SUTブレーキ&超ハイギアモデルも登場! NEW BB-X HYPER FORCE/シマノ
昨年の春に発売されたフラグシップのSUTブレーキを搭載した『BB-Xテクニウム』(以下テクニウム)に次いで、今秋には『BB-X HYPER FORCE』(以下ハイパーフォース)シリーズがSUTブレーキを搭載して新発売となります。
ハイパーフォースはBB-Xシリーズの中では中堅クラスの位置づけになりますが、フラッグシップに比肩しうる、または上回るような性能を得たスペックを纏ってのモデルチェンジとなりました。
待望のSUTブレーキ搭載!
数あるハイパーフォースのスペックの中で、まずは最も注目される「SUTブレーキ」搭載について私的な感想を述べさせて頂きます。
チヌ釣りに関して’16テクニウムから搭載されたSUTブレーキの機能性における恩恵をかなり受けております。
「チヌを掛けて怒らさずに取り込む」をいつも心がけていますが、やはり強引なアワセや誘導、さらに競技中ならば境界線を越えることができない等の理由で、どうしても怒らせてしまう場合があります。
怒らせたチヌが障害物に突進した時のパワーは凄まじく、竿をためてのバットの力で耐えるものの、体勢を整えたり、チヌを走らせて弱らせるためにどうしてもレバーを緩めて「糸を送り出す」という行為が生じます。
SUTブレーキでラインを出すと、それまで怒って逃げていたチヌが、自然に抵抗が無くなりビックリしたかのように? 動きが止まることが多々あります。
また、場所によってはロープや藻に道糸が接触したまま糸を送り出す事もありますが、SUTブレーキになってからこのような場面で大幅に糸切れが減った印象があります。
今では私は「SUTブレーキじゃないとダメだ」と思っています。おそらく同じように感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
超ハイギア仕様 XXG
今回のハイパーフォースは3タイプのギア比が用意されています。
『XXG』=ダブルエキストラハイギア仕様(ギア比7.2)
『XG』=エキストラハイギア仕様(ギア比6.6)
『TYPE-G』=ローギアのゴリ巻き仕様(ギア比4.6)
この3タイプを釣り方のスタイルに合わせて選択できるようになっています。今回初めて導入されたのXXGは、ハンドル1巻きでのライン巻き上げが過去最大107cmとなっています。
これによって仕掛けの高速回収、魚とやり取り中の詰めの間がさらに短縮されます。これは1日通して考えると、仕掛けの投入回数も増え、魚と出会える回数も増えるという事になります。特に遠投する場合には大きな違いになります。もちろん、競技においても必ず武器となるアイテムです。
大型のチヌとのやり取りもスムーズにこなせます。
「鳴き」を抑える『Xプロテクト』
もう一つ、チヌ釣り師(特に練りエサを使っている人)にハイパーフォースをお勧めポイントがあります。
テクニウムに搭載されているラインローラーも防水性が高いので、グレ釣り師やオキアミをメインに使われている方は、仕掛け回収時のラインローラーの鳴きはほとんど無いと思います。
しかし、練りエサを年中メインで使われている方は、メンテナンスのやり方や頻度にもよりますが、半年~1年ぐらいで回収時にラインローラーから「鳴き」が生じる場合があります。
これは、練りエサの成分がラインローラーのオイルやグリスを吸収してしまい、ベアリングの機能を低下させてしまう現象が起きてしまうからです。
今回、ハイパーフォースには、更に防水性を上げた「Xプロテクト」が搭載されています。耳障りな「鳴き」からも解放されるのではないか思います。
新形状 デュアルブレーキレバー
細かい部分では、レバーブレーキの形状が変わっております。新形状デュアルブレーキレバーはさらに流線型になっており、レバーブレーキ周りでのライントラブルも軽減するのではないでしょうか。
もちろん従来通りボルト2本で着脱できる構造ですので豊富なオプションに対応しております。
ラインナップ
○SUTブレーキタイプ
2500DXXG S LEFT
C3000D TYPE-G S RIGHT
C3000DXG S LEFT
C3000DXG S RIGHT
C3000DXXG S RIGHT
C4000DXG S LEFT
○ノーマルブレーキタイプ
C3000D XG
詳しくはシマノHP
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