年齢•性別•経験関係なく、誰でも楽しめちゃう「これぞ釣りの原点!」というゆる〜い釣りを厳選して紹介していく「THE ゆる釣り」。今回は身近な水路でも釣れるザリガニ釣りを紹介します。
ザリガニとは?
ザリガニとひと言でいっても、日本国内だけでも3種が生息している。まず1つめはお馴染みの「アメリカザリガニ」。2つめは日本の固有種である「ニホンザリガニ」。3つめは3種のなかでもっとも大型になる「ウチダザリガニ」。アメリカザリガニとウチダザリガニは、食用を目的としてアメリカから輸入された外来種。
ニホンザリガニとウチダザリガニは冷水を好むため、身近なポイントでゆる釣りを楽しめるのはアメリカザリガニ。ここで紹介するのもアメリカザリガニ釣りだ。
こんな所で釣れるよ〜
ザリガニもカニやエビと同じ甲殻類。障害物周りを好み、夜行性のため昼間は穴や藻の中など物陰に潜んでいる。こんなところにいるの? と思うような意外な場所にモンスターサイズが潜んでいることもある。気になるところはくまなくチェックすべし!
タックルはシンプル
ザリガニ釣りの基本仕掛けは棒にタコ糸を結び、エサとなるニボシやスルメをタコ糸で結ぶだけとシンプル。結びも固結びで大丈夫なので初めての人でも簡単に作れるはず。
《ザリガニ基本仕掛け》
これだけでじゅうぶん楽しめるが、仕掛けにちょっとした工夫を施してみるともっと楽しめる。
今回使ったのは折れて使い道がなかったエギングロッド(トップ側)のガイドにタコ糸を通したもの。これのどこが工夫しているのかというと、竿を持っていないほうの手でタコ糸を手繰り寄せることができるため、竿先とエサの距離を自由自在に調整できるのだ。
結果、ブッシュが生い茂る狭いポイントや穴の中までエサを送り込みやすくなるというわけ。
また、エサはタコ糸で縛るのではなく、ジグヘッドを用いることですばやい沈下とスムーズなエサ交換を実現! もっとも、ザリガニを釣るためにここまでする必要があるかというと、無い気もするけど(苦笑)。
エサはニボシやスルメなど
ザリガニは雑食性なので何でも食べるが、集魚効果やエサ持ちを考えるとエサはニボシやスルメがベスト。実釣ではりょーたの実家にあったネコ用のニボシを使用。
釣り方はシンプル 目の前に落とすだけ
ザリガニの釣り方はシンプル。ザリガニがいそうな穴や藻場の前にエサを沈めるだけ。ザリガニがいたら出てきてエサをハサミで挟んで食べ始めるので、あとはゆっくり引き上げるだけ。
ただ、エサを挟むと元いた穴や藻の中に戻ることが多く、そこから引きずりだして抜きあげることになる。今回はジグヘッドを使ったが、ハリに掛けるわけではなく、あくまでハサミで挟んだだけなので、取り込むまでけっこうハラハラ・ドキドキ。
これもザリガニ釣りの楽しさのひとつ。