食パンで手軽に鯉(コイ)を釣る 『鯉のパン釣り=パンコイ』

【釣りぽ編集部】の制作記事。基本的な釣り方や釣り場情報、イベント・キャンペーン情報を中心に紹介。

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年齢•性別•経験関係なく、誰でも楽しめちゃう「これぞ釣りの原点!」というゆる〜い釣りを厳選して紹介していく「THE ゆる釣り」。今回は身近な川で、川魚の王様とも言われるコイを手軽に釣るパンコイゲームを紹介。

パンコイゲームとは?

パンコイゲームとは食パンをエサにしたコイ釣りのこと。コンビニやスーパーでいつでも購入できる食パンでコイを寄せ、ハリに刺した食パンでコイを釣る釣法。

パンコイゲームの魅力は手軽にコイ釣りを楽しめること。コイは環境適応能力の高さから生息数が増えて身近な小中河川にも多く生息するようになってきた。パンコイゲームはそんな小中河川のコイを手軽に狙える釣りだ。

こんな所で釣れるよ〜

パンコイゲームを手軽に楽しむためには、川幅が広くなく、水深が浅い川が狙い目。川幅が広くて水深がある場所では、コイを寄せるまでに時間がかかるから効率的ではないのだ。「コイが丸見えじゃん!」という場所がオススメ。

なお、雨が降った後はあまりよろしくない。流れが速くなって釣りづらくなるうえ、濁りでコイがエサを見つけにくくなるためだ。出かけるなら平水時がベスト。また、堰の下はコイが溜まりやすいのでチェックすべし!

パンコイゲームのポイント堰
堰の下はコイがたまりやすい好ポイント
パンコイゲーム浅場
パンコイゲームは浅い釣り場の方が釣りやすい
浅場のコイ
浅いとコイを見つけやすく集めやすい

パンコイゲームのタックル

パンコイゲームで使うタックルは、コイの強烈な引きを受け止めることができれば、シーバスタックルやエギングタックル、フカセタックル、投げタックルなど……何でもOK! ただ、あまりにもライトなタックルはラインブレイクする可能性があるので避けよう。

道糸がPEラインの場合はナイロンかフロロカーボン3号程度のリーダー(先糸)をセットしておこう。ハリはチヌバリ(3〜5号程度)などを使う。

コイを無用に傷つけないように取り込み用の玉網は準備しておこう。

パンコイゲームタックル
エギングタックルならパンコイゲームを楽しめる

エサは食パンのみ。銘柄はなんでもいいが、厚さ的には5枚切りが使いやすい。食パンはサシエ以外にマキエとしても使うので、多めに用意しておこう。2袋あれば十分楽しむことができるだろう。

パンコイのエサの食パン
パンコイのエサ
コイが浮いた食パンをバクバク食べるときは、ひと口大にちぎったものにハリを刺す
パンコイエサ沈める
マキエ(食パン)を撒いてもコイが水面まで浮いてこないときは軽く握ったものにハリを刺す。軽く握ることで浮かずに沈むようになり、浮いてこないコイも狙える。状況に合わせてエサの付け方を変えてやろう

パンコイゲームの釣り方

釣り場に到着し、まずはコイを寄せるために食パンを小さくちぎってポンポンばら撒く。

ただ指でちぎっているとサイズがバラバラになるので、予め家で包丁で切っておくと便利。特にサシエ用は四角形に切っておいた方が刺しやすい。

コイがパンに気づいて集まってきて水面でパクパクと食べ始めたら釣り開始。コイが集まるまでは竿を出さずにエサを一定間隔で撒き続けよう。

コイがパンを食べ始めたら、パンをハリに刺した仕掛けを投入。マキエのパンと一緒に流すのがポイント。1つだけ独立して流れていくと警戒心が強い場所ではなかなか口を使ってくれないからだ。

水面に浮いた食パンを荒食いするコイ。こんなときは食パンを浮かせて釣るのがおもしろい。活性が低い、もしくは散々釣られてスレてしまったコイは水面まで浮いてこないので、食パンを沈めて釣ってみよう

コイが浮いている時なら、サシエのパンをコイが吸い込むのが見える。ヒットの瞬間が見えるのもパンコイゲームの魅力のひとつだ。

完全に吸い込まれたらアワセをいれるが、その瞬間からコイはトルクフルな重量級ファイトを展開する。事前にドラグを調整しておかないと、いきなり竿をのされてラインブレイクとなるのでご注意を。

ある程度走らせながらのやり取りなら女性や子どもでもコイを釣り上げることができるだろう。

パンコイやりとり
パンコイやり取り中
コイの抵抗
コイの引きをナメてはいけない。ヒットと同時にトルクフルな重量級ファイトで抵抗してくるぞ
コイを持つ
「パンコイゲーム、ちょー楽しいんですけど!」
このサイズが手軽に釣れるのがパンコイゲーム!

釣り上げたコイはリリースするが、熱いコンクリートの上に直接置いたり、高い場所から放り込むと弱ってしまうので注意しよう。

 

編集部のパンコイ釣行動画もご覧ください。