ツボ抜き(カサゴ)
ツボ抜きは、エラと内臓を一緒に引き抜くので、尾頭付きで煮物や唐揚げにすることができます。メバルやカサゴでよく用いられます。
①尾から頭に向けて包丁を動かしウロコをまんべんなく取り除き、水洗いする
②魚の腹を上に向けて片手で支え、口に近いほうのエラの付け根をカットする
③続けて胸とエラの付け根をカットする
④カットしたエラを指でつまみ、魚の頭を反らす
⑤エラを引っ張って、中骨とエラがつながっている箇所をはがしていく
⑥エラが中骨から外れたらそのまま引っ張る。すると内臓も一緒に出てくる
もし内臓が残ってしまったら
内臓が残ってしまったら、腹に切り込みを入れて取り出す
腹から指やブラシを入れると内臓をきれいに取り除くことができる。内臓があった箇所はきれいに水洗いすること
釣りたての新鮮な魚の肝なら、一緒に煮付けるなどして調理に使うといい
ツボ抜きのポイント
魚の内臓付近には苦玉(にがだま=胆のう)がある(写真の緑色の部分)。これが残ると身に苦味が回るから、確実に取り除く
エラと内臓を抜いた後でも中骨の周りは血だまりなどが残りやすいので、刃先やブラシなどできれいに取り除く
煮付けにするときは、熱湯にくぐらせて下処理をするといい
熱湯をかけたあとは、水洗いしながら残ったウロコやぬめりを取り除く