チヌフカセ釣り名手 愛用のマキエシャク を紹介! Part①

【釣りぽ編集部】の制作記事。基本的な釣り方や釣り場情報、イベント・キャンペーン情報を中心に紹介。

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フカセ釣りに欠かせないのが『マキエシャク』(マキエ杓)。

狙ったポイントに正確にマキエを投入できるかどうかで釣果に大きな差がでるぐらいに重要なアイテムです。

15名のフカセ釣り名手が愛用しているマキエ杓を2回に分けて紹介します。

第1弾で紹介するのは内海通人さん・大知昭さん・河角直樹さん・木村公治さん・小谷さとしさん・知念友樹さん・中西毅さん・野口真平さんの8名です。

第2弾はこちら『チヌフカセ名手 愛用マキエシャク Part②』

 

湯川杓/武工房

湯川杓は数本所有していますが、全長76cm、グリップがケヤキに白いサメ皮、チタンカップ(小)の穴空きモデルをチヌ釣りではもっとも多用しています。計算されたグリップ形状は握りやすく、サメ皮はとにかく滑りにくい。操作性もよく、マキエのカップ離れのよさによる遠投のしやすさ。すべてが自分のリズムにしっくり合います。代わりはないので、今後も大切に使っていきたい1本です。

内海通人(うつみ みちと)
広島在住。シマノ磯フィールドテスター、マルキユー、ささめ針フィールドテスター


大知杓 昭撃/工房大知A&Y

今年(2021年)モデルチェンジしたシャクです。全長は78cmのまま、グリップをより握りやすく滑りにくくし、ディンプル付きのチタンカップでマキエ離れ抜群です。一番の変更はシャフトの硬さの見直し。マキエをカップ内に押し固めやすい硬さと、振り込んだときに負荷に応じてきれいに曲がってくれるものを採用しました。これでマキエを理想の角度と弾道で飛ばせるので70mの遠投も可能にしています。

大知 昭(おおち あきら)
広島在住。シマノ磯アドバイザー、マルキューアドバイザーほか多数のメーカーよりサポートを受ける。チームアクア所属


ゼロサム 磯 X4 ひしゃく/宇崎日新

いろいろなシャクを使ってきましたが、近年の愛用はこの1本です。65cmと瀬戸内では短めではありますが、軽量で振り抜けがいいのと、チタンカップでマキエ離れが抜群なので、マキエを練り込んでおけば超遠投も可能です。それはシャフトに採用されている高密度4軸カーボンによるもの。しっかり振り込んだときに反発力を生んでマキエを飛ばしてくれます。短めなのは操作性もいいので、手返しよい釣りにも最適です。

河角 直樹(かわすみ なおき)
山口県在住。サポートメーカーはデュエル、マルキユー、宇崎日新、ボナンザ


 

自作杓

全長は1m。カップはダイワ『ロングキャスターチタン4』のチタンカップを使っています。グリップは樫の木。マキエを投げる左手の形に合うように削って漆でコーティング。砂をまぶしてグリップ力をアップさせつつ滑り止めにしています。自作を使うのは、1mという既製品にない長さと手に合うグリップのおかげで無理なく大遠投ができ、かがまないでシャクがつかめるなど腰への負担も軽減できるからです。

木村 公治(きむら こうじ)
広島在住。バトルカップチヌ、銀狼カップ優勝経験を持つ。ダイワフィールドテスター


プロ山元シャク R-800 チタンカップ ボイル用(大)/山元工房

『プロ山元シャク』には多くの種類がありますが、チヌでもグレでも長さが800mm、カップはチタンカップ ボイル用(大=容量23ml)、木製グリップを多用します。シャフトが先調子のためマキエを押し付けやすく、コントロールよく振り抜けるので気に入っています。カップも大きすぎず、穴が大きいボイルカップを使うことで遠投力が増します。特徴的なグリップは太くて力が入りやすいので、遠投に特化したシャクだと思います。

小谷 さとし(こたに さとし)
岡山県下津井沖や四国西南部などでチヌやグレのフカセ釣りを楽しんでいる。ダイワ磯モニター、鬼掛フィールドテスター


チタンヒシャク ダンガン/ガルツ

愛用の理由はシャフトの硬さ。絶妙な硬さでバッカン内でのマキエの圧縮を容易にし、比重も性質も異なるマキエもこのシャフト1つで完璧に対応してくれます。 20ccの高強度チタンカップは、マキエのカップ離れ抜群。長さも75㎝と大変使いやすく、遠投・近投問わず使えます。 グリップもEVA素材の3Dアジャストグリップ採用でしっかり手にフィットするので釣りの疲れの軽減にもなっています。

知念 友樹(ちねん ともき)
愛媛県在住。シマノジャパンカップクロダイ優勝経験を持つ。ガルツテクニカルスタッフ


 

まきーなFINE SPECIALⅡ(丸) 750mm(軟調)/がまかつ

「楽に、遠くに、正確に」がコンセプトのシャクで、オーバースローでのマキエ投入に特化。樹脂カップは形状と溝加工で振りかぶったときのマキエの落下防止とシャク離れのよさを両立。約8度のカップ角度が正面でシャクを振り止めてもマキエが上方30~40度の放物線を描き飛びます。シャフトは胴調子で、先端は硬調という特殊設定で、楽に飛ばせるのに硬い先端がブレを抑えて正確な投入を可能にします。

中西 毅(なかにし つよし)
広島在住。がまかつ、ソルブレフィールドテスター、マルキユー、東レインストラクター、GFG、MFG、ちぬ職人所属


マックフロートマスターⅡ プレミアムチタン 75MS/釣研

シャフトが4軸カーボン巻きでブランクスの捻じれが少なく、マキエの投入精度アップに繋がっています。硬さはS/R(中調子)で、長時間の釣行でも腕への負担が軽減されます。このシャクは釣研FG限定品で現在は販売していないものの、3月発売予定の『マックフロートマスターⅢ』では、ミディアムハードがラインナップに追加。チタンカップ、同様のグリップが採用されており、使用感はもっとも近いものになります。

野口 真平(のぐち しんぺい)
フカセ釣り以外に落とし込みにも精通。徳島県釣連盟第94代名人位。釣研・オーナーばりフィールドテスター、マルキユーフィールドスタッフ。R-freak所属


 

次回はフカセ名手のマキエ杓の第2弾を紹介します。ご期待ください。

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