
7月30日、チヌの名手・大知昭さんが広島湾に浮かぶ阿多田島の磯に釣行した。釣友たちと釣行し、阿多田島の磯や渚(砂浜)に降りてチヌを狙った。
大知さんが渡ったのはチヌやマダイの実績の高い「北の1番」。
大知さんが手にした竿は『鱗海アートレータ0.6-530』(シマノ)で、道糸は2025年9月に発売予定の『BASIS G5 PEサスペンド』(シマノ)の1号。ハリスは根が多い場所なので大型に備えて『LIMITED PRO トーナメントモデル フロロ』(シマノ)の1.75号を使用。ハリは大知さんがプロデュースした『勝負ちぬ 喰い渋りレッド』(金龍鉤)の2号。
ウキは20g前後の自重で遠投が可能で、ガラス管が入って道糸がスムーズに通る『大知ナブラⅡ』(工房大知A&Y)の00号を使用し、これにナビ『ふかせアタリウキ』(工房大知A&Y)-G5を組合せた。ウキ止めは付けない全層仕掛けだが、練りエサを付けて仕掛けが馴染むと道糸が抜けながらウキが沈んでいくセッティング。

付けエサは練りエサのみで、『高集魚レッド』『食い渋りイエロー』『アピールホワイト』(すべてマルキユー)を持参し、エサ取りの状況を見ながら単品やブレンド、マーブルなどで使用した。
マキエは『チヌパワームギスペシャル』『チヌパワーダッシュ』『チヌパワーV10白チヌ』に『M.S.P(S)レッド』と『ムギコーンスペシャル』(すべてマルキユー)を加えたもの。
釣りを開始すると、釣り人があまり入っていないのか最初はやや活性が低い感じ。ただマキエが効きはじめるとチヌの活性も上がってきて、48cmを頭に40cm前後のチヌを15匹釣り上げることができた。この時期のチヌは引きが強く根に突っ込むこともあったが、無理に引かずにチヌを泳がせて根から出してバラシなしで取り込んだ。この時に耐摩耗性能の高いハリス『LIMITED PRO トーナメントモデル フロロ』が根の上をなめらかに滑るように動くので、安心してチヌを泳がせて出すことができた。
この日、一番のやり取りとなったのが、ヒット時からパワフルな引きをみせた58cmのマダイ。釣り場前にタコツボのブイ(ロープ)が入っていたが、魚を怒らせないように誘導するやり取りでかわして取り込んだ。
良型のマダイとチヌを釣り上げて満足の釣行となった。他のポイントも50cmオーバーの年無しチヌが釣れるなど好釣果が上がっていた。暑い日が続くが、広島湾はチヌ・マダイともに釣果が期待できる。飲み物を多めに持参して釣行しては?

《釣行メモ》
釣行日 | 2025年7月30日 |
利用渡船 | 大知渡船 |
潮汐 | 中潮 |
満潮 | 12時56分 |
干潮 | 06時58分 |
(広島) |
《使用タックル》
・ロッド/鱗海アートレータ 0.6-530(シマノ)
・リール/BB-X ハイパーフォース2500DXXG SR(シマノ)
・道糸/BASIS G5 PEサスペンド 1号(シマノ)※2025年9月発売予定
・ハリス/LIMITED PRO トーナメントモデル フロロ 1.75号(シマノ)
・ウキ/大知ナブラⅡ 00号(工房大知A&Y)
・ナビ/ふかせアタリウキ -G5(工房大知A&Y)
・ハリ/勝負チヌ 喰い渋りレッド 2号(金龍鉤)
《エサ》
・サシエ/高集魚レッド、食い渋りイエロー、アピールホワイト(マルキユー)
・マキエ/チヌパワームギスペシャル、チヌパワーダッシュ、チヌパワーV10白チヌ、M.S.P(S)レッド、ムギコーンスペシャル(マルキユー)