紅葉も深まり、枯葉の木枯らしが吹き出した11月10日(日)。
朝から子どもの用事で、夕方からは家族で焼肉に行く約束をしていたのですが、帰宅して時計を見ると14時過ぎ……ちょっとだけ時間があるバイ!
てなワケで、15〜16時半の短時間ですが、市内河川へハゼクランクへ出かけてみることに。
このハゼクランクゲームは、縄張り意識の強いマハゼの習性を活かした、鮎の友釣りと同じ感覚の釣りと知りました。
ハゼに似たズングリムックリなクランクをハゼの縄張りに通すことで、威嚇や追い払いに来たハゼをフッキングさせるというのが狙いです。
そのゲーム性の高さが本当におもしろそうだったので、昨年に無計画に初チャレンジしたのですが、見事に丸ボウズを食らいました。
しかし! 今回は前回とはワケが違います。
1年掛けてYouTubeなどでハゼクランクの動画を観て自分なりに試行錯誤して研究してきたのです。その結果を試す日が来たというわけです。
釣り場となったのは自宅から自転車で約20分。福岡市の中央区と博多区を分ける那珂川の下流部。博多の街の台所ともいえる、「柳橋連合市場」の横。本当に街中のアーバンスポットです。
ド干潮ぐらいに干潟へとエントリー。
上げ潮に乗って遡上するマハゼを、ヨーヅリ『Lミノー』33mmブルーバックにアジング用のアシストフックを装着して、まずは住吉橋の橋脚周りから探りはじめます。
今回は自転車でのお手軽移動なので、ウエーダーではないので立ち込むことができず、新鮮な空気を含んだ水が流れている流心までなかなかルアーが届かず苦戦!
砂地のギリギリを歩きながら上流の柳橋の方まで、偏光グラスでボトムを見ながら少しでも深くなってるなどの地形変化を見つけては、弱々しいハゼが泳いでいるように……とイメージしてストップ&ゴーで丁寧に探っていきます。
しかしアタリはなく「ボウズ」の文字が脳裏をよぎります。
柳橋のたもとに来たときに、もしかしたらルアーをストップさせたときに浮き上がる動きに効果があるのか? と気づきました。
ハゼクランクの釣り方ではスローフローティングタイプを使って浮き上がり時に食わせるという方法があるのです。ここまでで使っている『Lミノー』はシンキングミノーなので浮き上がらないのです。
バッグをごそごそ。10年ぐらい前に買ってタックルボックスに入れたままにしていた小型のフローティングクランクミノーにチェンジ。
流心の先にキャストして、ベーシックルーティーンである、リーリングでボトムを小突いて砂煙を上げて、ストップさせて浮き上がらせると……。
「ココンッ!」
ティップを引き込むアタリ! アワせて上がって来たのは大本命の15cm程のハゼでした!
今回、狙い通りに攻めて初めて釣ることができてうれしく思うとともに、ホッと一安心でした。
「もう1匹! 今度は『Lミノー』で釣っちゃるバイ!」
ルアーをチェンジして意気揚々とキャストして巻きはじめたところで、家から帰宅要請の電話。えっ……まだ20分しか経ってないんですけど……。泣く泣くストップフィッシングとなってしまいました!
毎年のように同じ場所でエサでハゼを釣っていますが、今年はルアーでハゼを狙いました。違う感覚で本当に楽しめました。自宅から自転車でチョチョッと行けるというのがまた魅力です。
これから自転車でも行ける博多湾奥での「ヒイカ」がピークを迎えるので、また空き時間に自転車でのお手軽ライトゲームを楽しみたいと思います。
みなさまも手軽に行けて、ゲーム性も高くておもしろいハゼクランクゲームにチャレンジされてみてはいかがでしょうか!?
《マップ》
※マップの釣り場の大まかな場所です。釣れたポイントとは異なります。自己責任の元、十分に注意して釣行してください。
《釣行メモ》
釣行日 | 2019年11月10日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 08時23分 |
干潮 | 14時18分 |
(博多) |
《使用タックル》
竿 | Groovy 70 S | Tulala |
リール | ルビアス 1003 | ダイワ |
ハンドル | Custom handle | スタジオオーシャンマーク |
ライン | アーマードF アジ・メバル 0.3号 | DUEL |
リーダー | ハードコア エギングリーダー 1.5号 | DUEL |
ルアー | Lミノー 33mm ブルーバック、 ウグイ、フローティングクランクミノー | ヨーヅリ |