌスーパーサナギ | ダイワ |
《利用渡船》
奥新渡船 |