M1グランプリを初めてTVで見ました。途中から見たとき、ちょうど優勝した組が最終戦前の話をやっている時で、「アッ この人達優勝する!」と直感しました。3組の最終決定戦「たくろう」の選んだネタは米国ビバリーヒルズのネタで、TV見ながら晴れ風をグラスに注ぎながら笑った笑った。緩く爽やかにボケてていいね。
ところでビバリーヒルズのあるカリフォルニア州は世界的レモンの産地。じゃあ、日本の天然レモンの名産地はどこよ?
明治時代に和歌山県より入れたネーブルの苗木にわずかに混入したレモンの苗を、当時の大長村(現在は呉市豊町大長)が試植し成功したのが始まりと言われます。
今では豊島(てしま)の様々な場所で栽培され、美柑運搬用のトロッコのレールが走る島の斜面に実るその鮮やかで瑞々しい球体は、フランスのデザイナー・レイモンド ローウィだって喜んだかもな美しい流線形。この日も港の波止場にたわわになっていました。

12月21日、大長の有志の方のご厚意で船に乗せて頂いて、平羅橋の下で竿を出させてもらいました。
80gのヘッドの名前は「早生オレンジ」。最近になってAmazonで買ったそれに、黒金を縦に半分に切ったネクタイとフックをつけて、「入れていいよ」と言われて投入。ここは、25mの水深がストンと落ちて43mになる海中の壁の様な場所。魚探は海底の地形を綺麗に拾って見せてくれていたが、やがてその上に無数の「サカナ印」を映し出した。
小は12cm、大は90cm超までいる。「真鯛だ!」と直感した。船のオーナーと2人、無言で探ってみる。今日は大潮、しかも上げ潮である。PEが立たないばかりか目の前を轟轟と音を立てて潮が川の様に流れているので、大崎上島行きのフェリーが出ている桟橋の前まで「避難」した。

ここはなんとかPEが立つ。PEが立ってほっとしてしばらくした時、『小継金剛』の鋭敏な竿先が叩かれた。下から5mを探っていたので、「もしかしたらアコウかも……」。水面に来てくるくると弧を描いたのは綺麗な40cm程の真鯛。オーナーが先の四角いタモで掬ってくれました。

フェリーが入るのでしばらく平羅橋の下を流してくれたが、根に『早生オレンジ』をとられて、ほうほうの体で桟橋前に戻る。赤黒のヘッドを付けて落とすと2回程の御触りの後、「ヒット!」。1枚目よりハタキに大人が感じられる。今度は焦らずタモ取りしてもらえたのは、43cmの幅のしっかりした真鯛。
「今度のは少し大きいな」とオーナーも笑顔を見せた。

北東風が音を立ててデカくなって来た。遊漁船が2隻、風を避けてこの水道に入って来て、抜けて行った。このあと、25cmと18cmを追釣したが子供の鯛様達にはお帰り願いました。
アタリは凄くあったけれどバラシも沢山あった今日の釣り。リリース含めて4枚取れたのでとりあえず大満足です。
【旅釣り】しまのcafeきたたに
さてさて今回の旅釣り、ぐるり回って豊浜へ、島の表側へ回ったところに、しまcafeきたたにがあり、事前予約でXmas会を妻としました。ホールケーキを頼んでおいてChristmasチョコケーキとしらすピザ、きたたにさんは朝7時からモーニングメニューもやっていて、ピザトーストとサラダ、これに淹れたての珈琲を付けてこれで乾杯した。
お互いの激忙時間の隙間が埋まって、Merry Xmas2026! 海を見ながら久々のまったりした時間は何よりのプレゼントになりました。貴方も来年是非。




《釣行メモ》
| 取材協力 | オレンジハウス 0823-66-4020 |
| 釣行日 | 2025年12月21日 |
| 潮汐 | 大潮 |
| 満潮 | 10時44分 |
| 干潮 | 16時41分 |
| (呉市) | |
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《使用タックル》
・ ロッド/小継金剛 1.86m(櫻井釣漁具)
・リール/23アドミラ 100XH(ダイワ)
・ライン/ディープワン 0.8号(サンライン)
・タイラバ/2stepTG 80g(START)
・ネクタイ/ブラックゴールド他


