〇はじめに
9月23日(祝)、EFジュニアチーム3名を率いて、秋ハゼ釣りを楽しみました。
最寄りの「みき釣具店」でエサのアオムシを購入すると、親切モットーなオーナーが好釣り場の紹介をして下さいました。
今日は、干潮をはさんでの釣りとなるので長ザオでチャレンジ。そこで、足場が良くて根掛かりしにくく、長ザオの出しやすい揖保川河口のポイントを選択し、いざ出発となりました。
〇初めての長ザオ・リグ仕掛けに困惑!
現地へは5分程で到着。早速、今日のお題となる「干潮だ! 長ザオでハゼを狙え!」の発表と同時に仕掛けを渡し、タックルセットに掛かります。
昨年のライトロッドでのチョベリグ仕掛けと異なり、市販のリグ仕掛けと5.2mの長ザオ1.5号を使用します。今回のタックル、仕掛けは初めてなので、ミドルレベルの彼らはちょっと困惑状態です。
早速、実釣デモンストレーションです。すぐに13cmほどのマハゼがヒットします。
護岸から振り子スイングでポイントに仕掛けを送り込み、2・3度川底を叩くようにサソイを掛け、サオ先にテンションかけてアタリを待つというとてもシンプルなミャク釣りに近い釣り方です。
この釣り方は、ウキ釣りや投げ釣りとは異なり、根掛かりしにくく、仕掛けロストなどのトラブルも少ないうえアタリもダイレクトで、魚信を十分に楽しむことが出来ます。
一斉に各自の選択ポイントで第1投。するといきなり熊野、筧、三木君と続くトリプルヒット。3人共にご機嫌な釣りスタートとなりました。
意外な即ヒットに驚いた様子です。
〇ゲストフィッシュのヒイラギ(ダイチョウ)・チビスズキの猛攻も何のその。
オモリが着底してから、サソイ動作のボトムバンピングを大きく取り過ぎると、中層のヒイラギが反応して、見事にヒイラギやチビスズキの餌食になってしまいます。
ボトムからゆっくりサオ聞きアワセするようにアドバイスするとようやく本命のマハゼが顔を見せると「ホッ!」ため息がもれます。
〇セオリー通りで良型ヒット!
仕掛けは2段ハリスで長さ10cmと20cmにしてあるため、アタリ感度も良く分かりアワセのタイミングもバッチリ! 1平方メートル辺りにマハゼが3匹は居ると思って釣ることに専念させます。
良型ゲットがヒットすると思わず笑みがこぼれます。やはりヒットパターンは「トン、トン、ちょい置き、聞きアワセ!」だと実感して来たようです。リズムをつかむと面白いように次々とサオ先を曲げて水面にマハゼが姿を見せてくれます。
手前のカキ殻エリアをクリアした砂泥ポイントや下流のテトラ際のポイントもマハゼが生息するエリアです。
〇グッドサイズのマハゼも登場!
海水・河川水の水温が高いためなのか、居付きのマハゼも時折ヒットします。日当たりの少ないテトラ際で生活していたのでしょう。かなり黒みを帯びていて顔つきもやや精悍な気がしました。
〇移動時は収納機能を有効利用して、コンパクトにまとめて移動。
移動となると、出来るだけ片手で持てるまとまった持ち運び方が理想的です。エサBOXを水汲みバケツに装着して、水汲みバケツは生かしバケツに早変わりです。キープサイズやリリースサイズを選別するのにも役立ちます。
〇足で稼いで、釣果を伸ばす!
1投目でアタリがなかったら、投入ポイントの上流か下流の1m前後を目標に次なる投入をしてみると良いでしょう。また、5分釣ってもアタリがなければ思い切ってそのポイントは見切る思い切りも大切でしょう。
潮が変わり時間が経てばそのポイントにはまた違うハゼが入ってくるはずです。
暑さも増し、釣り終了時刻も迫ってきました。今日は、次回の釣行につながる何かを学び追ってくれたようです。「釣って楽し、食べて楽し、釣果はいつも家族分!」の3拍子で次回の釣行も好釣果に恵まれることを祈って、正午前にサオをたたむことにしました。
〇おわりに
今回の釣行は、フィールド・コンディションを考慮した釣法で対応してみましたが、3人のジュニアが簡単にミッションをクリアしたのにはビックリしました。
「サオ抜けのポイントは5m先!」「エサは見せと食わせ!」のスキルも向上したようです。
次回の釣行が楽しみです。
〇次回の予告
次回は、「小学生親子のペアマッチのハゼ釣り大会」の予定です。パパさん・ママさんも参加します。ちびっ子たちがパパさん・ママさんに甘えずに少しずつ自立した釣りが出来るようになるでしょうか。また、親子の結束も見ものですね。
《使用タックル・エサ、潮汐などは次ページで紹介》