
南 康史(キング・南)/G杯チヌV4、マルキユーカップチヌ優勝など、数々の大会で上位入賞を果たすフカセ釣りのエキスパート。がまかつ・サンライン・マルキユーフィールドテスター、GFG所属、club G’s会長
がまかつのNEWロッド『がま磯マスターモデルⅡ 口太』を手に南康史さんが愛媛県宇和島市沖の御五神島(おいつかみじま)に釣行。良型のグレをキャッチした。※この記事はレジャーフィッシング2018年2月号に掲載した記事をベースにしたものです。
潮通しのよい「高ゲタ」で1投目からヒット!
「中本渡船」にお世話になり、船長のおすすめで「高ゲタ」という独立磯に降りた。潮がよく流れており、すぐにでも釣れそうな雰囲気だ。
南さんは、NEWロッド『がま磯 マスターモデルⅡ 口太』MH-5.3mをロッドケースから取り出し、チヌ釣りのときと同様に全遊動仕掛けを組み上げた。
まずは潮の緩いポイントへ仕掛けを入れてみる。すると仕掛けがなじむ前にアタリ。少し抵抗を見せるものの、難なく上がってきたのは30cmクラスの口太グレ。「1投目からグレが釣れるとはうれしいですね。今回は数が釣れそうですよ」と南さん。
その後も同じようなサイズのグレがポツポツと釣れ、たまに良型のカワハギが混じる。
狙うポイントをずらしながら様子をうかがっていると、少しサイズアップした35cmクラスの口太グレがヒット。「次は40cmオーバーですね」とさらに集中力を高めて仕掛けを入れる。
しかし、潮が悪くなったのか、アタリが遠のいてしまう。ちょうど船長が見回りにきたので磯替えをすることに。
大型狙いで「菊池バエ」
「良型が期待できるポイントがありますよ」と船長が勧めてくれたのは、「菊池バエ」。ちょうど風裏になるので前の釣り場よりは釣りやすい状況。
すぐに仕掛けを作り直して釣りを再開。マキエを足元に撒くとエサ盗りたちが寄ってきたが、さほど数はいない様子。ここでのファーストヒットはイサキ。「あまり大きくはないですね〜」と言いながらとりあえずキープ。
その後は「高ゲタ」と同じような30〜35cmのグレがぽつぽつと釣れるが、なかなかサイズアップしない。そんななか、心配していた雨が本格的に降り始めた。正午からは風も強まる予報。「やっぱり今回も天気に泣かされそうですね」と渋い表情の南さん。
そんななか、沖に流れる潮に乗せて仕掛けを入れると、ウキがスパッと消えた。アワセが決まったと思ったがすぐにハリ外れ。「重量感があったので尾長だったかもしれませんね」と残念そうな南さん。
同じところに仕掛けを入れて流していると、またもウキが視界から消えた。今度はしっかりとフッキングが決まって『マスターモデルⅡ口太』がきれいな弧を描いた。
かなりいいサイズのようだが、極胴調子に設定されている『マスターモデルⅡ口太』が魚のパワーを吸収してくれるので安心してやり取りをする南さん。寄せて来たところで一発で玉網に収めたのは50cmの口太グレ!
