一庫大路次川・「アマゴ・マス釣り大会」観戦記。ここは、憩いの場所/一庫大路次川(兵庫県)

(もり まさひこ)ホームグラウンドは姫路。エサ釣り、ルアー、船、渓流など、さまざまな釣りを楽しんでいる。オーシャンルーラーマエストロ

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〇はじめに

2月21日、待ちわびてた渓流釣りイベントの「アマゴ・ニジマス釣り大会」が猪名川水系・一庫大路次川で開催され、エントリーする釣友の応援を兼ねて、大会会場を訪れてみました。

昨年優勝のクイーン・サピちゃんは、アマゴの部2連覇達成なるかが楽しみです。はたして、どんな展開になるのでしょうか。

〇受付は、ゆったりタイム!

受付時間が迫るとエントリーの長列が続き、猪名川漁協会員をはじめ京都・大阪・神戸・姫路ナンバーの車で駐車場が満車となるなか、午前8時30分にいよいよ受付がスタート。

ネット受付の登録もあってスムーズに受付は進行し、予定通りの開会式への移行となりました。

午前9時からの開会式は、猪名川組合長をはじめ一庫ダム所長の歓迎挨拶も手短に終了し、大会注意事項として「常識たる釣り人のマナー」「釣りを楽しむ上で、許し合える・譲り合い」が説明され、この大会ならではの「エンジョイ=グッドマナー& セキュリティー!」が強調されました。

〇寒い!おまけに水温は!

大会スタート時間は午前10時ジャスト。一斉に第1投が放たれますが、上・下流は共にサオ先がなかなか弧を描きません。水温は、なんと3.9℃! 群れている魚影が釣り人へ葛藤を誘います。

〇常連さんのファーストヒットはアマゴ

そんな中、上流部の常連さんが見事にやる気のあるアマゴを釣り上げると、魚たちにスイッチが入ったのか、あちらこちらでニジマスやアマゴが宙を舞い、タモに収まり始めました。

〇オスの精悍な顔つきのアマゴ

釣り上げられる魚は、精悍な顔つきをした小気味よい魚信のオスアマゴや、一気に上流に走るファイターのニジマス。陽が差し込み始めた頃にはすっかり状況は変わり、好釣果の波が押し寄せる状態となって来ました。

〇水温上昇と共にアマゴが連続ヒット!

ミスター・ダーリンことE氏は、瀬尻の流れの緩やかなポイントから釣り始め、なんと1投目から連続のニジマスヒットを8回も繰り返し、ニジマス連発の末にようやく底波で良型のアマゴをゲット。

「ようやく本命が釣れた!」と、ため息をつくと同時にニジマスは全てリリース。彼の釣りリズムはいよいよ全開モードに達してきました。

オモリをウエイトアップして、いよいよ対岸の深場をナチュラルドリフト(又はゼロ釣法)で攻めに入ります。2度、3度と水中でエサのイクラを切り、いよいよ本命狙いのキャスト。

仕掛けが馴染んだところで目印が「ピタリ!」止まる。「食った!」

すかさずアワセを入れてヒット! 水中であえぐアマゴを下流へと移動させながら浮かせて、一気に引き抜いてタモに次々と収め始めました。

この一連の無理&無駄のない動作は釣果アップにつながる彼のセオリー。彼の釣りには、必ず答えを出すプロセスがあるようです。

ヒットゾーン、ヒットポイントから引き離して群れの下流魚から順調に取り込んでいく彼の攻略法は、見事に的中! 今日のパターンは読めたようです。

手前の流れの上層にはニジマス、やや水深のある強い流れの下層にはアマゴがナワバリを持って群れているよう。徹底的に下層を攻める彼。

次々と水面を割ってタモに飛び込んで来るアマゴに、ようやく彼のひょうきんな笑顔で返してくれました。

〇ヒットパターンに四苦八苦

一方、クイーン・サピちゃんのポイントは、上手でサオを出す釣り人が長ザオで対岸のポイントを狙うかと思うと、手前筋を流してサピちゃんの目前で「止めの釣り」をするため、釣りにくそう。

困惑するサピちゃんは、それにもめげず健気に小ポイントの巻き返しのポイントからゆっくりと底波の流れに乗せて根気良く流すものの、ニジマスの連続攻撃が続きます。

リリースを繰り返し、彼女もようやく良型のアマゴがヒットするようになってきました。どうやら、彼女の釣りエリアも底波に乗せるフォールアクションからの下層を意識した流し方がアマゴヒットのキモのようです。

その作戦が転じて、ニジマスの連発ヒットに悩んでいた葛藤も解け、アマゴが次々とヒットし始めました。アマゴがヒットするたびに笑顔を見せ、釣りを楽しんでいる彼女は今、とても幸せそう。

〇昼食を広げてファミリー・ピクニック

釣り大会の検寸終了時刻の正午をむかえることなく、少し早目の検寸を済ませると、朝の寒さも和らいだ大会会場は昼食の時間となると日差しが時折差し込み、少し汗ばむ気温。

あちらこちらでピクニック気分を思わせる温かい豚汁と助六のお寿司セットの昼食が振舞われ、釣り仲間で会食を共にするグループ、ちびっ子ファミリーなどと、「川の案内所」の横のベンチは、くつろぎ食堂の賑いを見せました。

〇河川清掃で気持ちよく河川ゴミ回収

昼食後は河川一斉清掃となり、釣り場近辺の環境は以前よりも気持ちの良い環境を取り戻しました。

〇表彰式で健闘を讃える組合長

午後1時30分から表彰式では、ニジマスの部の52cmをトップに、アマゴの部と各部3位までが表彰され、また、この大会ならではの回収ゴミウエイトトップ賞の特別奮闘賞が表彰されました。

〇頑張ったサピちゃんは!

クイーン・サピちゃんは連覇達成はならずとも、アマゴの部でちょっと悔しい2位の入賞を飾り、キング・ダーリン顔負けの2大会連続入賞となりました。

〇ジャンケン大会で賞品ゲット!

恒例の「ジャンケン大会」では沢山の賞品が並ぶ中、1人1品の賞品がプレゼントされて喜ばれました。なかでもメーカーキャップが大人気だったようです。

〇大会後の集合写真

大会参加者は、それぞれの賞品を手に楽しい1日を過ごし、思い出に残る1ページを刻むことができました。そして、また仲良しになった釣り人同士の出会いを約束しました。

〇おわりに

次回の釣りイベントは、4月中旬に「ファミリーマス釣り大会」、「第2回渓流魚釣り教室」が実施される予定です。

『川と釣り人との共存共栄』や『綺麗な環境を次世代に』とイベントを通じて、川西市の市民の水瓶となる一庫ダムスタッフと共に地域に貢献する猪名川漁協の今後の活躍が益々楽しみです。

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