テナガエビ【テナガエビ科】
日本各地の河川や湖沼に広く生息。雑食性でミミズやタニシ、水草、藻類を食べている。2本のヒゲが特徴。50~70cmが多いが、1mを超える大物もいる。
釣り方 | ウキ釣り |
釣り場 | 河川 |
ウキ釣り
釣り方
テナガエビは汽水域の水深が浅くて狭い場所に多く、沈み岩やブロックの陰などに潜んでいる。そのような足元の浅い場所をウキ釣りで狙うのが一般的。2m前後の短めのノベ竿が扱いやすく、エサはミミズやイシゴカイなどを使用する。
釣り方は非常に簡単。テナガエビが潜んでいそうな場所の水深とウキ下を合わせ、仕掛けを沈めてアタリを待つ。ウキが少し沈み気味になるように調整する。
テナガエビは長い腕を伸ばしてエサをハサミでつかむ。それから腕を曲げて巣穴に移動する。ウキが横走りしたときはエサを運んでいるだけで、ここでアワセを入れても掛からない。沈んでいったウキが止まったらエサを食べている証拠で、少し待って軽く仕掛けを引いて、抵抗するならアワセを入れる。
この繊細な駆け引きがテナガエビの魅力で、うまくハリ掛かりさせられるかどうかが釣果を左右する。