「ようやくこのサイズがきてくれました。よく引きましたが、まだ竿に余裕がある感じでした。いい竿ですね」と笑顔の南さん。
その後はしばらく雨が降り続き、予想通り爆風に。。。。それでも、30〜35cmのグレをコンスタントに追加するのはさすが。
途中でハマチやサンノジ(ニザダイ)などがヒットする場面もあったが、パワーのある『マスターモデルⅡ 口太』でのやり取りを楽しみながら取り込んでみせた。
50cmのグレを頭にいろいろな魚がヒットし、御五神島で『マスターモデルⅡ口太』を使っての釣りを堪能した南さんだった。
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《釣行メモ》
釣行日 | 2017年12月4日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 07時43分 |
干潮 | 13時30分 |
(宇和島) |
《使用タックル》
がま磯マスターモデルⅡ 口太

『マスターモデル』が10年ぶりにフルモデルチェンジし、『がま磯 マスターモデルⅡ 口太』と『がま磯 マスターモデルⅡ 尾長』が同時にリリース。粘りを極限まで突き詰め、普通とはまったく異なる強烈な個性を持った竿を開発。「がま磯シリーズ」で最も胴調子(極胴調子)に仕上がっている。穂先と#2を少し強めに、#3〜元竿までは超細身で柔軟に設定。高負荷がかかれば竿がムチのようにしなり、大型グレの強烈な突進を柔軟に受け止め、ライン強度を活かしながらテクニカルなやり取りが楽しめる。今回、キングが使用したのは『がま磯 マスターモデルⅡ 口太』MH-5.3m。MとMHの2タイプがあり、Mタイプは1号クラスの柔軟性を持っているため、繊細な仕掛けを使用する人や胴まで曲げて楽しみたい人におすすめ。MHタイプは1.25号クラスの設定。幅広いフィールドで頼れる竿に仕上がっている。
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「仕掛けを操作しているときは先調子の感じですが、魚がヒットしたら胴からしっかり曲がってくれるので安心してやり取りできました。今回は5.3mを使いましたが、軽いので5mのような感じでした」と南さん
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南さんは『がま磯 マスターモデルⅡ 口太』MH-5.3mを使用。MHタイプは従来の1.25号クラスの強さに設定されており、35cmクラスの口太グレでも十分に曲がりを楽しめる柔軟性を持つ。一方、50cmオーバーの口太グレにも対応できるパワーも兼ね備えている
タイプ | 全長 | 本体価格 | 自重 | オモリ負荷 | 適正ハリス |
M | 5.0m | 120,000円 | 223g | 1〜3号 | 1〜2.75号 |
M | 5.3m | 121,500円 | 235g | 1〜3号 | 1〜2.75号 |
MH | 5.0m | 122,000円 | 230g | 1〜4号 | 1〜3号 |
MH | 5.3m | 123,500円 | 240g | 1〜4号 | 1〜3号 |
がま磯マスターモデルⅡ 尾長

『がま磯 マスターモデルⅡ 口太』と同時発売された、『がま磯 マスターモデルⅡ 尾長』。メタリックブルーとゴールドの模様がまぶしいエンブレム。がま磯シリーズのなかでは最も色鮮やかなデザイン。『がま磯 マスターモデルⅡ 尾長』は、M、MH、H、HHの4タイプが用意されている。Mタイプは1.5号クラスの硬さに尾長調子の粘りと強度をプラスした竿。MHタイプは50cmオーバーの尾長グレを狙うのに最適。Hタイプは60cmクラスの巨グレを狙える強力な竿。硬さではなく、粘りで強度を出している。HHタイプは2.75号よりも少し強めな設定。肉厚ブランクスから生み出される圧倒的トルクが巨グレを浮かせる。
タイプ | 全長 | 本体価格 | 自重 | オモリ負荷 | 適正ハリス |
M | 5.0m | 123,500円 | 253g | 1.5〜4号 | 1.5〜4号 |
M | 5.3m | 125,000円 | 268g | 1.5〜4号 | 1.5〜4号 |
MH | 5.0m | 125,500円 | 265g | 2〜5号 | 1.75〜5号 |
MH | 5.3m | 127,000円 | 278g | 2〜5号 | 1.75〜5号 |
H | 5.0m | 127,500円 | 280g | 2〜6号 | 2〜6号 |
H | 5.3m | 129,000円 | 295g | 2〜6号 | 2〜6号 |
HH | 5.0m | 129,500円 | 295g | 2〜7号 | 2.25〜7号 |
[amazonjs asin=”B00KSRVCN4″ locale=”JP” title=”南ウキ グレ スペシャル / 磯釣り名人「南康史」監修の円錐ウキ (イエロー, 00)”]
《エサ》
サシエ | くわせオキアミスーパーハード(L)、オキアミボイル | マルキユー |
マキエ | 『遠投ふかせTR』『グレパワーV11』『爆寄せグレ』×各1袋+オキアミ生6キロ+オキアミボイル3キロ | マルキユー |
《利用渡船》
中本渡船 |