釣行日/2022年6月11日
今回もイシナギ釣行ということで、千葉県、外房の川津漁港からイシナギ釣りで出港する「基吉丸」さんにお世話になりました。こちらの船は毎年5月末頃から8月初旬頃まで、深海魚であるイシナギの産卵に伴う接岸の際に、イシナギ乗り合いを出しています。
船長はイシナギの生態や釣り方を熟知しており、非常に操船も上手く、多くの実績を上げられています。
過去には100キロオーバーの大型も釣れており、近年ではそのような大型の数は減ったそうですが20キロオーバーのものであれば数多く上がっています。
最近はスルメイカがほとんど釣れないこともあり、今回はデッドベイトのスルメイカを使用して朝イチからイシナギを狙うことになりました。
通常のイカを釣ってからイシナギポイントに行く場合は、イカ釣りの時間も考慮してデッドベイトのスルメイカは7ハイもあれば足りるのですが、イシナギのポイントに直行する場合はスルメイカが12ハイ程必要になります。
冷凍物の茶色く変色して赤みがかった鮮度の悪いスルメイカを使う人がいますが、このようなエサはサメはたくさん釣れるものの、イシナギやメダイなどの魚が釣れる確率が極端に下がるので使用しない方が良いです。(鮮度の悪いエサを使うとサメを集めてしまい、イシナギが釣れなくなります。)
朝4時頃に出港。20分程でポイントに到着し、第1投となりました。
ポイントは潮が動いておらず、イシナギには非常に悪い状況でした。
しばらくして他の人にヒットがきましたが、その様子を見てイシナギではなくサメかな?と思っていると、案の定サメでした。
やはり、冷凍の状態が悪いエサを使うとサメがヒットすることを改めて実感しました。
またそれからしばらくして自分の竿にも頻繁にアタリがあるもののメダイのアタリで、小型のためかなかなか食い込まない状況が続きました。
1時間半ほど当初のポイントで粘ったあと、今度はイシナギ釣りの終盤(8月初旬頃)によく狙う水深100m前後のポイントにやってきました。
投入し、棚取り(底から3m、ハリスは2m)をした直後に、いきなり竿先にアタリが出ました。メダイかな? と思いアワセるタイミングを窺い、デッドスローで巻き上げてフッキングしていることを確認して巻き上げてみると2キロ程の良型のウッカリカサゴでした。
この勝浦沖で釣れるウッカリカサゴは非常に脂が乗っており、美味しい物が多く、この魚も脂が乗っており、非常に美味しかったです。
この魚に続いて左舷艫の人にこの海域ではとても珍しいクロアナゴがヒットし、他にはアカイサキがヒットした人もいました。
こちらのポイントで1時間程粘るも、やはり本命が不在だったようで、再び元のポイントに戻りました。
隣で釣っていた釣り仲間がルアー用のタックルに持ち換えて、先端でジギングをしていると、イシナギらしきアタリが来て、ファイトが始まりました。
引きからして多分イシナギだろうと思っていると、やはりイシナギでした。
釣り仲間は、2年程前からルアーでこの海域のイシナギを釣りたいと言っており、その念願が叶ったようで、こちらとしても非常に嬉しかったです。
イシナギがいることはわかったものの、潮がほぼ動いておらず、新たに考案したイシナギ用のシステムを試していると、最後の流しで待望の強いアタリが来ました。
いつも釣っているイシナギの引きよりは弱いものの、先ほど仲間が上げたサイズぐらいかなと思い慎重に上げてくると、なんと5キロ超の良型のメダイでした。
潮が動いていないことも考慮して、比較的小型のスルメイカを使用していたことが功を奏したようです。
この魚で締めとなり、10時30分頃に納竿となりました。
今回は潮が非常に悪かったせいでイシナギは釣れなかったものの、お土産の確保ができ、なおかつ仲間にルアーでイシナギを釣らせることができたことで非常に満足のいく釣行となりました。
新しいイシナギ用のシステムも大体まとまって来たので、このシステムを完成させ、今年もイシナギの釣果のトップを取り、3連覇を果たしたいです。
本文
《釣行メモ》
釣行日 | 2022年11月26日 |
潮汐 | 小潮 |
満潮 | 09時44分 |
干潮 | 02時08分 |
() |
《使用タックル》
竿 | スタンディングディープ 195S、195S(改)、195SS(イシナギ用) | |
リール | 19ビーストマスター6000(シマノ)、20シーボーグ800MJS(ダイワ)、ビーストマスター3000MD(シマノ) | |
道糸 | PE6号~8号 | |
ハリス | 50~60号 | |
ハリ | 泳がせ30号、石鯛鈎20号 |
《エサ》
サシエ | 生スルメイカ〈デッドベイト〉 |