渋い中でもタイラバ、ひとつテンヤで楽しむ
本日は約1ヶ月ぶりに北海道のボートロックで「タマリスク」に行きました。
最近は朝のニュース番組でもタイラバが紹介されるなど、北海道内でもタイラバ人気が高まってきています。
今回は釣行前日の集中豪雨と台風の影響で沿岸部は茶色く濁り、沖の方も底荒れという最悪な状態。しかし、そんな中でもなんとか魚の顔は見れました。
レバーブレーキ付きスピニングリールを使ったスピニングタイラバは相変わらずヒットしました。途中から全く潮が動かなくなったため、ひとつテンヤに切り替えてアイナメやソイなどを追加していきました。
今回もいろいろと検証し、データを収集でき、渋いながらも非常に楽しい釣りでした。特に、同船者の方に四国の方がおり、フカセ釣りの話などもできとても楽しかったです。
北海道での「ひとつテンヤ」
去年からずっと北海道における「ひとつテンヤ」を実践しています。こちらで私が実践しているひとつテンヤは関東のものと違い、ボートロックで大型のみを効率的に釣るために作り出したものです。
北海道のロックフィッシュゲームにおけるジグヘッドのボトムバンピングとは似ていますが、コンセプト等全く違うものです。
私のやり方は、ひとつテンヤの専用竿を用いて感度を高めるとともに、ヒットしてからは大型をとにかく根から引っぺがし、強引にファイトをしキャッチするというむしろ九州のクエやハタの釣りに近いコンセプトです。
この時、ドラグはギリギリまで使用せずに竿を折るぐらいのファイトをやります。そうでないと50cmオーバーのキャッチは厳しいからです。30年以上釣りをしてきて何本も竿を折っているので、限界強度近くになると破損防止のため少しドラグを出します。
ラインはPEを使い感度を高めています。リールも剛性が高いことが前提で最低でもシマノの33000番以上を使います。今回の釣行では40cmちょっとのアイナメをヒットから5秒ぐらいで水面まで浮上させられました。
4000番クラスのノーマルギアなら60cmオーバーでもゴリ巻きで対処可能かと思います。
テンヤについてはカブラタイプを中心に、重さは水深との関係もあるので8号以上をメインで使います。根掛かりがひどいため孫針は外します。
材質はタングステンが一番良いのですが、根掛かりが必ず発生するので、足りなくなるとジグヘッドや鉛タイプを使います。ただ、なぜかジグヘッドを使うと捨て石に挟まることが多く、回収不能となっています。
針が掛かったとかではなく、完全に挟まっているという状態です。テンヤの根掛かりの9割ぐらいがこの挟まりです。
エサはエビがあれば一番ですが、北海道では関東のようにはエビを容易に入手できないのでワームで代用しています。このワームもアイナメの猛攻を受けるとすぐにボロボロになり、1日で1パック消費することもあります。
エビを使えると多分入れ食いですが、コストと手間をかけるよりはやはり安価なワームかと思います。
この釣り方ではコンセプト通り50cmオーバーの大型の魚がヒットしますが、一方で普通に小さな魚も釣れるので不思議です。
根掛かりなどコストパフォーマンスは悪いですが、釣り方としては実績がかなり上がっているので、このやり方をさらに改良して、さらに効率的に釣れるようにしたいです。
PS 苫小牧郊外は普通にエゾシカがいて、道路を集団で横断するのでフェリーを降りてすぐの運転には気を付けてください。北海道ではエゾシカとの交通事故で死亡者も出ています。
《釣行メモ》
釣行日 | 2017年9月20日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 15時28分 |
干潮 | 09時13分 |
(苫小牧東) |
《使用タックル》
竿 | OCEA炎月投げ式S641F、炎月ひとつテンヤSPECIAL235H | シマノ |
リール | 17モアザン2510PE LBD(リブレのハンドル仕様) | ダイワ |
14ステラ4000(PG) | シマノ | |
ライン | PE1号、PE1.2号 | |
リーダー | シーガーグランドMAX FX 3号、4号 | シーガー |
ハリ | マイスターフック | ハヤブサ |
タイラバ | セブンスライド40~60g | セブン |
カブラ | 10〜12号 |
《利用渡船》
タマリスク | http://tamaturi.com/ |