7月上旬、チヌフカセ釣りのエキスパート・塩田孝吉さんが、愛媛県四国中央市の川之江港に釣行しました。ここでは釣り場の状況、釣行の模様とあわせて、使用したタックルやエサについて紹介します。
川之江港は規模の大きな港で好ポイントが点在していますが、人気、実績があるのは沖側にある長波止周辺。ところが、今回、塩田さんがポイントに選んだのは、港の最奥に位置する岸壁周辺。国道11号の近くでアクセスもよく、川之江城跡を眺めながらのんびりと竿出しすることができる釣り場です。
「えっ、こんな場所で? と思われるかもしれませんが、大型も釣れていますよ」と塩田さん。
小さな流れ込みなどもあり、チヌの魚影は濃いとのことで、午前7時頃に実釣開始となりました。
塩田さんの仕掛けとエサ
この日の道糸はファゾム『ブルーモデル』の2号、ハリスは同『レベル(LEVEL)』の2号を選択。道糸、ハリスともに強くて扱いやすく、塩田さんは磯に釣行するときやトーナメントでも愛用しているモデル。
足場のいい港内とはいえ大型が有望なポイントで、周囲には障害物もあることを考慮したタックルセレクトです。
ウキはチヌの名手・大知昭さんの「工房大知A&Y」のオリジナルカン付きウキ『大知A&y』を使用。
マキエは、『チヌパワーダッシュ』『ニューチヌパワーダッシュ』『M.S.P(S)レッド』(いずれもマルキユー)を使いました。
付けエサは『食い渋りイエロー』と『高集魚レッド』(いずれもマルキユー)。塩田さんは2つを混ぜ合わせたものを多用。
1投目からチヌヒット!
1投目は竿下よりもやや沖目に投入。仕掛けがなじむとアタリが出てウキがゆっくりと海中に引き込まれました。狙いのサイズではなかったものの塩田さんはあっという間に本命を攻略! 幸先のいいスタートとなりました。
この日の1匹目。1投目からヒットしました!
このままチヌが連発かと思われましたが、この日は予想外に潮の動きが鈍く、チヌの反応が出ない時間が続きました。それでも塩田さんは集中力を切らすことなく丁寧なアプローチを繰り返してチャンスをうかがいます。そして、潮の動いたタイミングに出るアタリを逃さずに竿をしならせて、順調に釣果を伸ばしました。
そしてサイズアップに成功! 短時間の釣行ながら、足場のいい市街地の釣り場でチヌの引きを堪能していました。
この日は夏チヌサイズも混じりましたが、塩田さんはサイズアップとなる40㎝クラスの良型もキャッチ。短時間の釣行ながら複数の本命を釣り上げてくれて、川之江港のポテンシャルを実感する釣行となりました。
《釣行メモ》
釣行日 | 2024年7月6日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 10時45分 |
干潮 | 05時23分 |
(伊予三島/四国中央市) |
《使用タックル》
竿 | 極翔 硬調 黒鯛0.6号530(シマノ) | |
リール | BB-XハイパーフォースC2500DXG(シマノ) | |
道糸 | ブルーモデル2号(fathom) | |
ハリス | レベル2(2号)(fathom) | |
ウキ | 大知A&y 2B(工房大知A&Y) | |
ハリ | 勝負ちぬ ネリエ&コーン 2号(金龍鉤) |