シマノ『鱗海マスターチューン(2023年モデル)』インプレッション/大知昭

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23鱗海マスターチューン

2018年に登場し、多くのチヌフカセファンの支持を得た『鱗海マスターチューン』が2023年にフルモデルチェンジ!

「まさにシマノスタンダードのチヌフカセロッドだね!」と語る大知昭さん(シマノ磯アドバイザー)に徹底解説&実釣インプレッションを紹介します。

大知昭

大知昭(おおち あきら)
チヌ釣りトーナメントで輝かしい実績を納めてきた日本を代表するチヌフカセ名人。北海道から沖縄まで日本全国はもとより、香港やタイ、ベトナムなど海外でもチヌを釣り上げている。シマノ磯アドバイザー

『鱗海マスターチューン』独自のラインナップ

NEW『鱗海マスターチューン』のスペック表

鱗海マスターチューン スペック
鱗海マスターチューンラインナップ

今回の『鱗海マスターチューン』(以下:『マスターチューン』)は8機種をラインナップ。これは前モデルと同じ数ですが、大知さんによるとその内容は大きく変わったとのこと。

「目を引くのは、00号、0.4号がラインナップ入りしたことですね。これまで00号は『鱗海スペシャル』だけ、0.4号は『リンカイアートレータ』のみのラインナップでした。それが新たに『鱗海マスターチューン』に加わりました。そして0.8号。これは『鱗海マスターチューン』だけの号数なんです。それらがすべて含まれたことで、これまで以上にスタンダードモデルといえるラインナップになりましたね」

もちろん性能面も大きく向上。一番は「コアブランクス」の採用。よりねじれに強く、粘り強く。そのほかにも「パームフィットシートⅡ」「エラストマーグリップ」など最新技術がふんだんに採用されている。

「スタンダードモデルにここまで盛り込むか!? という印象。そのおかげで(上位機種に採用されていた)00号や0.4号といった号数も実現できたわけだけどね。00号と0.4号を使ってみたけど、廉価版というイメージではなく、それぞれが独立した釣趣になっているよ」

まずは鱗海マスターチューンの特徴を紹介。その後、大知さんによる全8機種の曲げ比べと解説を紹介。

NEW 鱗海マスターチューンの特徴

デザインを一新!

「前モデルは落ち着いたカラーリングだったけど、今モデルは目を引くカラーリング。鱗海スペシャル、リンカイアートレータの雰囲気も感じさせるね」

より強く!コアブランクス採用

コアブランクス

コアブランクスとは、「Xガイド」「パラボラチューンR+」「スパイラルXコア」の3つの機能を高次元で融合させたもの。
「スタンダードモデルでこれが搭載できるのはシマノならではだね」

抜群の食い込み!タフテックインフィニティ

タフテック Xガイド

一般的なソリッドに対して巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現した高強度ソリッド穂先は視認性の高い白塗り塗装されている。
「タフテックインフィニティは強さに目がいきがちなんだけど、穂先でアタリを取るとき、仕掛けを張って食い込ませるときの追従性にすぐれている。鱗海シリーズと相性が抜群だね」

滑らない!エラストマーグリップ

エラストマーグリップ

エンドグリップに滑りにくいエラストマー加工。
「とにかく滑らない。ヒジに添えておけば竿を操作するときも、魚とのファイト時も安心感があるよ」

長時間の釣りも快適!パームフィットシートCI4+Ⅱ

パワーフィットグリップ

段差を付けず、握りやすい形状にリブを設けて滑りにくさも実現。
「マットラバーだからとにかく握り心地がいいね。長時間の釣りも楽々だよ」

次回は、全8機種の竿曲げ&大知昭の解説!

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