テナガエビ釣り/ゆる釣り

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年齢•性別•経験関係なく、誰でも楽しめちゃう「これぞ釣りの原点!」というゆる〜い釣りを厳選して紹介していく「THE ゆる釣り」。今回は身近な河川〜河口で釣れるテナガエビ編です。

みっぴが楽しくテナガエビ釣りに挑戦してくれました。

ゆる釣りテナガエビ持つみっぴ

テナガエビとは?

ゆる釣りテナガエビ単体

テナガエビ(手長エビ)の名前の通りに長い2本の手(挟脚)が特徴。生息域は本州、四国、九州の川の中流から河口。昼間は石や水草、ブロックの下にいることが多く、夜になると活発に動いて小魚や水生生物を捕食する。

こんな所で釣れる

川の中流域から汽水域まで幅広く生息している。消波ブロックや捨て石周りは日中に隠れる場所が多いのでテナガエビのよい棲み家になっている。特に日中はこれらの陰に集まっていることが多い。

水が濁っている場所なら、日中でも石の周りに出ていることもある。

ゆる釣りテナガエビ釣る
ゆる釣りテナガエビ
消波ブロックの陰にテナガエビを発見!

テナガエビの基本仕掛け

短めのノベ竿を使った玉ウキ仕掛けがベーシック。テナガエビ用の仕掛けが市販されているので、初めての人でもすぐに挑戦できる。

ゆる釣りテナガエビ仕掛け

ウキ釣りで大切なのがウキ下(ウキからハリまでの長さ)の調整。テナガエビは川底のエサを食べているので、エサ(ハリ)が中層に浮いていたら、いつまで待ってもヒットしない。

釣り始める前に、エサが川底に着くようにウキ下を調整しよう。

ウキ下の調整方法

1)ウキはオモリが川底に着くと立たずに水面に寝た状態になるので、まずはそこまでウキ下を長くする(ウキを竿先側に動かす)。

2)ここからウキ下を短くしていく。オモリが川底から少し離れて、ウキがオモリに引かれて立ったところがジャストなウキ下。エサまで底から離れないぐらいに調整しよう。

ウキが沈むぐらいの重めのオモリを使って、ウキを水面下1〜5cm沈めて釣る人もいる。これだと水深が変化している場所でも確実に川底にエサが届くのでヒットの確率が高まる。

ゆる釣りみっぴと竿
みっぴはダイワのノベ竿『ひなた』を使用

エサは色々

テナガエビ釣りには釣具店で簡単に手に入るミミズやアカムシ、ゴカイ(イシゴカイやアオムシ)などの虫エサがよく使われる。虫エサが苦手な人は、小さく切ったイカやカニカマ、魚肉ソーセージ、冷凍エビなどでも釣れる。

釣り方

テナガエビがいそうな消波ブロックや石の間に仕掛けを投入。テナガエビがいたら、しばらくするとウキにアタリがでてくる。アタリはウキが横にゆっくり動いたり、少し沈んだり、逆に浮き上がったりと色々。

すぐに上げたくなるが、どんなアタリでも早アワセは禁物! テナガエビは魚と違っていきなり口でエサをくわえるのではなく、ハサミでエサを挟んで捕まえた後に、口の前まで持っていって小さなハサミを使って食べる。早アワセするとハサミで挟んだだけのことが多く、これだと上げるまでに放されてしまうからだ。

アタリがあったら10〜30秒ほど待って、エサと一緒にハリを口に持っていかせてから上げるのがテナガエビを釣り上げるコツだ。

ゆる釣りみっぴテナガエビ 竿曲げ
ヒットしたらぴょんぴょんとエビ独特の引きを楽しもう

釣ったエビは泥抜き

テナガエビは揚げたり茹でたり、焼いたりして食べるが、きれいな水にしばらく入れて泥抜きすると泥臭さが抜けてより美味しくなる。

やり方は活かしたまま持って帰り、大きめの容器(バケツやクーラー)に入れてエアレーションしながら半日〜1日置いておくだけ。

浅い容器だとテナガエビが逃げ出すことがあるのでフタをしておこう。またあまり長時間置いておくと共食いすることもある。

ゆる釣り テナガエビ

これからよく釣れるテナガエビ。小さいものや抱卵しているエビは、優しくリリースしてあげよう。