私の所属する岡山ふかせ釣り愛好会の親睦会を、小豆島(千振~小海)でまこと渡船を利用し行いました。
役員兼務し運営に携わっている為に事前情報を聞いていたのですが、「厳しい❗」の一言を船長他会員の先輩釣師からいただいていました。「場所を変更してしたらどうか」と言う意見もありましたが、予定通り小豆島で行う事にいたしました。
総勢25名を乗せた船は千振方面の「ダンプ」から降ろしていきます。
私は16番クジなので、千振周辺からは外れ東方面へ向いていきそうです。千振ならマダイが期待できたのですが、こればかりは船長任せで釣れそうな場所を選定していただいてます。
降りた磯は「早崎」。初めて降りる磯ですのでどんなとこなのか全くわかりません。
会員の浅沼さんと2人で降り、浅沼さんに先に場所を選んでもらいました。潮位が下がってきたら散らばって釣りが出来そうです。
船着きに釣り座を構えた私は東を向いて釣り開始。マダイタックルも持ってきてたのですが、ここなら必要ないだろうとチヌ狙いのタックルを使用します。
ウキ下を計測せず約6mから始めたら、いきなり根掛かりでウキロスト…。よく見たら浅いし大きなシモリも有るようです。
そこでウキ下を1.5〜2.5ヒロに調整し狙いをつけます。すると、真北へ向いた沈み根の向こう側でいい感じにウキが入ります。
チヌ独特の引きが伝わりますが、この時期はサイズ以上のファイトをしてくるのでこちらも必死です。根に触れたらひとたまりもありません。
強引かつゆっくりとやりとりし、上がってきたのは30㎝をちょっと越えた銀ピカの魚体です。
今日の大会の審査基準は、事前の「厳しい」という情報もあり、皆さんにチャンスがあるようにと1匹長寸です。また、夏場はチヌを活かしていても弱りが早いので、資源保護の意味合いをこめてのものでもあります。
1匹釣れたので、後は気楽にサイズアップ出来たらいいかなって感覚で釣りをしてました。この頃から木っ端グレの猛襲にあい始め、勢いよくウキを消し込むアタリはほぼグレです。
と、そんな時に浅沼さんが声を上げてやりとりしてます(笑) 私の目の前で魚を掛けて、上がってきたのは見た目で40センチあるとわかる良型です。
その後、潮が速くなり、潮位もだいぶ下がったので北側の沈み根だった場所に移動しました。
病み上がりの私は、暑さで体力が奪われないかと心配な面もありましたが、さほど暑さにまいる事もなくここまで順調に釣りができました。
潮は南東から北西に向けてそこそこ速く走り、ウキをBから3Bに変更して、ウキ下も竿1本と深くとりハリスにガン玉を追加します。
すると、いきなり道糸までくるアタリがあり、30クラスのチヌが釣れました。
その後もチヌとグレが竿を曲げますが、チヌは手のひらサイズばかりで思う様なサイズは釣れません。
本流をダイレクトに攻めていたのを止めて、左側のシモリ付近から引かれ潮を狙ってみます。するとその数投目、今までとは違う重みのある魚が食ってきました。
これは40㎝を越えたぐらいのチヌです。
このチヌをストリンガーに掛けて生かしておいて次の1投です。
「食ってくる❗」 何となくわかる感覚の中、ウキがゆっくり沈んでいったあとに竿先までくるダイレクトなアタリ! 間髪入れずにアワセを入れると、引きは大したことないけど重たい。
ボラかと思ってたら、見えた姿はチヌ。45㎝に届いたように見えたチヌでしたが、実寸は43.9㎝でした。重たかった。
ここで時計は11時をさしていました。納竿まではもう少し時間が有るのですが、同礁している浅沼さんに釣ってもらおうと場所を譲り、狙い目、釣り方をレクチャーしながら納竿時間を迎えました。
港に帰って検量です。
千振方面ではマダイがよく釣れているのかと思いましたが、イマイチでした。しかし、チヌは40センチオーバーの検量提出者が思ったよりもおられ、釣況の悪い中でも大会としては形になりました。
例年ですと、もっと大きな50センチがらみが釣れても不思議ではないのと、もっと夏チヌサイズを含めた数釣りになってもおかしくはないのですが……。今回はチヌとグレしか釣ってなく、他のエサとり達を見かけませんでした。
これからは、もっとエサとり達が活発に行動します。場所によっては良い釣果に恵まれるので、船長とよく相談して場所を選定して下さい。
それと、残暑はまだまだ厳しいですので暑さ対策も万全にして下さいませ。
《釣行メモ》
釣行日 | 2021年8月1日 |
潮汐 | 小潮 |
満潮 | 04時16分 |
干潮 | 11時05分 |
(宇野) |
《使用タックル》
竿 | がま磯アテンダー2 0.6号5.3m | がまかつ |
リール | BBXテクニウム3000 | シマノ |
道糸 | 銀鱗SS アイサイト 1.75号 | 東レ |
ハリス | スムーズロック 1.5号 | 東レ |
ウキ | 黒魂BROS B or 3B | キザクラ |
ハリ | 掛りすぎチヌ 2〜3号 | がまかつ |
アイサイトは視認性も良く扱いやすい道糸です。今回、根に擦れる事が数回有りましたが、ササラになる事はあっても切れる事なく魚を取り込めました。