跳ねメバル狙いのボートメバリング
広島湾では水面のエサを追ってメバルが跳ねはじめた。そんな「跳ねメバル」を狙って「夢丸」が出船。この日は沓沢さん、礒亀さん、山野さんの3人でボートメバリング。専用タックルにラインは『ルミナシャインイエロー』0.3号というセッティング。このラインは高感度でわずかな光量でもしっかり見える染色がされたすぐれもの。ラインの視認性は夜釣りで非常に大切だ。
ジグヘッドは1.4gを中心に0.6、0.9、2.3gの4種用意。向かい風が強いときは重く、追い風のときは軽くするとよい。また海底に潜むメバルを攻略するのに2gがあれば楽しめる。
準備が整って釣り開始。前半戦はアタリが少なかったが、引き潮が動きはじめた後半戦は一変して明暗部のある水面でメバルが食ってくれた。数も出てサイズもそろっており、3人とも満足で納竿。タックル選択がよかったことと、ボートの機動力を活かしてベストな場所を狙えたからの結果だが、船上で守るべきルールを3人がしっかり添ったからでもある。
ボートメバリングでは好き勝手に釣りをするとトラブルが頻発する。快適に楽しむには、まずラインの太さとジグヘッドの重さをメンバーが可能な限りそろえること。たとえば1人が1gで水面を狙っているところへ、2gのジグヘッドをキャストすればお互いに絡まりやすい。同じ太さと重さにして順番に投げていくとトラブルが激減するのだ。また、1人が遠投するなら、隣の人はそのコースから離れた場所へ投げることも大切。これらを全員で心がければ、一カ所を効率よく攻めることができる。
キャストもオーバースローは後方の人に掛かるので身体の前でロッドをさばけるサイドスローやアンダースローで行うとよい。あとは釣り座をローテすればまんべんなく楽しめる。
ヘッドライトの種類や使い方も注意したい。調光機能がないただの明るいヘッドライトだと海面を不要に照らしてメバルを散らしてしまう。そして安全。遊漁船の一番のルールは安全第一。操船者と乗船者が注意事項を厳守することで楽しい釣りが成立する。
今シーズンは例年にないメバルの食いっぷりなので今後も好釣果が期待できそうだ。
《釣行メモ》
釣行日 | 2017年1月24日 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 19時24分 |
干潮 | 13時55分 |
(広島) |
《使用タックル》
竿 | ソアレBB S700SULS | シマノ |
リール | セフィアCI4 C3000HGSDH | シマノ |
ライン | ルミナシャイン イエロー 0.3号 | ゴーセン |
リーダー | タイニーFC AJI 0.6号(50cm) | ゴーセン |
ジグヘッド | シラスヘッドファイン 0.6〜2.3g | エコギア |
ワーム | メバル職人、ミノーSSほか | エコギア |
《利用遊漁船》
夢丸 | 携帯090-3374-1144 |
アクセス/市街中心部から国道487号を宇品方面へ南下。宇品海岸3丁目交差点を右折して元宇品入口を左折して分岐を左方向へ。750mほど進んで左折し、突き当たりを右折して直進すると出船場所。