今回は5年ぶりに北海道知床半島沖のウトロの船サケ釣りに行きました。
釣り方等細部については、私のブログの方で紹介していますのでこちらを参照して下さい。
今回は、常呂町を拠点とする「第58星流丸」さんにお世話になりました。
9月のこの秋のサケ釣りの期間だけ、知床のウトロに船を移動させています。
この釣りは、9月限定の釣りで、ライセンス制で1人10匹までの制限が付いた釣りとなっています。とても人気のある釣りで、1年前から予約を入れている人が多いです。
釣り場のポイントは、港から40分程走った場所ぐらいで、知床半島の先端付近にも行くことがあり、時折野生のヒグマを船から見ることができます。
釣行当日は3時50分に集合し、荷物を積み込んですぐに出港しました。
この時期のサケ釣りでは、次々と港に船が接岸してきて荷物を積んですぐに出港という流れができており、釣り客は港の船をつける場所に荷物を集積し、すぐに乗れるようにしています。
駐車場も釣り人の多さから、サケ釣りの客専用の駐車場があり、誘導員の人も配置されています。
当日はまず、港から出て40分程走った水深が80m程の所でスタートしました。
釣りを開始してしばらくするとアタリが来て、電動は高速で巻き上げをかけつつアワセを入れると意外と軽い。「思い何だろうか?」と思っていると、小型のエゾメバルが付いていました。
ウトロのこのサケ釣りでは、掛かったら電動の高速巻きが必須です。
その理由は、サケが掛かると横走りするため、他の人の仕掛けを巻き込んだオマツリするからです。手巻きリールはこの釣りでは厳禁となっています(小型の巻き上げ能力の低い電動もダメ)。
その後、隣で釣っていた釣り友のS氏にサケがヒット。上がってきたのは4キロ程のオスのサケでした。
今回は艫からポイントに入っていくような流し方だったので、ミヨシの私にも他の人にヒットした後に来るかなと思っていたら、待望のサケがヒットしました。
久しぶりのサケのアタリに驚きつつも、しっかりとフッキングさせて上げてみると釣り友の上げたサイズと同じく4キロ程のサケでした。
その後も同じサイズを追加し、食いが渋くなったので移動しました。
移動先ではフグの群れがいたため、エサがすぐに取られる、そしてフグはよくヒットするがサケは全く食わないという状況。
しかも大雨が降ってきて、「釣れない」、「びしょぬれ」、「寒い」という最悪な状況で、ずっと粘ったものの、その間、たまたま1匹だけ釣れただけで、非常に食いが渋く、沖上がりとなりました。
久しぶりのサケ釣りで、前の釣行では定数達成できたので期待していましたが、フグの多さとサケの渋さで釣れなかったです。しかし、釣り友のS氏と釣りに行くという本来の目的を達成でき、ボウズを回避できたので良かったです。
心残りは、2人とも釣ったのがオスのサケのみで、メスがいなかったのが少し寂しかったです。(これはイクラ狙いだったからで、オスは身が非常に美味しいです。)
ウトロのサケ釣りは不発でしたが、来月の苫小牧沖のタイラバではきっと釣れるだろうと思い、また北海道の釣りを楽しみたいと思いました。
《釣行メモ》
釣行日 | 2020年9月18日 |
潮汐 | 大潮 |
満潮 | 15時26分 |
干潮 | 09時38分 |
(羅臼) |
《使用タックル》
竿 | スタンディングディープ 195S | 剛樹 |
リール | 19シーボーグ800MJS | |
ライン | PE6号+ショックリーダー110lb | |
ハリス | フロロ20号(ハリス)、ナイロン24号(幹糸) | |
ハリ | アキアジ専用フック | |
ルアー | 専用タコベイト付毛鉤 |
《エサ》
サシエ | ソウダガツオの短冊(サイコロサイズに小さく切ったもの)、サンマの短冊 | |
マキエ |
北海道のサケ釣りでは、エサにカツオやサンマの他にいろんなエサを使う人もいて、かつそれらのエサにニンニクや食紅、エビ粉を付けたりして独自のブレンドしたエサを持ってくる人も多いです。
いろんなエサがありますが、これと言った正解がないのがサケ釣りの不思議です。
なお、この時期は、陸からもサケ釣りを楽しむ釣り人が多いためか、どの河口周辺の砂浜や港でも、釣り人によるトラブルが多発しています。
北海道外から来る人は、船からの釣りはおススメします。北海道のこの陸からのサケ釣りは、この釣りに慣れている人と行く以外は、トラブルにあうため行かないことをお勧めします。
特に、北海道外の人にはあまり認識がないのですが北海道には釣りのルールブックがあり、これを知らないで釣りをしたため、警察に密漁として逮捕される人が毎年かなりの数がいます。(ニュースや新聞でよく報道されます。)
一応、私の釣りブログで北海道の各地の釣行の際の注意事項については紹介していますので、必要な方は参照して下さい。