【第5回 旅釣り】「福山市・大門港、ZEELⅡ シロギス」/広島県福山市

(しなかわ たまき)初めて瀬戸内で船釣りをした日から13年。仕事柄、東京と広島を行き来しています。生餌の宝庫で常に疑似餌を追求する瀬戸内の釣人のスピリットに感動。サビキ、チョグリ、鯛ラバ、ダマシetc。島の民宿の2階で海見て珈琲飲みながらレポ打つのが好きです。モデルになってくださいね。東京・品川/広島・呉 しなかわ環

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シロギスは全国のサーフ、波止め、釣り船から狙える美魚である。魚釣りをやらない人でもキスの天ぷらは食べた事があるだろう。ほくほくの白身は塩でやっても天つゆでやってもはたまたソース、マヨネーズ、どれにでも合う。超美味である。

御刺し身も虫系サカナ独特の旨味があり、糸造りのそれは青しそと刻んで生姜醤油でやれば東京人にはたまらなく旨い麦酒のサカナになる。いかん、本当にシロギスの糸造りとビールが欲しくなってしまった。

船の方に話を戻しましょう。

6月2日、広島県福山市大門港より出船。お客さんは私を含めて6人。それぞれシロギス釣りが好きな方、はじめての方と比較的長い竿を準備されて集合で、四尺(1.2m)程度の短竿で臨んだのはわたくしと毎年おいでいただいている方の2人たけ。

晴天キス晴れでした

湾奥では、最近はどんな竿が流行しているか分からないけど、わたくしは130cmに満たない短竿を使っています。仕掛けは船でレンタルのキス用のステン小天秤と小田原型錘の15号。エサは青虫で7cm程に指で、そう利き手の人差し指の第一関節の間に頭を挟んで親指の先でピンと頭を落としてから流線のハリに刺します。

そして投げるのではなく真下に静かに錘を送り込むのです。

が、この日は先ず画撮り優先、右のミヨシの方が口開け、上がったのは18cm程の本命。でも写真の前にポロリ、船の中に落ちました。

続けて左ミヨシの方にも18cm級が上がる、撮影、ポトリと船。元来シロギスはエサを吸い込んで捕食する魚で、アナゴやマコガレイの様にアワセをくれて堅い口蓋にガッチリ針をかけるサカナでないのでは……? そう、この時点で「今日は食いが浅い、活性が低い」事に気が付くべきで、私的経験上最も難しかったシロギス釣りが始まりました。

右大ドモは午前中は潮先という有利な位置ながら釣り好きの親子がはいっており、美人の娘さんの前で親父さんは大活躍。15cm~18cmのシロギスをコンスタントに上げて行く。本命だけでなくメゴチだデベラだとゲストからめて、なかなか腕の立つお父さん。

竿頭
御父様 竿頭でした

と、びっくりしたのは美人の娘さん! いきなり23cmのシロギスを上げたかと思うと18cm級のシロギスの一荷! ええっと言って画撮りしている内に塩焼きサイズのシログチまで上げて、この親娘、只者じゃないぞ。

キス一荷
一荷 お見事

一周回って画撮りの最後を飾ったのは、左大ドモのわたくしの隣の毎年ご一緒していただいている御二人で、軟調竿を饒舌軽やかに操るベテランさんと、いつも色々研究しながら臨んで頂ける若いさんの2人。若いさん今年はダイソーで買ったという超硬調短竿に小型両軸で臨んでいました。

ポイントに入り直すたびに真っ先に当てる軟調竿のベテランさん、そしてこの日当てたのが若いさんのダイソー。落とす、ちゃッちゃっと誘ってココっと来て・・掛っているのだ。今日の研究は両軸のドラグをゆるゆるに設定していた事、15cm級の小型迄シッカリ掛けていたので、妙に聞きアワセせずにシロギスの倦怠感に合わせて、硬調ダイソーとゆるドラグの勝利でしょう。

ダイソーロッドでキス釣り
硬竿名手 すごい!

さてわたくしも10時過ぎから竿を出させて貰いました。ここ数年は偵察兼ねて前年と同じ仕様でスタートすることにしていて、30号ナス錘に60cm1本針に青虫1匹掛けで大型中心に狙ってやろうというもの。

まぁでもそうそう簡単にはいかないわなぁ。早潮ながら30号が勝ってPEはなんとか真っすぐ立つが錘が重すぎちゃってアタリほとんど解らず。

18cm級を1匹まぐれで獲れたが、「これじゃあまずいぞ」と錘を15号に変えて60cmの1本針りに。で、いきなり15cm級が釣れたので、こりぁいけると思ったのも最初だけ。これもまだ今日の釣りに合っていない。

そこで、セオリーの「食い渋りは長目の仕掛けでゆっくり誘う」を実践。100cmの1本針に青虫先端7cm、で23cmがやっと出ましたあ。これを使って竿先をわずかに動かす誘い、サクラの小継ぎ黒潮はこういう釣りに抜群に強い。ちよっと上げた竿先にコンッとだけ乗るアタリを拾って、ひと流し1匹のペース。

場所変わりした後半の1時間、やっとなんとか連発出来ました。20cm級が揃ったのがせめてもの救い、ホントに難しいこの日のシロギス様でした。

「 14時半で上がります」の声で1匹拾えて合計15匹。竿頭は右大ドモの親娘さんの40匹超、次頭左二番の軟調竿のベテランで20匹超、続くは硬竿ダイソー氏で16匹超、残り15匹台と数こそ大人しいですが、型の良さで楽しめた2024年夏のシロギス釣り研究会でした。

アジもヒット
鰺も混じりました
ミヨシのキス釣果
ミヨシ 後半アタリ

わたくしの勝手な命名に多謝ながら、皆様来年またお会いしましょう。

集合写真
来年の夏も再会期待 有難うございました
ZEEL2 キス釣果
筆者釣果 のち三匹追釣も

そして今回は後半のレポとなった旅釣りのグルメは、広島泊の経由地・三原の備後焼き。キャベツたっぷりの広島風お好み焼きにタコが沢山入っていて超美味。三原駅直ぐ裏の「つぼみ」さんでアイスコーヒー付けて頂きました。

つぼみ 備後焼き
「つぼみ」備後焼き 0848-63-3635

わたくし、実はもたれるのでお好み焼きあんまり好きじゃあなかったんですがこれを食べて認識が変わりました。少な目にちょっと食べたい方にハーフメニューもある様です。

旅釣り、今回はこのへんで。夏まだまだ続きます読者の皆様ご自愛を。

《釣行メモ》

釣行日 2024年6月2日
潮汐 若潮
 満潮  06時48分
 干潮  13時18分
(糸崎)

《使用タックル》

竿 小継 黒潮1.35m(櫻井釣漁具
リール BB−Xハイパーフォース3000(シマノ
道糸 PEライン シグロン 1.0号(サンライン
オモリ 小田原型15号

《エサ》

サシエ  青虫